ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

諸行無常

しょぎょうむじょう

仏教のテーゼのひとつ。「この世のあらゆるものはすべて移ろい行く」の意。『無常』とも呼ぶ。

概要

सब्बे संखारा अनिच्चा, sabbe sa khārā aniccā


仏教用語の1つであり、この世の現実にある、ありとあらゆる存在・物事は全て、姿も本質も流動し常に変化するものであり、「全く同じもの」や、「永遠に変わらないもの」この世には存在しないという意味で、現代の物理学にも通ずる思想である。

仏教における世の摂理『法(ダルマ)』の中の一つとされ、『無常』とも呼ばれる。

仏教においての『無智(無知)』とは、この無常始めとした法(ダルマ)を知らない、理解していないこととされている。


涅槃経に「諸行無常。是生滅法。生滅滅已。寂滅為楽」とあり、この部分を雪山偈という。

また平家一門の興亡を描いた『平家物語』の冒頭で「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す」という一節に端的に表されているように、『諸行無常』はこの世の無常観、すなわち永遠に変化しないものはないこと、人の世の変わり易さを表現する際に用いられる言葉である。(「はてなキーワード」より抜粋、編集)


仏教において根本をなす思想の一つであり、日本武士道精神の中でも主柱の思想とされている。

例えば武士道においては、武士たちの命もまた無常とされ、特に戦乱の時代においては、今日(今の瞬間)の『』は、明日(次の瞬間)には『』に移ろう(変わっている)かもしれない状況であった経緯から、以降の時代においても悔いが残らぬよう一瞬たりともいい加減には生きず、常に死を覚悟しながら生きるべきとされていた。


関連タグ

平家物語 仏教

四字熟語

 武士道 一所懸命

メメント・モリ


法(ダルマ)

一切皆苦() 諸法無我(無我)

涅槃寂静(涅槃)

関連記事

親記事

仏教用語 ぶっきょうようご

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 3535850

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました