猿飛木ノ葉丸
さるとびこのはまる
三代目火影・猿飛ヒルゼンの孫であり、上忍猿飛アスマの甥。新世代忍の猿飛ミライは従妹。
物語序盤でうずまきナルトに弟子入りし、それ以来ナルトを「兄ちゃん」と慕っており彼とは実の兄弟のように仲が良い。
両親は未登場ではあるが、共に暗部に所属している。(2015年ジャンプ36号特別短編より)
アスマを「叔父ちゃん(親兄弟の弟の方)」と呼んでいるので、木ノ葉丸の親のどちらかがアスマの兄か姉である可能性が高い。
第二部で下忍となる。
ピンピンと跳ねた茶髪に浅葱色の長いマフラーを巻いた少年。口癖は「~コレ」。
初登場時は鼻水を垂らし「火影の孫」という肩書きで周囲を振り回す典型的なクソガキだったが、ナルトの弟分となってからは祖父を超える忍となるため努力を重ねるように。
ナルトの事を本当の兄のように慕い、任務の合間には遊んだり修行をしたりと仲良くつるんでいた。また、ナルトから伝授された「おいろけの術」でエビスやイルカへのイタズラを重ねていたため、イルカには下忍になってからも頭が上がらない。
なお、ナルトに引っ付いていた縁から春野サクラの事も「サクラ姉ちゃん」と呼んでいるが、基本的にナルト共にバカをやっては殴られ怒られているため恐怖の姉貴分といった存在。一方でナルトの親友うちはサスケとはほとんど接点は無い。
第一部
ヘルメットのような帽子を被っている。後にナルトを真似てゴーグルを着用。木ノ葉丸軍団と称して伊勢ウドン、風祭モエギとよく一緒に行動している。
「火影の孫」として扱われ誰も自分自身を一人の人間として対等に見てくれないことに不満を持ち、ふてくされて家庭教師のエビスや祖父に反抗し悪戯や脱走ばかりしていたが、自分を「木ノ葉丸」として対等に見てくれるナルトに出会い火影になる目標を立てる。
エビスを倒すためにナルトを親分としておいろけの術をレクチャーしてもらう。その結果、短期間の内にかなり上達している。
第二部
全体的に大人っぽくなり、下忍となったことによりゴーグルから額当てに変わる。
ナルトに教えられた影分身の術と螺旋丸を使い、木ノ葉の里に攻めてきたペイン地獄道を撃破している。(但し、螺旋丸を習い始めたのは第二部より少し後で、その期間は勘違いの連続で習得できたのはこの実戦ではじめてらしい。アニナル『BORUTO』公開記念特別編より)
里をあずかった猿飛一族として勇敢に戦う姿は第一部からの成長がうかがえる。
ちなみにこの段階で地獄道を完全に戦闘不能に追い込んで後に自力で復活したのか、単に一時的に機能停止させただけなのか明確な描写は無いが、ナルトや自来也を除くと、ペインを撃破できたどころか、まともにダメージを入れられたキャラクターですらカカシ(それも天道への攻撃の盾になった個体)のみであり、一介の下忍がペインを倒したのは何気に凄まじい大金星である。
「里の名を授かった猿飛一族の下忍! 姓は猿飛、名は木ノ葉丸!覚えとけ、コレェ!!」
劇場公開された短編アニメでは、第四次忍界大戦直前に行われた中忍選抜試験で、当時まだ下忍だったナルトと戦うストーリーがある。対戦相手がナルトということもあり、観客からは「負けたらさっさと引っ込め」とすら言われるほど期待されていなかったが、不屈の闘志や祖父や叔父が得意としていた術を披露することで次第に観客からも応援されるようになり、最後にはナルトに拳を当てることに成功する。結果はナルトの反則負け(一種のハンデとして仙術を禁止されていたが、木ノ葉丸の成長を目にして本気になり、うっかり使用)で幕を閉じ、その結果ナルトよりはやく中忍に昇格した。
(この短編アニメが本編とつながっているかは不明だが、『THE LAST』では下忍の設定になっている。最もロック・リーの青春フルパワー忍伝では一度中忍に昇格しても査定に不合格になると下忍に降格する可能性が示唆されており、それを経験したと想定すると矛盾はない)
『BORUTO』
声変わりを経て、20代半ばの青年に成長。
担当上忍として第七班の班長を務め、担当する下忍はうずまきボルト、うちはサラダ、ミツキ。
ナルトをはじめとしたかつての世代達に対して敬語を使い、上忍に恥じない礼儀礼節を身につけた。
嘗てのヤンチャぶりは鳴りを潜めており、悪戯を繰り返すボルトを叱っているものの、ボルトにとっては「先生」よりもプライベートでは(年上の)「兄ちゃん」と呼ぶ関係にある。
その一方、自宅の仕事部屋は散らかり放題で、従妹の猿飛ミライには頻繁に怒られているらしい。酒癖が悪く、同僚である日向ハナビと一緒に飲酒してはグチグチとボルトの可愛さを叫び「過保護で悪いか!」と愚痴を漏らしていた。
ちなみに未だ独身で、祖父ヒルゼンが遺した家に住んでいる。恋愛については「忍道が恋人」にあるらしいが、宵村レモンが初恋と呼べる人かも知れない。
「祖父である三代目火影の様な火影になる」事を夢見ている。また、ナルトが七代目火影になってからは、公私の分別をつけるためか、モノローグでも「火影様」あるいは「七代目」と呼ぶようになっている。ただし酔いが回ると昔のように「ナルト兄ちゃん」呼びに戻る。
ナルトの配慮により、ミツキの親が祖父の仇である大蛇丸であることは当初知らされていなかった。岩隠れでのツクラレ事件でそれが発覚した時はショックを受けていたが、あくまでミツキとは関係ない事と割り切って上司と部下の関係を続けている。
「殻」のヴィクタにより柱間細胞が流出した事件では、利害の一致により大蛇丸と共闘。戦いの後には大蛇丸から改めてミツキを託される。
その後、サラダの中忍昇格とカワキの下忍任命を期に第七班の隊長を退いた。
ボルトには、彼の中忍試験受験前に螺旋丸を教える。その為、技の継承順番として波風ミナト→自来也→うずまきナルト→木ノ葉丸→うずまきボルトということになる。
本人もこの継承に感慨深いものを感じており、教えを乞われた際には感動のあまり涙を流し震えていた。
性質変化は「火」と「風」の2種。叔父アスマと従妹ミライも同様。
『NARUTO』の時代で下忍の頃は影分身の術を、さらに修行を簡略化したとはいえ螺旋丸を会得していたが、成人後は叔父アスマが使用していたチャクラ刀をメイン武器とし、自宅の資料を基に封印術も使用している。
上忍時代(『NARUTO』最終話~『BORUTO』)
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