概要
漫画作品『NARUTO』に登場する種族「尾獣」の技。
詳細
黒白(形態変化を極めた螺旋丸が極小の尾獣玉であることを考えると恐らくは陰陽遁の性質変化を組み込んだもの)の尾獣チャクラ(アニメ版では赤青で玉は黒紫やオレンジ、赤黒色など)を特定の方法で適用する、尾獣族を象徴する究極の大技。
常に尾獣チャクラに曝され、自身のチャクラ自体が底上げされ高重量・高負荷チャクラへの耐性を持つ人柱力ですら、最低でもバージョン2に移行しないと使用すらできない程のとんでもなく重たい超高質量・高密度のチャクラの凝縮・高速回転体(ただし続編『BORUTO』にて、通常時でも放てるほどのずば抜けた才能の人柱力が現れた)。本来は漆黒だが、上記の通り、媒体によってカラーリングが異なる。形成は、螺旋丸タイプと単なる圧縮型がある。十尾は3~4パターン以上の尾獣玉を使い、普通の尾獣でもいくつかのタイプがある。
BORUTO2部(TWO BLUE VORTEX)に登場する十尾から進化して自我が芽生えた神樹人間たちも当然ながら使用可能(現時点では十羅のみ使用)
その威力は通常弾で数十km四方は吹き飛ばし、弱体化された尾獣でも山の二つや三つは瞬時に灰塵に帰す規模である。その気になれば里など一撃で焼け野原にできるだろう。大型の尾獣玉同士の衝突や十尾の尾獣玉は、文字通り大陸の地形を変えてしまう。忍術にカテゴライズできるのかは不明瞭だが、作中に登場した全ての攻撃法でも屈指の規模と使い勝手を誇る。もちろんだが、尾獣たちは自身の尾獣玉には余裕で耐えるどころか、たとえば八尾のように、十尾の尾獣玉と自身の尾獣玉が十尾の咥内で圧縮爆発して顔面で受け止めても、角が折れる程度で済むほどの防御力を兼ね備えている。
- ビーム状やチャクラ波、連続発射(アニメ等ではマシンガンやレーザータイプ等も)や口内に一度取り込んで起爆(虚狗砲)、爆発的に貫通力と弾速を上げた発射法、さらには尾獣同士の協力による玉の巨大化や性質変化により属性を与える等の発展型(忍術的な感が強い)も開発されている。
- これらのように、尾獣玉は様々な生成と発射の方法があり、特に八尾などは作中で数々のスタイルを状況に合わせて使い分けている。対象との接触時に爆発させない事もできる。
- まだ「尾獣玉」という技名が作中に登場する以前は、それぞれの尾獣で異なるエレメントの「チャクラ砲」を持っていると思われていた(e.g.一尾は風、二尾は焔、三尾は水、九尾は「血」)。
ちなみに、尾獣玉の使用時は嘔吐に似た感覚があるらしく、ナルトは「超ミニ尾獣玉」や「尾獣螺旋丸」取得の修行中に八尾の軽口を真に受けた結果本当に嘔吐している。
十尾が分裂させられる以前より尾獣玉を会得していた事から、尾獣にとっては自然に使える術の模様。
人柱力による使用方法は様々で、自らのチャクラの衣(鎧)とバージョン2の骨格の構成チャクラを使用したり、尾獣達の様に空気中(=自然エネルギー?)から太極紋様の如くうずまき型に集束する、アニメ版のみだと半透明の衝撃波の球体を発射する、上記の通りの体内格納型、レーザーやガトリング銃のような発射形態などがある。
- 実質的には、(完璧な管理下にあれば)無尽蔵・ノーリスク・自律型・瞬時に生成可能な戦略兵器となるため、こんなに美味しい話はないと各国が競い求め、木ノ葉隠れが台頭できたのも納得である。