概要
ナルト、木ノ葉丸、ボルトが使用する忍術。要するに変化の術の応用であり、セクシーな美女に変化し相手を惑わせる。
成人男性に対して効果が高く、スケベな相手は鼻血を出して倒れる。しかしナルト本人としては「なぜか大人の男によく効く」くらいの認識しかない様子。また、女体化する関係で男性に対して使われる反面女性には効果が無いようで、少年時代のナルトが他国の女忍者に襲われた時、彼女らから逃れる際に使った時には通用せず反撃に遭ってしまった。当たり前だ。
ナルトの女性姿には「ナルコ」、ボルトの女性姿には「ボルコ」という名前がついている。
元々は、忍者学校での変化の術の授業でイルカ先生においろけの術を使い、それによって彼を鼻血ブーさせてしまったのが始まり。
以降、様々な派生技を開発させ、ナルトの弟子である猿飛木ノ葉丸にもこの術を伝授している。木ノ葉丸の友達であるウドンとモエギも使用でき、後者は女性で唯一の使い手となっている。なお、ナルトと木ノ葉丸軍団達の4人が大人になった際には、おいろけ系の術は使用しなくなっている。
原作ではイルカ先生、三代目火影(猿飛ヒルゼン)、エビス、自来也にも効いている。アニメ版ではさすがにカットされたが、水晶を通してハーレムの術を見て「またくだらん術を作りおって…ワシなんかモロ引っかかるぞ!」と呟いており、やはり敵わない自信はあった模様。
一方、ナルトは「男はみんなこの術に弱い」と言っているが、(対女性用のおいろけの術含め)相手の性格によって成功率が左右されるきらいがあり、恥じらいの強い節が見られるうちはサスケ・熟女趣味であるキラービー・生い立ちの関係上感情表現に疎いサイのような全く通用しないキャラも存在している。
ナルト、木ノ葉丸の両名とも真面目な忍術を修行する傍ら、影でこの系統の術に磨きをかけており、最高に魅力的な女を目指して競い合っている。が、ナルトは第二部に入ってからこの術を(少なくとも人前では)使用しなくなった。
また、漫画では新エロ忍術を教えてもらえると期待していたところに螺旋丸の基本「回転・威力・留める」を「ポールダンスの様な動き・際どいポーズ・それを維持する」と解釈して興奮し、それを見たナルトに何か勘違いしている事を察知され「"チャクラの"回転・威力・留めるを極めた会得難易度Aクラスの高等忍術である」と正確に教わっているが
アニメでは木ノ葉丸は螺旋丸の習得の際に上記の勘違いから暫くおいろけの術を使いながら修行しており、ある程度形になったところをナルトに見せたところで「なんでおいろけの術使いながら螺旋丸の修行してんだ?」と突っ込まれている。(理論上はおいろけの術と螺旋丸を併用でき、類例として『疾風伝』ではナルトが偽サスケや偽サイに変化しながら影分身をしつつ螺旋丸を放ったことがあった)
なお、ナルトが自来也と共に修行から帰ってきた時(と、『疾風伝』26話でのおまけコーナー)では、ナルトが新しく開発したおいろけ系の術を披露しようとしたのだが、その時にサクラに殴られて吹っ飛ばされたため詳細は不明。
続編『BORUTO』では、ナルトの息子であるボルトも使用している。
漫画版ではどのように会得したのか語られなかったが、アニメ版では「タイムスリップ編」にて過去の木ノ葉を訪れた際、スケベな自来也を丸め込むためにナルトの見よう見まねで使用、その流れで「ハーレムの術」まで会得したことが明かされた。なお、ナルトがツインテールの金髪美女になるのに対し、ボルトの場合はストレートの金髪美女になるが、顔のヒゲ模様が残ることは共通している。
ナルトの方はモデル不明(恐らく鏡に写した自分?)だが、ボルトは「この手のセクシーキャラはしょっちゅう家に出入りする」と発言している(=家に遊びに来る仲の人物)事や、髪型の類似性から「日向ハナビがモデルではないか」とされている。
また、使用するたびにモデルが変わる木ノ葉丸の場合は恐らく「街で見かけた美人」や「見つけたエロ本」等を参考にしている説がある。(推定自分や、叔母モデルでエロ忍術を開発するよりは百倍健全であろう)
サラダに「開発者を出せ、絶対にぶっ飛ばしてやる」と目の敵にされているが、その開発者はサラダが尊敬する七代目であると知ったらどうなるかは見ものである。
最終決戦でも活躍し、使用時の一撃必殺回数、格上との対峙での戦績等を含めて、見た目はネタにしか見えないが極めて優秀な戦績を誇る忍術である。なんせ「アカデミー落ちこぼれが」「最重要機密書類の近辺で」「火影を」「真正面から」撃破するという信頼の実績があるので……。
また、基本的には自分の想像上の女体化姿とはいえ「実在しない存在」に化けるというそれなりに熟練の技が使用されているのでただ女性に変化すればいいというものではない難しい術である(下手に変化しても木ノ葉丸の初おいろけの様な性別が定かではないブサイクになりかねない)
また、開発者のナルトが火影になったので、ファンからは千手扉間の穢土転生になぞらえて「七代目火影の卑猥な術」と称されることも。
派生技
本家
影分身の術と組み合わせて使用。大人数で畳み掛けることにより、効果が倍増する。
エビス先生はこの技をモロに食らって鼻血ブーしてしまったせいですっかり堅物エリートのイメージが崩れてしまい、ナルトからも「むっつりスケベ」呼ばわりされるようになってしまった。
ただし、チャクラを大量に消費する影分身系統の技の特性上、作中の馬鹿馬鹿しい扱いに反して実際には超高等忍術といえる。
- チューリップの術
影分身の術の上位種である多重影分身の術との併用。こちらも、命にかかわるほどのチャクラを使用する禁術・多重影分身をみんなまとめて変化させるという荒業を考えると…。
- おいろけ・逆ハーレムの術
こちらは大人数の美男子に変化する、対女性用のおいろけの術。
一度きりのネタ同然の術だったが、意外な相手に使用した。
また、ゲームでもまさかのお披露目となり、大半のくノ一キャラが犠牲に…。
アニメ版に至っては緊迫感のあるBGMが消え、術が決まった直後に巻き添えを食ったサクラが鼻血を噴出しKOされるという演出が行われた。
上記通り影分身との併用な上、その全員が全く違う非実在人物に化けるという無駄に高度な技術が使用されている。
- おいろけ・女の子どうしの術
木ノ葉丸が考案した影分身の術との併用。彼が影分身を完全に覚えた直後に、ナルトと再会した際に披露した。
別の姿をした美女二人に変化し、抱き合う姿を見せる技。それまでと違うのは女性の姿にバリエーションを付けている点で、ナルトを感激させていた。
(ナルトは専らナルコ状態によく变化し、他の女性に变化したのはあまり無かったからかもしれない)
- おいろけ・男の子どうしの術
上記の美男子バージョン。女性に対して効果あり。
木ノ葉丸が上記の「女の子どうしの術」使用後に、サスケとサイに変化して使用し、サクラを魅了した。ただしこの術のコンセプト故かナルトからは「キショイ物」と酷評を下している。プロポーションを求める従来のおいろけ系と違って、変化する人物の対象やポージングが決め手となるらしい。
アニメでは流石にといった所か、諸事情でカットされている。
- プリンプリンの術
木ノ葉丸&ウドン&モエギが使用。アニメオリジナルの術でもある。
木ノ葉丸がスリットドレスの「カスタードプリン」、ウドンがナース服の「牛乳プリン」、モエギが水着の「直下焼きプリン」と称し、それぞれ異なる姿で相手を誘惑していく。使用した時期がアカデミー生時代(=当時木ノ葉丸が影分身の術を覚えていない)であり、従来のおいろけの術を並べただけであるせいか、ナルト曰く「まだまだ」との事。
ちなみに彼(女)ら3人の間でも完成度を競っているようで、アカデミーを卒業し下忍になった後、エビス先生に誰が一番良いのか誘惑しながら問い詰めた事もあった。
フルパワー忍伝
- おいろけ・男の子の術
対女性用のおいろけの術。アニメ版5話で木ノ葉丸が使用した。
裸体のサスケに変化し、サクラを魅了させた。
同話ではガイ先生バージョンである『おいろけ・新男の子の術』も登場したが、こちらは着用しているフンドシをわざと落とすことによって相手を気絶させていた。(他のおいろけとは気絶した理由が全く違う気がするが)
- おいろけ・新男の子どうしの術
『おいろけ・男の子どうしの術』のガイ先生&リーくんバージョン。木ノ葉丸が使用し、周囲が違う意味でやられた。
- おいろけ・漢祭りの術
『(逆)ハーレムの術』のガイ先生バージョン。リーが木ノ葉丸によって食らわされ、トラウマからガイに暫く近づけなくなった。
アニメ版では、木ノ葉丸の顔にガイ先生の顔写真が貼られているという容姿に変更されている。
- おいろけ・サスケ祭りの術
『(逆)ハーレムの術』のサスケバージョン。ナルトが使用し、食らったサクラは鼻血吹いて気絶した。
上記の疾風伝196話による、影分身した偽サスケと似ているが、こっちは本家のおいろけ系同様服を着用していない点で異なる。
『うちはサスケの写輪眼伝』にてボルトが披露した技。
サスケ曰く合格。本人には見せたら命はあるまい。
その他、フルパワー忍伝には派生技が数多くある。また、元々忍術が使えないリーがおいろけの術の名目で自他問わず女装するシーンが見られる。(→サスコ、ネジ子)
ゲームでの扱い
ナルティメットヒーロー1、2
うちはサスケ(サスコ)とはたけカカシは写輪眼を使うことで相手の必殺忍術をコピーして使える。これを利用すると相手がナルトの場合、おいろけの術を使うことができる。
ただしボイスは本人のままである
また、第2作以降ではナルト(六道仙人モード以外の青年期全般)&木ノ葉丸&イルカの三人による『忍者学校(アカデミー)の問題児』という合体奥義の技が存在する。
三人揃って風魔手裏剣を相手に放つもイルカ以外の手裏剣は逸れ、イルカがナルトと木ノ葉丸を叱るため振り向くと二人は空かさず『おいろけの術』を使用し、鼻血を噴出したイルカがその勢いのまま対戦相手に激突するというイルカの初心さと鼻血の量を計算に入れた技。
この技の後、二人はイルカの拳骨を食らうこととなる。
※1:37頃から
ナルティメットヒーロー4
上記の「おいろけ・逆ハーレムの術」が登場。サスケとサイを組んだ時に合体奥義として発動できる。
サイはナルトの提案に乗り気であったがサスケは嫌がっており、ナルトとサイによって無理矢理脱がされてしまう。
上記のサクラとカグヤに対しては原作再現されている他、ナルトの母親やサスケの娘等女性キャラの一部にも気絶するシーンが描かれる。逆に、男性やヒナタ等の女性キャラ(シリアスor本命の男子が別にいる女性キャラ)は気絶せず、呆れたサスケによって斬られるという展開になる。(この時、ナルトが巻き添えになりかかる)
関連タグ
うずまきナルト(ナルコ) 猿飛木ノ葉丸 伊勢ウドン 風祭モエギ うずまきボルト
忍法・跳頭(上):『ムジナ』に登場した忍法。カツラを跳ね上げる事で相手の注意を逸らす「忍法・跳頭」に春画を追加した事でパワーアップしている。
早乙女らんま:自らのおっぱいを露出することで相手の隙を作る。特に作中最強格だがスケベさも最強な八宝斎に対して効果的。
風巻祭里:経緯は違うが、忍者で女体化するジャンプ主人公繋がり