概要
主にボクシングなどの格闘技や緊縛モノなどの画像で良く見られる。
フィクションでは腹を殴って気絶させる場面がよく出てくるが、これは腹部に存在する筋肉の隙間である鳩尾(みぞおち)を狙って横隔膜を圧迫させ、呼吸困難に陥らせて昏倒させるという方法である。
的確に鳩尾を狙えない場合は、気を逸らせたり不意を突く等の方法で腹筋の硬直が緩んだ瞬間を狙う。
格闘技でボディーブローを食らってダウンした時は正にこの状態であり、うめき声も挙げられず悶絶しながら崩れ落ちるしかない。
人体の中で腹部は骨格に覆われていない比較的脆い部分にもかかわらず、その下には各種消化器官(女性ならば生殖器)など重要な臓器が在るため、急所の一つともされている。
腹を殴られると十分な腹筋や脂肪が無い限り、その衝撃は各種臓器にダメージを与え、立って居られなくなるほどの激痛や消化器官痙攣などによる嘔吐や失禁、最悪の場合は臓器不全や内臓破裂に至り、致命傷になりかねない。