概要
去年のはがきでも問題なく届く。私製はがきの場合、切手の下に朱色で「年賀」と必ず記入しよう。
お年玉付き年賀はがき…現金、ふるさと小包、切手などが当たる。当選したかどうかは新聞やネットで分かる。
歴史
年始回りの代替。
奈良時代は当時貴族の間の風習だった。平安時代でも手紙を送り合う風習があった。江戸時代は武士の間で取り交わされた。飛脚が発達した江戸時代の末期には、木版刷りの縁起物ととも、にあいさつ文が印刷されている刷り物が販売される。郵便制度が1871年(明治4年)に始まったが当時はそれほど流行っていなかった。しかし徐々に定着していったようである。
かつてはコンピューターとプリンターなどという文明の利器は無かったため、出す相手が多い人にとって年末の恐怖でもあった。
21世紀には簡単に作ることができるようになったが、Eメールで済ませることも多くなり、2010年代にはSNSへと移り変わっている。
賀詞の正しい使い方
①相手が目上の場合
「謹賀新年」、「恭賀新年」など漢字4文字。
②相手が目下の場合
「福」、「賀」、「迎春」、「賀正」など、漢字1~2文字。目上に差し出す場合に、②を採用すると失礼に値する。
③だれでもOK
「あけましておめでとうございます」「新年おめでとうございます」「謹んで新春のお慶びを申し上げます」など。ビジネス関係の相手にも使える。
④親しい人が相手なら
「Happy New Year」「Bonne Annēe」など、外国語は可。
なお、単独での「AHappyNewyear」は誤り。「新年あけましておめでとうございます」については「あけましておめでとうございます」を参照。
気をつけたいこと
①お世話になった方にはできるだけ出す
②元旦に届くように早めに投函する
③宛名の漢字は正式な表記を…
④相手の家族が読むことを想定して
⑤写真入り年賀状は「TPO」を考えて送る
⑥書き損じたら新しいはがきで
⑦忌み言葉は避ける 例:「去年」はNG。「昨年」「旧年」がOK。
⑧賀詞、添え書きには「、」「。」を使わない
⑨出していない方から届いたらすぐに返事を
⑩松の内を過ぎたら「寒中見舞い」に
年始状と寒中見舞い
年始状…賀・慶・祝・寿などのおめでたい文書を避けた新年の挨拶状。年頭のご挨拶ともいわれる。震災や病気、事故に見舞われた人への配慮でもある。
寒中見舞い…一年のなかで最も寒い季節に相手の体調を気づかうとともに、こちらの状況を伝える便り。松の内の翌日から立春(2月4日ごろ)までに出す。
・喪中はがきを送った側は、年賀状を送らない。(喪中はがきに、新年のあいさつをしないことを伝えているから)
・喪中はがきを受け取った場合、その方に年賀状は送らないのが礼儀とされている。ただし、“励みになる”と喪中はがきに書かれていた場合には、送ってもかまわない。
・知らずに年賀状を喪中の方に送った場合は失礼ではないが、お詫びと寒中見舞いを改めて出すのが望ましい。
・年末年始にお悔やみがあった場合は、喪中はがきを送らず、寒中見舞いで年賀状のお礼を出すのが礼儀。
類義・表記ゆれ
関連タグ
謹賀新年 恭賀新年 あけましておめでとうございます / あけおめ 迎春 賀正
正月 / お正月 / pixivお正月 元旦 元日 / 1月1日
年別
年賀状2007 年賀状2008 年賀状2009 pixiv年賀状2010/年賀状2010
年賀状2011 年賀状2012 年賀状2013 年賀状2014
年賀状2015 年賀状2016 年賀状2017 年賀状2018
年賀状2019 年賀状2020 年賀状2021 年賀状2022