概要
木ノ葉隠れの上忍、はたけカカシが契約を交わした八匹の忍犬たち。
犬塚キバと常に行動を共にしている赤丸に対し、カカシの忍犬たちは時空間忍術の一つである口寄せの術で必要に応じて複数及び単体で呼び寄せることが可能。
また赤丸と異なり人語を解し、喋ることが可能で、特にパックンは知性が高く下忍の指示なども行う。
八匹とも木ノ葉の額当てを身に付けており(パックン、ブル、グルコ以外は首に巻く)、「へのへのもへじ」の描かれたお揃いのちゃんちゃんこを着ている。
自来也と契約した妙木山の蝦蟇、大蛇丸が使役する龍地洞の蛇、綱手が呼び寄せる湿骨林の蛞蝓のように、カカシの忍犬たちもまた何らかの秘境に生息しているのか、忍犬たちを介して仙術を習得することも可能なのかどうか不明。
メンバー
名前 | 声優※(中の人繋がり) | 特徴 |
---|---|---|
パックン | 辻親八 | パグ犬風の忍犬で、カカシが最も信頼している。八匹の中でも一番小柄だが司令塔のようで、ブルの上に乗って仲間に指示を出す。額当てはバンダナ風。 |
ブル | ブルドッグを連想する容貌。八匹の中で一番大型で、成長した赤丸と同等かそれ以上の大きさ。人を運ぶことが可能。額当ては右前脚に腕章のように着けている。 | |
ウルシ | 近藤隆(鬼灯水月) | 三白眼で、前髪のあるカーキ色の忍犬。名前の元ネタは恐らくウルフドッグ。 |
シバ | 日野聡(サイ) | モヒカン風の黒い前髪がある灰色の忍犬。目が特徴的な真ん丸。名前の元ネタを恐らく柴犬 |
ビスケ | 川田紳司(油女シノ) | 「忍」の文字が額に刻まれたキャラメル色の忍犬。名前の元ネタは恐らくビーグル。 |
アキノ | 何があっても絶対に外れないサングラスをかけた忍犬。名前の元ネタは恐らく秋田犬。 | |
ウーヘイ | 東條加那子(香燐) | 包帯を頭部から首にかけて巻いている細身の忍犬。 |
グルコ | 水樹奈々(日向ヒナタ) | 糸目の忍犬で、頬に三本線の髭模様がある。額に額当てをしている。名前の元ネタは恐らくビーグル。 |
※パックン以外はナルト疾風伝240話(アニナル通算460話)における、キャスト。
NARUTO SDにも登場するが、パックン以外の声優は不明。
また、ウルシがテンテンにウハシと呼び間違えられていたが訂正していない。
※パックン以外のメンバーは何処となく主要登場人物たちを髣髴とさせる特徴を持っている。
技
口寄せ 土遁 追牙の術 | 記念すべき初登場時の技。八匹の忍犬たちを口寄せし、地下から嗅覚を頼りに敵を噛み付かせて、拘束する。様々な忍術をコピーしてきたカカシのオリジナルの技の一つ。 |
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鶴翼の陣 | アニメオリジナルの技。ブルに乗ったパックンの号令のもと、残りの六匹の忍犬が四方同時に飛び込んで、敵の四肢に噛み付く。 |
法円の陣 | アニメオリジナルの技。円状に配置して対象を囲む。アニメではパックンを乗せたブルを中心に、他の六匹の忍犬たちが囲った。 |
忍犬忍法 砂塵の舞 | アニメオリジナルの技。脚で地面を高速で掘り、塵を巻き上げて身を隠すと同時に敵の視界を遮る。 |
犬壁の陣 | アニメオリジナルの技。ブルを中心として全員が陣を組み、タイミングを見計らって散開して挟み撃ちで攻撃しに来た相手を陽動させる。相手の態勢が整う前に空かさず攻撃に移る。 |
忍犬忍法 犬毛分身 | アニメオリジナルの技。パックン単体の技で、身震いで飛び散らかした毛を媒介に実体のない自分の分身を作り出す。砂塵の舞とコンボで使用。 |
ナルト疾風伝240話(アニナル通算460話)にて、キバと赤丸との対決でオリジナルの技を披露している。
余談
作中、少なくともカカシが暗部に配属される以前から口寄せ契約を交していた描写があり、ミナト班のチームメイトであったのはらリンの匂いを覚えているとコメントしていることからカカシが12歳で上忍に昇格した頃には契約を交わしていたことが窺える。
二次創作などでは、八忍犬は元々「木ノ葉の白い牙」と謳われたカカシの父、はたけサクモと契約を交わした口寄せ動物として扱われ、幼少期のカカシと交流がある様子が描かれることもある。
関連イラスト
関連タグ
南総里見八犬伝(NARUTOには、南総里見八犬伝由来と思われる設定が他にもある)