概要
元プロレスラーのアントニオ猪木のパフォーマンスの一つ。得意技の一つである張り手をお見舞いする。打つ前には「ダアッ!」と気合を入れたり「歯ぁ食いしばれ!」と予告したりする。
発祥には諸説あるが、大まかには以下二説。
- 予備校に特別講師として呼ばれた際、余興で学生に『自分へ腹パンチをやってみろ』と言ってやらせてみたところ、予想外に良いパンチがきたので(その学生は少林寺拳法の有段者だった)つい反射的にビンタしてしまった。一瞬、場が凍り付いてしまったものの、猪木の大ファンであった学生は憧れの生ビンタを貰えてむしろ感激し「ありがとうございます!」と一礼。これがウケてテレビ番組などでも求められるようになり、やがて持ちネタと化した。
- 後年のインタビューを見る限りでは、猪木自身はこちらのエピソードを発祥として認識している。
- この学生はその後東大に合格したとまことしやかに語られているが真否は不明。
- 「時は来た」発言の裏で、猪木にインタビューしていた当時テレビ朝日所属の佐々木正洋アナウンサーの、「もし負けるという事があると、これは『勝負は時の運』という言葉で済まない事になりますが……」というネガ発言を2回繰り返し(放送では1回目はカットされている)、これに切れた猪木が『出る前に負けること考える馬鹿いるかよ!』という怒声ともにマジで佐々木アナを引っ叩いた事から起こった。
- この後、猪木が『出てけ!! コラ!!』と怒鳴ってインタビューが終わる。因みに佐々木アナウンサーは翌日首に異変を感じた為に病院で検査した所、軽いむち打ちと診断された)。
- ちなみにこの日の試合ではあの有名な「1、2、3,ダァーッ!」も生まれている。仮にこちらが発祥であれば、この日は「闘魂注入」「時は来た」「1、2、3、ダァーッ!」が同時に生まれた記念すべき日と言える。
関連タグ
和田竜二…騎手、ズブい馬(レースなどではスパートがかかりにくい)をうまく走らせるようにムチを打つさまを闘魂注入と称されることもある。