概要
高速で乱回転するチャクラの塊である螺旋丸に風の性質変化を加えて一つの完成を見た術。
うずまきナルトの必殺技「風遁・螺旋手裏剣」の前段階の術だが、この時点でも普通の螺旋丸に比べて威力が高い。
なお、開発時には性質変化の組み込みが上手くいかず「右を見ながら左を見るようなもの」と零していたが、はたけカカシが1体影分身を出して文字通り「右を見ながら左を見た」ことからヒントを得て、それまで螺旋丸発動のために要していた「チャクラ放出」と「チャクラ回転・圧縮」に加えて「性質変化」も影分身に割り振る3人体制を考案・成功させた。
後に『BORUTO』にて、ナルトの息子のうずまきボルトがカカシからヒントを教わりつつ会得に成功する。なお、ボルトは当初から一人で螺旋丸を使えるが、性質変化の組み込みに難儀した末、休憩中にカカシからかけられた「お前は(大戦で家族や仲間を亡くした自分と違って)一人じゃない」という言葉から閃き、影分身に性質変化を割り振ることで完成させた。
知らず知らずのうちに父の背中を追うボルトに対し、2人を知るカカシは感慨深いものを感じている。
バリエーション
颶風水渦の術
ヤマトとのコンボ技。「風遁・螺旋丸」と「水遁・破奔流」を組み合わせて旋風と大量の水蒸気を発生させ、防御と攪乱を兼ねた技。というか、*これが*劇中で風遁・螺旋丸が使われたほとんど唯一の場面だった。
颶風雷旋丸と同様に「颶風」という表記が使われているが、血継限界である「颶遁」とは関係がない。