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CV:種﨑敦美


概要編集

八丈島沖に建造されたインターポールの海洋施設「パシフィック・ブイ」で働く19歳のシステムエンジニア。

イタリア人の父親と日本人の母親を持つハーフだが、アメリカ合衆国ボストン育ちで同国の国籍を持つ。

両親は共に存命で、父のマリオ・アルジェントはEU議会の議員を務めている。

そのおかげで、パシフック・ブイはユーロポールの防犯カメラと繋げられた。


過去編集

以下、映画のネタバレにつき注意

実はボストンにて、宮野志保と同じ小学校に通っていた。

当時は東洋系が珍しかったからか、他の子供たちから陰湿なイジメを受けており、それに立ち向かうこともできず泣いていたが、ある日スクールバスの車内で差別を受けていたところを志保に救われた。

結果、イジメの矛先が志保に移ったことで自分は助かるも、またイジメられることが怖くて助けることができなかった申し訳無さと後悔から「人種や年齢による差別を無くしたい」という夢を抱き、若くしてインターポールにスカウトされる程のエンジニアへと成長した。

原作の「イチョウ色の初恋」にて灰原が語った「米国にいた頃、東洋系の容姿が原因で嫌がらせを受けていた」というエピソードは、このことを指している。


現在編集

老若認証システムを完成させた当時、黒ずくめの組織のメンバーであるピンガから莫大な報酬と引き換えに、システムの独占使用と改良をメールで打診されたが、すでにインターポールでの運用を決めていたため断っていた。しかし、諦めてなかった組織が派遣したバーボンベルモットによって「パシフィック・ブイ」から拉致され、さらに自身のペンダント型USBメモリに保存していた「志保と灰原哀を老若認証で同一人物と判定するスクリーンショット」を見られたことで、コナンたちまでも巻き込むことになる。


ちなみにこの画像は、老若認証システムのテスト運用のため日本警察管轄の監視カメラにアクセスさせてもらった際、志保を思いついて、会って謝りたいと小学生の頃の写真を使って調べた際に見つけたもの。志保が見つかり飛んで喜ぶのもつかの間、昔の志保にそっくりな少女(灰原)の画像もヒットしてしまい、どういうことなのか分からなかった。さすがに志保本人、とは想像もできずいた。そして同じく拉致されてきた灰原と潜水艦で対面した際にもこの疑問を解消できなかった(APTX4869の存在や志保が幼児化した経緯などは当然知らない。18歳前後のはずの志保に7歳程度の子供がいるのはあり得ないが、よく似ていて思わず「あなた、志保の娘?」と聞いた)。


なお、志保(灰原)は直美のことをほとんど覚えていなかったものの(テレビで直美が紹介された時に既視感は覚えていた)、元を辿れば自分と関わったせいで組織に目をつけられたことになるため「彼女が巻き込んだのではなく、私が巻き込んでしまった」と罪悪感に苛まれた。


中盤、再度のシステムの改良をウォッカに打診されるが首を縦に振らず、ドイツにいる父がコルンによる狙撃の被害に遭い、みんな自分のせいだと自責の念に駆られ泣き続けた。その後、灰原に脱出を持ち掛けられるも無茶だと諦めていた。しかし灰原の「子供の言葉や行動で、人生が変わることもある。私はそれを体験して変われた。だから、私を信じて、直美!」という発言に励まされ、彼女と陰ながら手引きした水無怜奈キール)のおかげで潜水艦からの脱出に成功する。海中まで探しに来ていたコナンに発見され、パシフィック・ブイに帰還するが、その後間もなくしてパシフィック・ブイは魚雷により沈められ、自身は残っていた職員たちと共に海上に脱出した。


事件終息後、銃弾が辛うじて急所を外していたため父が意識を取り戻し、家族を喪う最悪の事態は回避された。

そして、インターポールの施設は日本以外の国に置くことが決まり、直美は情報非公開となっている次の国に旅立つことに。羽田空港に見送りに来た灰原に謝罪とお礼を言い、保安検査場へと向かうその途中、直美は振り返った。

「また会えて嬉しかったわ……志保」と微笑み、その顔に灰原はかつて助けた少女を見る。そして直美の姿が見えなくなるまで見送った。

いつ灰原が志保本人である事に気づいたのか、はっきりとした描写は無い。しかし、潜水艦で再会した直後、直美は「志保」という名前しか言っていないにも拘らず「宮野志保なんて知らない」と灰原が無自覚に答えたことから、一連の流れで真実に辿り着いたのかもしれない。

本人が明かさなかったこともあり、自分の心の内に留め深く追求はしなかったようだ。


直美が開発した『老若認証』は、顔の骨格から若返りや老化を計算し、その顔をCGを作り、合致する顔を『顔認証』で探すというもの。世界中の警察が持つ防犯カメラから、長期の逃亡犯や誘拐の被害者を捜索できると期待されていた。解剖学と統計データで計算するAIを使っているらしい。その精度は小学生の頃の志保の写真から、18歳の志保と灰原の画像を検出させたり、江戸川コナン正体も暴いたほどだが、ベルモットが様々な年代のシェリーそっくりな人物に化けたことで、ラム達に「(人物認証の粗い)欠陥システム」と思い込ませた。これにより、灰原とシェリーは別人だとされ、難を逃れた。そして直美も、組織は老若認証への興味を失ったため、今後狙われることもないだろう。


余談編集

  • 姓の「アルジェント」(Argento)はイタリア語で「」を意味する(ラテン語で「銀」を意味するargentumが語源)。
  • 公開当初は年齢が不明だったが、少年サンデーS 6月号付録の劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』[魚影の書]にて19歳であることが判明した。
  • CVを担当した種﨑女史は2014年に『まじっく快斗1412』で桃井恵子を、『コナン』本編では2022年のアニメオリジナル回(第1066話「死が二人を分かつまで」)にゲストで1度出演しており、今回が3度目の青山剛昌作品出演となる(2022年の出演が今回より後の収録の可能性もあるが、発表順でのカウントとする)。
    • 本作のキャストの中では唯一、監督からのオファーで直美を演じることになった。
  • 近年活躍する種﨑氏が演じる為か、「葬送のフリーレン×ZIP!待望のアニメ化!魅力解剖SP」においてフリーレン役の種﨑氏を紹介するコーナーではアーニャダイと共に紹介される等メディアでは種﨑氏の演じた代表キャラとして扱われることが多く、映画オリジナルキャラとして破格の待遇を受けている。
  • 映画オリジナルキャラクターのため今後原作に登場するかは不明だが、2023年5月5日の「立川監督ティーチイン付き舞台挨拶」において「先生が気に入ってくれたら原作に出してくれるかも」と語られている。

関連項目編集

名探偵コナン 黒鉄の魚影 劇場版名探偵コナン

灰原哀 宮野志保


金潟すぐみ:『アリス・ギア・アイギス』の登場キャラクター、名前の漢字表記と担当声優が同じ。

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