プロフィール
概要
第四次忍界大戦から10数年後の木ノ葉隠れの里の忍に所属する、新世代木ノ葉忍の一人。
初登場は『NARUTO外伝 七代目火影と緋色の花つ月』。この外伝では他里から転入してきた忍者アカデミーの生徒であることのみ語られただけであったが、アニメ『BORUTO』忍者学校入学編において音隠れから途中転入してきたことが明かされた。
卒業後はそのまま木ノ葉に残り、うずまきボルト、うちはサラダと一緒に木ノ葉丸班に所属する下忍となっている。
ボルトとサラダの親達をリスペクトしつつ、自分の親をそれ以上に偉大であると語り、尊敬している。しかし、その親が誰であるかは謎だった。
人物
蛇を思わせる風貌のミステリアスな少年。常に薄く笑顔をたたえている。
つかみ所の無い性格をしてはいるが、面倒見の良い優しい性分の持ち主であり、第七班の面子の中ではサポート役のようなポジション。喧嘩の絶えないボルトとサラダの間を取り持つ潤滑油的存在。
何故かボルトに対し異様な関心を寄せており、「君はボクにとっての太陽だ」という発言を繰り返す。当初はボルト以外に関心を持たずやり過ぎてしまう事もあったが、ボルトを初めとするクラスメイトとの交流を重ね他者を思いやり信頼しあう事を学んだ。いのじん曰く「最初はとっつきにくかったけど意外とバカな事にも付き合ってくれる良い奴」との事。
下忍となり木ノ葉丸班に配属されてからは、チームメイトであるサラダにも信頼を寄せ大切な仲間として命を預け合う。
「そんなの、どうでもいい事だよ」が口癖であるが、これは自我が薄いのではなく寧ろその逆。自分の決めた事を貫き通し、それ以外の事情を些事として切り捨てる意志の強さの表れである。
なお、木ノ葉ではワンルームのマンションで一人暮らしをしているが、主な家財道具はベッドだけで、食事も栄養剤だけで済ませている模様。
素性
以下、ミツキの出生に関する重要なネタバレが含まれます。
ミツキの親は、なんと大蛇丸である。
大蛇丸と面識のあるサラダからは驚かれ、父親なのか母親なのか尋ねられたが、彼にとってそんな事はどうでもいいらしい。
尤も、あの大蛇丸が普通に子供をつくること自体が考えづらいため、うちはシンで培ったクローン技術を応用して人工的に生み出された可能性も推測されたが、これより後の読み切り外伝『満ちた月が照らす道』にて、何らかの胚(具体的な説明はない)から人工的な過程を経て造り出された存在であると判明している(また以前に同じ胚から生み出された者も1名存命)。上記外伝の最後に、ミツキは己の本当の名前は『巳月』だと認識する。
なお映画版・漫画版において、この時点でのボルトは大蛇丸という人物自体を知らないため、サラダの動揺を疑問に思っていた。
公開直前のWJに掲載された番外編「BORUTO ROAD TO “B”」では、木ノ葉丸、ボルト、サラダを称え、その系譜に連なる親たちも称えていたが、七代目火影の妻を「親世代のヒロインの座をぶん取った日向一族の姫」、七代目の盟友の妻を「親世代のヒロインだと自負する怪力美女」などと、発言をしていた。
余談だがこの親が判明するシーンは劇場版「BORUTO」のED後の最後のオチとして使われており、数多くの映画館でこのシーンの直後は会場がざわついた事だろうと予想される。
なお、木ノ葉隠れ上層部の一部(火影のうずまきナルト、側近の奈良シカマル、忍者学校担任の油女シノなど)はミツキの保護者が大蛇丸であることを把握しており、それを織り込み済みで里に置いている。
ただし、忍界大戦後里の治政から遠ざかっていた綱手(大蛇丸の元同期)や先代相談役ら旧世代、担当上忍である木ノ葉丸(祖父を大蛇丸に殺されている)ら若い世代の忍には、その事実を伏せ続けていた。
能力
某海賊漫画の主役のように伸縮自在の体を駆使する他、大蛇丸同様蛇の口寄せも使用可能。
また、風遁と雷遁を会得しており、忍者学校時代に実演したそれをボルトも見よう見まねで会得している。
また、上述した彼の出生が語られた外伝においては、生まれながらに仙人モードを会得している描写がある。
使用術
- 荒蟒蛇(こうぼうじゃ)
ミツキのメイン攻撃手段。体の関節などを改造し伸縮自在にする「軟の改造」を腕に施し、伸び縮みする腕を攻防に応用する。
- 潜影蛇手(せんえいじゃしゅ)
大蛇丸が得意とする口寄せの応用術。袖口から蛇を口寄せし不意打ちを食らわせる。
- 潜影多蛇手(せんえいたじゃしゅ)
潜影蛇手の発展術。一度に大量の蛇を口寄せし、敵を捕縛する。
- 潜影蛇葬(せんえいじゃそう)
地中から腕を伸ばして敵の足を掴み、地中に引きずり込む。
- 蛇分身の術(へびぶんしんのじゅつ)
無数の蛇を使って分身体を作る。
- 風遁・突破(ふうとん・とっぱ)
大蛇丸が使用していた「風遁・大突破」の基本版。突風を巻き起こして敵を吹き飛ばす。
- 風遁・カマイタチ
空気のかたまりを飛ばして敵を切り裂く。
- 雷遁・蛇雷(らいとん・へびみかづち)
蛇を象ったチャクラの雷撃を叩き込む。荒蟒蛇で拘束した敵に直接電撃を食らわせることもできる。
仙人モード
蛇の仙人モードを生来会得しているが、大蛇丸から無用の発動を禁じられている。
カブトと異なり仙術チャクラとの適合は完全だが、本人の未熟さゆえ持続時間や総合的な戦闘力は劣る。
- 仙法・大蛇雷(せんぽう・おろちみかづち)
仙人モードを使用した状態で放つ『蛇雷』の強化版。
「仙法」と名がつく通り、仙術チャクラが込められた大蛇を象った雷撃を叩き込む。
余談
CVを務める木島隆一氏は2011年から『疾風伝』で端役を演じ続けていたが、メインキャラクターでの登板は今回が初となる。なお、『BORUTO』ではミツキの出番がないときもそれまで通り端役を演じることが多い。
関連イラスト
関連タグ
木ノ葉丸班 うずまきボルト うちはサラダ 猿飛木ノ葉丸 カワキ
??…ハリー・ポッターの後日談に登場する大蛇丸と共通点が多いとある人物の子供。