概要
日本の九州にある佐賀県。
この2つをかけたネタは、これまであちこちで行われてきた。
しかし。
佐賀県の自治体が協力し、公式で行われるとは誰が思っただろうか?
そのうえ、そんな企画を互いにずっとやりたかったと、誰が予想しただろう?
ところが蓋を開けてみれば、両者とも完全に本気。
ロゴに至っては、ロマサガ1のそれをベースに、佐賀県の代表的な書家として有名な江島史織が完成させたというもの。気合入りすぎである。
このようなものになっている
内容
佐賀県の名産品である、竹崎カニやおいしい米から作られる日本酒、みかんやいちごなどの果物、有田焼などの伝統工芸品。これらをサガシリーズとコラボするのが主なものになっている。
2014/3/中旬には、東京都六本木でトークイベントやライブ、そしてこれらの品々が展示される(事前申し込みが必要、イベントによっては抽選)。
展示終了後には一部がスクエニの公式サイトで販売もされる。ゲームやらサントラやらといったお馴染みの品々に混ざって100万円の皿が売られている光景はカオスの一言に尽きる。
佐賀県がゲームなどのコンテンツに敏感であるとされ、そこでサガシリーズをプレイしたことの無い人たちにその魅力が伝わればというコンセプトで始まった。
ネーミングについてはもはや言うまでもないだろう。
しかも、佐賀県とスクエニが互いに10年以上実現を願っていた企画だったりする。
公式サイトにはさまざまな紹介やユニークな仕掛けがあるので、興味があったら一度はのぞいてみてはどうだろうか。
ちなみにタリアは本コラボイベント前から佐賀県ネタを取り入れたキャラとして創作されており、ある意味この「佐賀とサガのコラボネタ」は彼女から始まっているとも言える。
佐賀県のイベントにも登場
2014年9月6〜7日、大阪駅にて『泊·食(ぱくぱく)♪佐賀旅フェアin大阪』という佐賀県の地域イベントが開催されたのだが、ここにロマンシング佐賀のブースがまさかの出展。
エンペラーズサガの特典もしっかりついており、額縁つきポスターやハガキはおろか、このイベントの為に特注で作った有田焼の大皿(それも小林智美氏の書き下ろし直筆)を展示するなど、全く抜かりが無い。
注目すべきは、これが『ロマンシング佐賀のイベントではなく、佐賀県のイベント』だということだろう(後述)。
第2弾開催、いっそう力の入った佐賀県PR
2015年3月21日から『ロマンシング佐賀2』と題し、サガシリーズのイラスト、ドット絵のラッピング車両が運行される。(運行日時などは、下記外部リンクに詳細あり)
小林智美氏(ほとんどのサガシリーズでイラストを担当しているイラストレーター)直筆の有田焼の大皿も佐賀駅の改札内に3月20日~4月上旬に展示される予定。
公式サイトでは佐賀県の紹介に前回よりもさらに熱が入っており、旅行プランやスタンプラリーなどが紹介されている。鉄道のみならず、航空分野にもその手を伸ばし、春秋航空日本の成田〜佐賀便の機内がこの企画の仕様になっている(2015年3月末まで)。サガシリーズ関連のイベントでは、恐らく初の、本社を日本国外に置く企業の本格参加だろうか?
第3弾開催決定
2016年5月19日より始動。ティザーサイトがオープン。7月30日本格始動
19日現在発表されている企画は佐賀県立美術館にて7月30日から9月4日に開催される原画展“ロマンシング佐賀展”
そして七英雄の元ネタJR山手線にも…
ロマンシングサガ2に登場する主要人物「七英雄」。その元ネタは、東京・JR山手線の7つの駅になっている。そこで、『ロマンシング佐賀2』では対応するJR山手線の駅にそれぞれの七英雄のポスターを展示。ロマサガ2のゲーム画面をベースに、七英雄たちのセリフが佐賀弁となっており、背景も佐賀県の歴史風景がドット絵で再現されている。
このイベントの風景写真を投稿する企画も
よかとこばい佐賀ではこのイベントにまつわる風景を投稿できる。佐賀県のぎゃらりぃふじ山にあるロマンシング佐賀2ショップのスタッフに見せれば、オリジナルステッカーがもらえる。
ロマンシングサガン
佐賀県唯一のJリーグチームであるサガン鳥栖ともコラボし、「ロマンシングサガン」として展開される事になった。6月20日のFC東京戦がコラボ仕様となる。
ゲーム内にも登場
- エンペラーズサガでは、この企画を反映させた戦士カードが登場。『七英雄ロックブーケ【ワラスボ】』というもので、奥義がワラスボ料理で味方のHPを回復させる『有明海の珍味』というもの。
- 『泊·食(ぱくぱく)♪佐賀旅フェアin大阪』では『七英雄ロックブーケ【吉野ヶ里】』が配布され、吉野ヶ里遺跡をテーマにした『弥生の笛の音』という技が出ている。
2018年以降の展開
- 2020年以降は主力ソシャゲーであるロマサガRS・インサガECにおいて毎年コラボイベントを協賛するのが半ば慣習付きつつある。RS・EC共に佐賀の名産・文化・観光地とサガシリーズ側のキャラをクロスした物が出ておりイラストや台詞などに紹介内容が記されている。
- ロマサガRSとのコラボでは佐賀牛も紹介されている。ロマンシング「サガリ」である。
- インサガECではコラボイベント「佐賀の戦い」が開催(20/6/4〜6/18)。佐賀県のマスコットキャラの壺にゃん・壺侍がプレイアブルキャラとして実装される。また、ワラスボおよびバルーンフェスタにちなんだゴブリンが敵として出てくるほか、ボスは佐賀県の名産品7種を七英雄のように合体させた「七名産」となっている。
- 2020年7月に行われた「ロマ佐賀ミュージック総選挙」では、ロマサガRSにおいては芸術の都ファーゴで聴けるBGMを解禁するための「音符メダル」が投票数1000あたり1個(最大10個)プレゼントされるキャンペーンが開催され、インサガECにおいては同年8月末に投票上位を獲得したBGMを使ったイベント「‐ロマ佐賀ミュージック総選挙‐音のメガリス掃討」が開催。
- 2024年には10周年を記念し、『七英雄ふるさと納税セレクション』と言うものを始めた。まさかのふるさと納税である。お礼状が七英雄の物になるというものだが、もらうためには諸条件が存在するので、その辺りは各自で検索を参照されたし。
公式以外のネタ
- 僕は友達が少ない(アニメ版)1期5話においてこの名前のネタが使われた。ロマサガのゲームを再現しBGMもゲーム自体のBGM担当者である、伊藤賢治と言う本格的なもの。劇中ゲーム内には佐賀特産のワラスボも登場するあたり、ある意味この公式企画を先取りの部分も有った。
関連項目
- 役所が病気(佐賀県は10年前からこれをやりたかったという。)
- 公式が病気(スクエニは20年前からこれをやりたかったという。)
- キハ125(2回目の企画「ロマンシング佐賀2」で使用されたラッピング列車)
- Sagakeen(サガケーン)(佐賀県とゲームメーカーのコラボつながり)
- サガット(ストリートファイターシリーズ) 2018年に佐賀県とコラボ「ストリートファイター佐賀」を行った。現在のところロマンシングサガット(=サガットとロマサガのコラボ)は行われていない。なお、スクウェア・エニックスとカプコンのコラボは、これまでも行われているので、ひょっとすれば?
- ゾンビランドサガ 佐賀県の協力の元に製作された、佐賀県を舞台とするアニメ。文字通りの「ゾンビランド佐賀」。2019年現在、ロマサガとのコラボは未実現。