穆王(NARUTO)
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こくおう
漫画『NARUTO』に登場する尾獣の一体。
CV:園崎未恵
性別は不明だが、名前に負けず高貴な振舞いが特徴。
主に人間からの通称は「五尾のイルカ馬」とされる。
その名の通り、イルカや馬、鹿などの特徴を持ち、尾は九尾に似る。頭部の形状はむしろ竜や恐竜に近いという声もある。人間または鬼の様な要素が殆どなく、身体は完全に人間離れしているという点では尾獣の中でも異例的で珍しいが、隈取り状のラインが目の下に走っているほか、顔も若干鬼っぽいとも言えなくもない。
アニメでは女性寄りの声だが、ナルトに入ったチャクラは男性的である。
尾獣玉は勿論、一見すると突きにくそうな4本の角をふんだんに利用した突進「角折」を得意技とする。これは相手の体内に折れた角の破片を残すことでダメージを増大させるという恐ろしい技である。
また、爆発的なパワーを発生させる沸遁系(=火遁と水遁を併せ持つ)の戦闘が得意で、抑制された状態(チャクラをほとんど白ゼツの生成に浪費され、外道魔像の力によって無理矢理従わされている)でも八尾を跳ね飛ばしたことから、尾獣でも上位の突撃力を持つ可能性がある。
沸遁の作用は人柱力にも適用可能で、対象者のチャクラを「沸騰させ」爆発的なスピードとパワーを提供する。故に、人柱力は「スチーム忍者」の別名を冠する事になる。蒸気機関や水蒸気爆発などをイメージしていただくと幾分か分かりやすいだろうか。
- 名前の由来は、穆王とその駿馬からで、他の尾獣同様にアジアの大陸や島国の伝説が元ネタである。また、四尾と老紫の名前の由来からも、同じく週刊少年ジャンプの作品に登場した「馬」である黒王号に、色こそ真逆だが由来している可能性もある。
- 原作者自身がよくわからない生き物と称し、ファンからも一番地味な尾獣と言われることもある可哀想な存在である。
- 元ネタの妖怪や神などの類は明かされていないが、水馬(ウォーターホースふくむ)やケルピー、海馬や馬鯨(ヒッポカンパス型やフロッシュバルウ)、水神や馬頭鬼などがエレメント的に近く、容姿は龍馬や麒麟にも似ている。
- 登場時期の初期と後期で目の大きさや目そのものが全然違うように見える事があり、どの部分までが目なのか、で認識やイラストに差が出ることがある。
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