概要
CV:能登麻美子
伝説の三忍の紅一点、綱手の口寄せ動物。第二部では綱手の弟子であるサクラとも契約している。
メイン画像の様に自在に体を分裂させることが可能で、物理攻撃の類は効かず、その全てが同一の意志を持つ。そのため分裂した個体はそれぞれ意思疎通が容易な他、チャクラを瞬時に伝達することで綱手の医療忍術を使って離れた場所にいる大勢の怪我人を同時に治療することができ、またカツユの体内に取り込むことで広範囲にわたる物理攻撃から瞬時に防御することもできるという、非常に援護に特化した能力を持っており、火影となった綱手にとってはまさにうってつけのパートナーである。
攻撃する際には口から酸の液体を吐く「千歯粘酸」を使う。対マンダ戦では見せなかったが、第四次忍界大戦で大蛇丸を威嚇した通り、分身体の状態でも酸を放出するできると思われる。そのため、攻撃力も他の口寄せに劣らないレベルとなる。
本体は湿滑林と呼ばれる場所に存在しており、綱手が呼び出す際はガマブン太やマンダに匹敵する巨大なナメクジなのだが、それでもカツユ全体の大きさから見れば微々たるものらしく、綱手とサクラが強大な百豪のチャクラを解放し協力して口寄せし、それでようやく本体の10分の1の大きさを呼び出せるらしい。
知能は人間並みで、雌雄同体のため性別は無し。どちらかというと女性的な性格をしており、物腰は落ちついている。綱手を丁寧な言葉遣いで「様」付けで呼ぶなど、他の口寄せ動物と比べると謙虚で、極めて術者に忠実である。
余談
- ナメクジではあるが声とのギャップや可愛らしい動きから人気が高い。
- 名前はナメクジの漢字「蛞蝓」をまんま音読みしただけである。
- 本当の大きさ(完全体)は不明であるが、下手をすると、島亀や神樹にも引けをとらない世界最大級の生物になりかねない。
- カツユの生息地である湿骨林がどのような地理をしているのか、また、他の口寄せ動物や道具などにも言えるが、腕がないナメクジとどのように契約が行われるのか、綱手の祖父である千手柱間の仙術に湿骨林が関係しているのか否かなど不明な点が多い。
- あまり目立たないが、ペインの大規模攻撃や九尾のチャクラに耐えるなど、防御力もかなりすごい。
- 作中本編には他のナメクジは登場していないが、扉絵などには何度か他の個体たちが見られた。