概要
第四次忍界大戦において、はたけカカシが、オビトとの戦いで放ったセリフ。
神威の能力で自分の肉体を部分的に専用の時空間に飛ばすことで、あらゆる攻撃をすり抜けることができるオビト。
だが、「別時空にいる状態からの回避はできない」という弱点を看破され、まずは同じ空間に飛ばせるカカシの神威で攻撃を被せることで攻略。
しかし、神威を連発したカカシはチャクラの限界に達し、この戦法は続けられなかった。
そんなカカシを「クズカゴに入ってろ」と(チャクラ切れでは脱出できない)神威の時空間に閉じ込めてしまおうとするオビトだったが、その時、ナルトの身体を借りた九喇嘛が突然カカシをオビトに投げつけ、咄嗟に反応したオビトによって本当に吸い込まれてしまう。
だがオビトのこの判断が間違いであり、カカシが時空間内部で待っていれば、いちいち神威を使わずとも、転移してきた瞬間を狙って攻撃を加えることができるのだ。
状況が飲み込めないまま戦闘を続行したナルトの攻撃を腹部だけ転移してかわすオビトであったが、その瞬間に吐血。
退避したオビト(の腹)は、時空間内部に潜むカカシによって腹パンを食らってしまったのだった。
オビト「!!?」カハッ
ナルト「……!?」
メリメリ
カカシ「能力のネタが分かってる分注意してれば反撃できる…」
「さらにもう一発」 ズン
さらにもう一概要
これがネタとして盛り上がった理由は、
- せっかく一発入れられるチャンスで攻撃が腹パン
待ち構えてたんだから雷切でもぶち込んどけよという話である。(枯渇したチャクラは九喇嘛に回復されている)
ただ、カカシとの1対1になった後でオビトが「オレを殺ろうと思えば殺れたはずだ」と殺意の欠如を指摘しており、そこで「さらにもう一発」もバッチリ回想されているため、作中でもツッコミ済みの事柄ではある。
なお、腹パンで吐血しているのはリアルに考えると結構大ダメージである。
- 「さらにもう一発」
狙えるうちに追い打ちを加えることは悪いことではないが、説明を挟んでから(腹パンで)追い打ちという流れや何より「さらにもう一発」という作業感のあるワードチョイスがなんとも味わい深い。
アニメでは公式字幕が「更に もう一発!」になっており、声優の演技も感情を込めたものになっている。
- 絵面
人間の腹だけが浮かんでいるところに真剣にパンチを叩き込んでいる図はさすがにシュールと言わざるを得ない。
アニメでも一通り忠実に再現されたため、案の定シュールなことになっていた。
ちなみに英語訳バージョンでは「ANOTER ONE.」というセリフになっており、こちらも一部ナルトス民から人気がある。