グランブルーファンタジーの登場人物は、ネハン(グラブル)を参照の事。
概要
語義は「吹き消された(状態)」で、どの宗教における意味合いも当然これに則ったものになっている。
仏教、ヒンドゥー、ジャイナでは煩悩が吹き消されるだけでなく、存在自体も何らかの形で「吹き消される」。
具体的に言うなら輪廻転生の輪からの消失であり、涅槃に至った生において死んだ後、他の人間や生類に生まれ変わることがない。
ヒンドゥー教においてはブラフマン、至高神との合一によってそれが為される。
仏教において、阿含経においては涅槃に至った者のその後については言及されないが、大乗経典においてはそれぞれの仏が浄土を治め、菩薩衆を教導しながら衆生救済にあたらせているという。
仏の主宰する浄土(仏国土)には六道の世界と領域が重なるもの、我々が住むこの世界であるところの、
釈迦如来が治める娑婆(しゃば、サハー)国土もあるが、ここにおいてですら仏菩薩は六道輪廻から開放されており、
地上に現れる際もカルマ(業)に基づき「転生」してくるのではなく、自分の意思で「下生」してくる。
通用表現
pixivにおいては、快楽による虚脱の表情やある種の開き直りの図を描いたイラストにもこのタグがつけられる。
極楽や昇天を「気持ちのよい」さまを表す言葉として用いるのと同じノリであると思われる。
仏教ではこのような、欲望を満たす人間としてのそのままの状態を「涅槃」と称することを「現法涅槃」と呼び、真の涅槃とは異なるものとして退ける。
表記揺れ
関連タグ
涅槃寂静(数字の単位としても使われる)
法(ダルマ)