「それは金を賭けた時だ… 命を賭けた時は別だ だから今まで生きている」
プロフィール
忍者登録番号 | 002302 |
---|---|
誕生日 | 8月2日 |
星座 | 獅子座 |
血液型 | B型 |
身長 | 163.1cm(50歳)→54歳、55歳 |
体重 | 48.9kg(50歳)→54歳、55歳 |
性格 | 短気、賭け事好き |
好きな食べ物 | 鳥のささみ、お酒 |
嫌いな食べ物 | レバ刺し |
戦ってみたい相手 | うずまきナルト |
趣味 | 賭け事 |
CV | 勝生真沙子(幼少期:七緒はるひ) |
※名前について
五代目火影・綱手のこと。原作中では木ノ葉隠れの里の創設者である初代火影、「初代火影(千手柱間)の孫」としか明かされなかったため、下の名前しかわからなかった。木ノ葉隠れでは基本的に女性は夫の姓を名乗るため、「綱手の母親」(故人)が「柱間の娘」であれば姓は不明になるのだが、番外編の『ロック・リーの青春フルパワー忍伝』にて年賀状の宛名に「千手ツナデ様」とあったため、恐らくこれが公式のフルネームと思われる。
概要
初代火影・千手柱間の孫に当たり、木ノ葉隠れの里における伝説の三忍の一人。共に三忍に数えられる自来也、大蛇丸とは三代目火影・猿飛ヒルゼンを師匠とするチームメイトであった。
「病払いの蛞蝓綱手姫」「木ノ葉のナメクジ綱手姫」などの異名をとり、他里にも知れ渡っている医療忍術のスペシャリスト。
木ノ葉崩し編の後、相談役と自来也の推薦を受けて戦死した三代目の跡を引き継ぎ五代目火影に就任する。
来歴
初代火影の初孫
千手柱間の初孫として生まれ、「初孫だったんで果てしなく甘やかした!!」と柱間が断言する程に可愛がられ、柱間の趣味のギャンブルも覚えてしまった。三代目火影の孫である猿飛木ノ葉丸が“お孫様”呼びされると同様に、“綱手姫”と称される。他里の者からは“綱手姫”の他、蛞蝓を口寄せするため“なめくじ娘”や“なめくじ姫”とも。
千手一族であることは紛れも無いが、現在も千手姓かどうかは不明。
また、柱間の妻であるうずまき一族のミトの孫に相当する筈だが、赤髪でなかったり、初孫の綱手が生まれた時にミトが30代であったりするので、ミトとは血の繋がりは無い疑惑、即ち柱間には他に妻がいた説がある。
しかし、柱間たちが生きた時代は平均寿命30歳の戦国時代だったため早くに結婚した可能性はある。
尾獣の九尾、九喇嘛の人柱力となったミトは人柱力となってから出産を最低一回経験しているとされるが、九喇嘛の人柱力の子供にはうずまきナルトのように頬に髭のような痣が出来き、孫のうずまきボルト・ヒマワリにも痣が現れていることからも柱間とミトの子供である綱手の親はミトが人柱力になる以前の子供であると考えられる。
師匠とチームメイト
6歳で忍者学校を卒業した綱手は大叔父の二代目火影、千手扉間の弟子であり後の三代目火影、猿飛ヒルゼンを担当上忍としたチームに編成された。
自来也とは良く喧嘩した仲であり、また何度も交際を迫られたが、「…ありえないな…断る!」と断言したり、殴り飛ばしたりと長年フリ続けてきた。だが決して嫌っているのでなく関係は良好。雨隠れに赴く前に「お前にまで死なれたら…」と沈んだり、亡き後は席を離れて一人になると泣いたりと大切に思っていた。
大蛇丸との間柄はあまり描かれてないが、大蛇丸死亡(と思われていた)後に過去を懐かしみ、無限月読で大蛇丸もいたりなど敵対していたが仲間意識は消えてなかった様子がうかがえる。家族を失った者同士だからか大蛇丸に「あいつの事は私が一番良く知ってるわ」と称されていた。第四次忍界大戦で再会した大蛇丸が少し変わったことに気づき、「もっと早くそうなってくれたなら自来也も死なずに…」と零した。
ヒルゼンが口寄せ動物と契約を交わしていたためか、彼女自身も大蛞蝓のカツユと契約を交わしている。ただし、千手柱間が仙術を使えることからカツユが元々千手一族ないしうずまき一族と契約を交わしていた可能性もある。
最愛の弟とその死
作中綱手の両親の描写はなく、12歳年下の弟の縄樹と共に二人で生きて来た。
祖父と両親を亡くし、祖母は人柱力として隔離されていた綱手にとって縄樹はたった一人の家族であった。
綱手は年の離れた弟を可愛がっており、火影になることを夢に見ていた弟の12歳の誕生日に初代火影・祖父の形見の品であるネックレスをプレゼントした。
しかし折しも第二次忍界大戦の時勢、誕生日の翌日に縄樹は戦死した。
身内でも見分けがつかない程に惨殺された弟の身元が判明したのはネックレスが手掛かりとなったためだった。
綱手はこの弟の身に起きた悲劇から医療忍者を志すこととなる。
綱手の祖母、ミトの額に「百豪の術」の痣があるため祖母から医療忍術の手解きを受けたものと思われる。
最愛の恋人とその死
第二次忍界大戦が続く中、綱手は師匠であり三代目火影となったヒルゼン及び水戸門ホムラ、うたたねコハルらご意見番にスリーマンセルに医療忍者を加えるスタイルの必要性を訴える。
戦時下に医療忍者の育成は困難と難色を示された中、綱手の意見に賛同してくれたのは加藤ダンであった。
戦争で妹を亡くしたダンと弟を亡くした綱手は惹かれ合い、戦乱を治め大好きな里や仲間たちを守るために火影を目指していたダンに綱手は初代火影のネックレスを託した。
しかし、医療忍者である綱手が同行する小隊で行動していた折にダンは腎臓を吹き飛ばされる大怪我を負い、綱手の賢明な治療も空しく息を引き取る。
この時のショックから綱手は医療忍者としては致命的である血液恐怖症に陥ることとなった。
物語終盤にて、穢土転生されたダンに間一髪のところを助けられ、つかの間の再会を果たす。
伝説の三忍
第二次忍界大戦時代、並ぶ者のない戦闘術と医療忍術で木ノ葉の勝利に大きく貢献。
多大なる戦果を挙げた他、自来也、大蛇丸と共に当時の雨隠れの長・山椒魚の半蔵と戦ったことでも知られる。
半蔵は木ノ葉隠れの勝利と見極め、三人に止めを刺さず木ノ葉の三忍の名を与えた。
しかし最愛の弟と恋人を亡くした哀しみから里を離れ、ダンの姪であり同じく医療忍者であるシズネを付き人として連れてあてもなくギャンブル続きの放浪の旅をすることとなる。
ナルトとの出会い
大蛇丸の木ノ葉崩しにより、師匠であり三代目火影である猿飛ヒルゼンが死亡。
それに伴い彼の弟子である自来也に五代目火影の推薦が出たが、自来也は拒否して綱手を推薦したために五代目火影への就任要請が出されたが「…ありえないな…断る!」と一蹴。
折しも、「三代目火影に封印された自分の両腕を治療すれば死んだ弟と恋人を生き返らせる」という大蛇丸の誘惑に心が揺らいでおり、一度は依頼を受けるつもりで待ち合わせ場所に向かったが、自らの愚かさに気付き大蛇丸への治療を拒否したため戦闘となる。
実戦を長く離れていたこともあり苦戦を強いられるが、後を追ってきたうずまきナルトたちと合流し共闘、ナルトの姿に縄樹やダンの面影を見たことで自らが五代目火影になることを決意し、最後は重傷を負いながらも大蛇丸の顔面に渾身の一撃を加えて撃退。
血液恐怖症を克服、ナルトに初代火影のネックレスを託した。この一件からナルトに絶大な信頼を寄せるようになる。
その後は里に帰還して五代目火影に就任する。春野サクラを弟子として医療忍術の心得を会得させた。
五代目火影就任後
サスケ奪回任務では木ノ葉崩しに伴う人員不足により、中忍になりたての奈良シカマルと下忍を派遣せざるを得なかったが、砂の三姉弟に増援を依頼していた。その後、サクラといのを弟子として医療忍術の心得を会得させた。
第二部のペインの襲来時には口寄せしたカツユを通して負傷者たちの治癒を行うが、ペインの攻撃により里を全壊させられ、寸前に「忍法・創造再生」を使い里の人々を守り抜くも、溜めていたチャクラを全て開放したため力尽きて、昏睡状態に陥る。その間に火の国の上層部から火影を解任されたが、五影会談終了後に意識を戻し火影に復帰した。第四次忍界大戦では四代目雷影・エーと共に本部にて指揮を執り、途中で戦場に向かったナルトとキラービーを止めるためエーと共に立ち塞がるも、根負けして2人の参戦を許可した。
戦後
第四次忍界大戦を生き残ったが、1年程で火影を退任し、六代目火影に後進を託した。
本編内では最も長期間在任していた綱手だが、実際の在任期間は約5年と比較的短かった。
最終話の700話時点では70歳となっているがまったく老いていない。もはや弟子より若い。というか、口紅が塗られてないからか火影してたときより若返っているようにすら見える。
また当時の五影ら(現役を続けている我愛羅以外)は旧五影会談として(オオノキが高齢で動けないため)岩隠れに集まっていた。
劇場版特典『在の書』で描かれた漫画「ナルトが火影になった日」歴代の火影7人のページでは他の者たちと同じように目頭あたりに窪みが描かれている(時系列は700話前)。
アニメ版「BORUTO」でも若いまま。カカシと共にナルトの執務室にやってきて意見交換をしているシーンもあり、有事であれば前線に赴くこともあるらしい。
人物
さっぱりとした女傑ではあるが、その反面影のある性格の持ち主である。
戦争で最愛の弟と恋人を失ったことは今でも彼女を苦しめており、その苦痛から逃げるように世界を放浪して歩いていた。
そのため見た目以上に当初は心がすさんでおり、「火影なんてクソよ 馬鹿以外やりゃしないわ」と断じるほどであった。
しかし、純粋なナルトとの触れあいを経て本来の優しさを取り戻し、五代目火影に就任した後もその器量で里を纏め上げた。
賭け事好きは幼少期からで、きっかけは柱間。そのため、穢土転生を果たした柱間は綱手が五代目火影となったことを聞いた時、里は大丈夫ぞと心配していた。柱間の賭け事への強さは不明。
後に顔を合わせるや綱手は謝罪を口にしたが、謝るな、孫の代まで問題をかかえ込ませた不甲斐ないのはオレと言われ、問題だけなくおじい様の想いと夢は孫の代、それより先の未来に受け継がれていると返した。
伝説のカモ
賭博が大好きだがセンスも運もまるでない。賭博界では「伝説のカモ」と呼ばれる始末。
祖父、弟、恋人の形見のネックレスは山三つ分の価値があるにもかかわらず、うずまきナルトの螺旋丸が成功するかいなかで賭けるまで手放さなかった。本人も弱さを自覚しており、また大当たりが出るときは決まって悪い出来事が起きる前兆と認識している。
なので当たりがでた後は注意を払って行動をとる。
なお、命に関連する賭けには、どんな些細なものでも絶対に負けないというジンクスもある。
剛腕の美しき女傑
劇中屈指の巨乳美女であり、奈良シカク曰く「この世で一番強く美しい女」。その豊満なバスト(自来也曰く「バストは106」、子どもの頃は「まな板」)のせいで、pixivに投稿されている作品でもR-18の比率がかなり多い。
自来也や大蛇丸と同い年で50代だが、自来也曰く老けるのが嫌で“特別な術”で容姿を変えており、20歳の頃の姿をしている。放浪中は臨機応変に10代、30代、40代にも変えて借金取りから逃げ通していたらしい。
事前に容姿と年齢が一致しないことを聞いていたナルトだが、初対面時(えっ…あのネエちゃんが綱手って人…!? マジで50歳…!!? サギじゃん)と唖然としていた。
ナルトからは「ばあちゃん」と呼ばれているが50代なのは事実だからか怒らない、気を害する様子もない。「ババア」と自分で言ったりもしている。
医療忍術に長けているだけでなく、卓越したチャクラコントロールで繰り出される女性ひいては人間とは思えぬ程の怪力の持ち主で、人差し指の一突きだけで地面を叩き割るなど戦闘能力も高い。
おそらくはチャクラによる肉体強化によるものと思われる。
常に特別な術で若い姿を保っている反動か、額に溜めたチャクラの封印を解くと発動する【創造再生】は再生させるたびに寿命を縮めるからか、封印を解いて溜めていたチャクラを消耗しすぎると弱り実年齢以上に老いた老婆になってしまう。
原作・アニメではこのときの目元だけは絶対に見せなかった。
五体をフル活用した戦闘スタイルなので、肉体を全盛期のままにしておく必要もあるのだろうが縄樹とダンのことを思い続けていた彼女だけに二人の知る最盛期の頃の姿のままでいたいという願望が含まれている可能性がある。
- 先祖である柱間と扉間も非常に若作りである。
サクラの師匠
またナルトの2年間の修行中、自分に師事を求めた春野サクラに応じて彼女を弟子に取り、医術とチャクラによる肉体強化を応用した体術を叩きこんでいる。
サクラ自身も性にあったのか彼女からの厳しい手ほどきを見事吸収し、卓越した医療忍術と地面をたたき割るほどの怪力を身に付けナルトや担当上忍のはたけカカシを恐怖に陥れ驚愕させている。
能力
医療忍術
上述の通り医療忍術のスペシャリストであり、病払いの蛞蝓綱手姫の異名を持つ。
四人一組の小隊に医療忍者を加えるスタイルを最初に考案したのも彼女であり、医療忍術を大きく発展させた。三代目火影による屍鬼封尽で封印された両腕も綱手なら治せると大蛇丸に取引を持ちかけられた。当然薬にも精通しており、大戦時には毒の専門家チヨバアの調合した毒をことごとく解毒したり、短冊街で対忍者用の無味無臭の薬を調合して自来也に盛って撒いたりしている。
木ノ葉に帰還後、うちはサスケとカカシの治療。五代目火影に就任する傍ら、全身骨折をしたロック・リーの治療の成功、サクラをはじめとした医療忍者たちの育成などを精力的に行った。
第四次忍界大戦後には、右腕を失ったナルトに柱間細胞で造った義手を提供。同じく左腕を失ったサスケは義手が完成する前に旅に出た。
ちなみにカツユの治癒能力は“百豪の力”に呼応しており、綱手が弱ってるときはその能力を充分に発動できない。
百豪の印
三年間常にチャクラを一定に溜め続けると額に♦が刻まれるが、修得するには緻密なチャクラコントロールが必要とされる。初回のみ三年必要なのか、綱手はチャクラの溜め方が優れているからか不明だが、短冊街の戦闘後は時間をおかず再び刻まれ、ペイン襲撃後は昏睡状態から目覚めた時にはすでに印が刻まれており、第四次忍界大戦時はダンから与えらえたチャクラ分ですぐ刻まれた。
再生忍術
【百豪の術】により額に常時大量のチャクラを溜めており、それを解放することで発動する再生忍術【創造再生】で、自身だけでなく他人の致命傷レベルのケガを瞬時に治することができる。
ただし、使用の度に膨大なチャクラを消費することに加え、「回復能力」ではなく「再生能力」であり、一生の細胞分裂回数は決まっているため発動すると寿命を縮めてしまうことにも繋がる。
シズネも術の使用を止めようとするほどの危険を伴う切り札ではあるが、綱手は致命傷を負っても「戦いじゃあ死なない」と豪語している。
生命力
うずまき一族と千住一族の血を引いているだけあって、綱手の生命力は物凄い。
例として、ペインが木ノ葉隠れを襲った時、上記の再生忍術【創造再生】をカツユを通して全里の住人に適応させる。
普通の忍なら即死するような膨大なチャクラを消費しながら、綱手は数ヶ月昏睡したあと、無事に意識を戻している。額の♦マーク、百豪の印も復活している。
また、第四次忍界大戦にて、うちはマダラに身体を真っ二つにされながらも生きており、その後大蛇丸の手助けもあり復活。その後、瀕死の重傷を負った他の五影を回復させている。
寿命を削る【創造再生】を多用しながら最終話でも変わらぬ美貌と健康体を維持している。
性質変化については不明。余談だが歴代火影の中で唯一性質変化が判明していない火影である。
使用術
- 掌仙術
- 細患抽出の術
- チャクラ解剖刀
- 蛞蝓・網療治夥
- 蛞蝓大分裂
- 蛞蝓
- 乱身衝
- 五行解印
- 陰の封印
- 陰の封印 解
- 桜花衝
- 痛天拳
- 痛天脚
- 萩猪
- 牡丹蝶
- 痛天脚 天帝
- 幻術縛り(アニメオリジナル)
- 四赤陽陣(アニメオリジナル)
余談
綱手の人脈
原作やアニナルを見て通り、忍の世界以外でも綱手はかなり顔が広い。
特にアニメオリジナルストーリーでは綱手の人脈の広さを細かく演出されており、付き人でもあるシズネが解説をしたりなど幅を利かせている。
(実際は綱手が問題を起こさないように尽くしているとしか見えないが…)
闇金や賭博界、大富豪や有名人などいろいろな人達が綱手と顔見知りであり、人脈が広い。
極道の世界なども顔が利く為、もしかしたら…
もしかしたらの話だが、世界屈指の指折りに入る大富豪であるおじさんも綱手とは知り合いだったかもしれない。
それに彼にはギャンブル好きのボディーガードもいる為、あながち顔見知りだった関係だと考えても可笑しくはない。
だが想像した所でどう考えても今まで同様、大勢の部下達が綱手を恐れる所しか想像できない…
さすがは綱手様である。
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