連城究
れんじょうきゅう
1987年生まれの中学3年生(単発ドラマでは中学1年、連続ドラマでは中学2年)。身長162cm、体重53kg。おひつじ座のO型。一人称は原作・アニメでは「オレ」、ドラマでは「僕」。
フルネームは物語の終盤まで出てこず、自己紹介の際も「キュウ」としか名乗らなかったため、皆からは「キュウ」と呼ばれていた。
学校の勉強はまるでダメだが、推理力は高く、特に発想の柔軟さと観察眼の鋭さは際立っている。
幼少時に誘拐された事があり、その時に助けてくれた「探偵のおじさん(連城暁)」を慕って探偵を志し、DDSに入学した。夢は「世界一の探偵」になること。
連城にもらった「探偵心得帳」を何よりの宝物にしている。
性格は明るく天真爛漫でメグに好意を持っており、またその性格がリュウの心を開くきっかけとなった。好奇心が強く謎があると突っ走ってしまうことがある。食欲も旺盛。
彼の腕時計は何故かよく止まってしまうため、待ち合わせの時間に遅刻したり、あるいは逆に早く着いてしまうことがよくあり、その度に心理トリックや時間差トリックに引っ掛かったと誤魔化す。
推理は物的証拠や状況証拠よりも人間の心理から推理を始める傾向がある。
これは連城暁と同じ傾向であり、彼の言葉と探偵心得帳の教えを反芻するうちに同じタイプの探偵になっていった。
ネタバレ注意!!
金田一同様に、母親は1話から登場していたが父親は登場しなかった。
前例もあった為、読者は家族構成についてあまり疑問を抱かずに物語を読めていたが、彼の母親が団守彦の元を訪れ、知り合いであった事が明かされたことをきっかけに過去が描かれた。
誘拐されたキュウを助けてくれた探偵のおじさん・連城暁こそが彼の父親だったのだ。
連城は団の助手であり、信頼する右腕だった。
だからこそ、妻子に敵(冥王星)の魔の手が伸びることを防ぐために、極秘裏に結婚。父親であることを明かすことが出来なかったのだ。
連城自身は、物語以前に起こった冥王星との戦いで命を落としている。
なお、連載最終回に「連城」を名乗るまでは、母方の姓で生活していたが、その姓については明かされることはなかった。
上着を腰に巻いたラフな服装を好んでおり、演者のイメージに合わせるためか一人称が「僕」に変更されている。こちらでの決め台詞は謎が解けた時に使う「犯人、分かっちゃった!」
基本的な性格は原作と変わらないが、ボケることが多かった原作と比べて、原作より癖が強くなっている周囲のメンバーに振り回されたりツッコミを入れるなど常識人寄りとなっている。
映画が趣味だったり、女子の可愛い服装に動揺するなど年相応の反応を見せる。
単行本第1巻にはおまけページとして「団探偵学園 特別クラス募集要項」という企画が掲載されているのだが、そのページではところどころ不自然に赤字になっている箇所がある。
その字のみを読んでいくと、「キ由のなま得をかんじで変クト究だよ」=『キュウの名前を漢字で書くと「究」だよ』となり、思わぬ所で伏線が張られていたのである。