概要
ホームズ・フリーク殺人事件とは、江戸川コナンが解決した事件のうちの一件。
お馴染みの推理シーンも毛利小五郎ではなく、この話で再登場した服部平次を眠らせている。
しかし服部が途中で目を覚まし、下手くそな関西弁を聞いた事からコナンの正体が工藤新一だと見破られ、真実を知る人物が増えるきっかけにもなった。
犯人の動機がしょうもない事でも有名。
同人イベントが充実し出した現在では、犯人は設定が気に入らないという理由でその同人誌を出版したサークルを殺害した大人気ないカプ厨や原理主義者に例えられる事が多いがだいたいあってる。
ちなみに服部はコナン(新一)とは違ってコナン・ドイルよりエラリー・クィーンの作品を好んで読んでいるらしい。
また、作品名を「そして誰もいらなくなった」と間違えていたものの後のシリーズでの発言と合わせて小五郎はアガサ・クリスティが好きなようである。一階のテナントもクリスティ関連だが、姿を見せないマスターとは趣味が合うという事だろうか?
あらすじ
シャーロック・ホームズやコナン・ドイルのファンが集まるツアーに応募し、見事当選したコナン。蘭と小五郎もそれに同伴する。 そしてペンションにて新一に会うためにやってきた服部平次と合流する。
ツアーでは、予選のホームズカルトクイズ1000問に990点以上正解すると、翌日の夕食で難問推理クイズに参加でき、 推理クイズに全問正解できたらホームズが初めて世に生まれた『緋色の研究』の初版本が貰えるという企画が行われていた。
コナンは早速クイズを解き続け、翌日の答え合わせを待つ。 しかし、オーナーは現れず、待つことに飽きた参加者は一人、また一人と自室に戻ってしまう。
深夜になりオーナーの乗る車が現れたのを発見。 ようやく推理クイズが始まるかと思いきや、走る車は崖に向かって加速していき、コナンや平次が止めようとするもオーナーごと崖から落下し爆発してしまう……。
事件関係者
人物 | 声優 | 備考 |
---|---|---|
金谷裕之 | 川久保潔 | ペンション「マイクロフト」のオーナー。51歳 |
藤沢俊明 | 岸野一彦 | 駅員。ツアーの参加者の一人であり、金谷オーナーの知り合い。47歳 |
戸叶研人 | 鳥海勝美 | 大学生の推理研究会会長。ツアーの参加者の一人。22歳 |
大木綾子 | 日野由利加 | 戸叶と同じ推理研究会の会員で彼の恋人。ツアーの参加者の一人。21歳 |
川津郁夫 | 宇垣秀成 | 高校体育教師。ツアーの参加者の一人。25歳 |
清水奈々子 | 佐藤しのぶ | 図書館司書。ツアーの参加者の一人。24歳 |
戸田マリア | 一城みゆ希 | 占い師の女性。ツアーの参加者の一人。43歳 |
岩井仁美 | 岩井由希子 | ペンション「マイクロフト」の従業員。24歳 |
戸田マリア役の一城氏は後にFBI捜査官のジョディ・スターリングを演じる。
また、ペンション名の「マイクロフト」とは、ホームズの兄マイクロフト・ホームズが由来。