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CV:大塚明夫(リメイク版)


概要編集

正式名称は「サンダウン・キッド」。

放浪の旅をしている凄腕のガンマンで、懸賞金5000$の賞金首

彼を狙う賞金稼ぎとしてマッド・ドッグが現れるも、彼の銃の腕前はサンダウンに一歩およばず、毎回サンダウンにあしらわれる日々が続いていた。

だが、ある日立ち寄った街「サクセズ・タウン」にて、暴虐を尽くす集団「クレイジー・バンチ」と成り行きで対決することになる。


元々は腕利きの保安官だったのだが、あまりの銃の腕前に、彼と決闘をしようとする悪党が後を絶たず、いつしか「サンダウンある所に悪党あり」という状況が出来上がり、凄腕ゆえに治安の悪化を招いたことで保安官をやめてしまう。懸賞金も自分自身でかけたものであり、いわば厄を呼ぶ存在である自分を始末できるほどの凄腕を求めるかのように、1人荒野を旅するようになってしまう。


「人を‥‥」


「守る事を‥‥」


「もう一度教えられた‥‥」


「あんたたちに‥‥!」


この事件をきっかけに、もう1度人々を守ることを思い出すのであった。


年齢は不詳であるが、ビリーから「おじちゃん」と呼ばれており、また西部編エンディングで「かつてその腕のスゴさで西部にその名をとどろかせた名保安官」と評されている事から、それなりの年齢である事が推測される。


リメイク版では、状況に応じて銃を持つ手を変えている。

装備画面では武器が右手装備であるが、イベント時に構えるときは左で持っている事が多い。

戦闘時も立ち位置によって持ち手を変えており、この点から、両利きであることが推察される。これも強さの秘密かもしれない。


戦闘能力編集

ステータス(オリジナル版)編集

レベルHP
初期能力914427422134
能力成長-0~293~46~92~45~9

LV補正→被側面攻撃時:-2 被背面攻撃時:-3

回避属性→飛び道具技・背後技

※オリジナル版では場の属性と回避属性が一致すると、その次に喰らう攻撃のダメージを半減する


解説編集

早撃ちの名手で数々の死線を潜り抜けただけあって初期レベルが高く、トップクラスの速・知の初期値&伸び率の高さを誇る反面、HPの初期値&伸び率が低めという典型的な遠距離攻撃タイプで余裕が有るなら吟味した方が良い

どの技も攻撃の射程が長く、様々な属性の攻撃に対して反撃できる『マルチカウンター』が戦術に組み込みやすい。銃技ゆえに状態異常で手を封じられるとそれだけで一時的に戦えなくなるのが欠点だが、連射系の技は威力が高く、レベルを上げると範囲攻撃も可能になる。極めつけは大抵の敵に999ダメージを与えられる『ハリケンショット』であり、最終編では全キャラ中トップクラスの火力の高さで攻撃の要となる。


ただし、西部編では経験値が一切手に入らずレベルアップできない仕様になっている上、入手できる装備品も初期装備と同程度の性能しかないため、強化がほとんどできない。

そのため、僅かながら性能が上であるマッドの装備品と交換するのが西部編プレイ時のお約束となっている。


リメイク版では多段ヒット技の命中率が全体的に低下しており、ハリケンショットの火力が安定しなくなった。

また、属性の重要度が上がったことで、飛・風属性技しか使えない点も目立つ弱点になっている。

とはいえ、弱体化の煽りを受けたのは、何もサンダウンだけではなく、圧倒的な火力を出せるアタッカーという立ち位置は健在。麻痺の状態異常や回避低下のデバフを入れれば、低い命中率も補える。きちんと立ち回れば、ボス級相手に「12Hits 999」も夢じゃない。


なお、ハリケンショットはオリジナル版とリメイク版では動作が異なる。


オリジナル版は、身をよじりながら弾を連射し、動作終了後に銃口の煙を吹き消す。

リメイク版は、最初に銃を回転させてから(おそらく風を集める動作)、範囲内に撃ちまくる。

どちらも効果範囲内にいる敵全員に拡散攻撃するのだが、乱数の関係上、当たらない敵には全く当たらない。

また、オリジナル版は発動時に発射される弾が一定ではなく、動作途中で連射が止まってしまったり、酷いときには初弾しか発射されないこともある。


余談編集

キャラクターデザインを手掛けたのは「"LOVe"」や「B・B」、「Odds -オッズ- 」などで知られる漫画家の石渡治氏。

氏曰く「自分の中では西部劇と言えばイーストウッド」との事で、デザインにもその影響がみられる。


リメイク版発表においてサンダウンの声を大塚明夫氏が担当する事が判明するやいなや「あまりにも組み合わせがしっくりしてて違和感が全くない人選」「大塚さんでイメージしていた」「原作で想像はしてたのと同じ声」と好評の声が多かった。特にハードボイルドな役が多い大塚氏であるからこその人選だったのだろう。

なお、大塚氏はルパン三世にて次元大介の2代目声優となっておりその意味でも更にピッタリと言える。さらにいえば、西部編のヒロインであるアニーを演じた沢城みゆき女史峰不二子を引き継いでおり、マッド・ドッグの声を担当した古川登志夫氏も一度だけだがルパン三世を演じたことがあるため、奇しくも西部編の味方側の主要メンバーはルパン三世ネタでそろうことになった。

ちなみに、大塚氏の実父である大塚周夫は、『荒野の七人』のDVD・BD版吹替や『続・夕陽のガンマン』のTV放映版吹替及び完声版追加収録部分で物語のキーパーソンを演じていた事で有名で、大塚氏は『荒野の七人』を再構築してリメイクした『マグニフィセントセブン』の吹替版にて主人公でオリジナル版のクリスと同じ役割を担っているサム・チザムを演じた。


ちなみにサンダウンは西部編では寡黙なキャラクターゆえにセリフが少ないのだが、大塚氏の渋みのある演技でよりセリフ一つ一つに重みと深みと味を醸し出している。


また、オリジナル版では名前入力が6文字制限だったのだが、リメイク版では最大19文字と大幅に緩和。

なので、ここで設定通り「サンダウン・キッド」と名前を入れてしまうことも可能になった。…のだが、これをやってしまうと「サンダウン・キッド・キッド」と呼ばれてしまい、さながら「キャプテンキャプテンホーク」や「T260GG」等と同様の悲劇が発生する。

もっともデフォルトで「サンダウン」と名前が入っているため、邪推して自分で「・キッド」を付け加えない限りはこのような事態は起こらないのだが。


なお、マッド・ドッグを殺さずに最終編の真エンドを迎えた場合、その後は再びマッド・ドッグと出会うことになるが、彼の対応はオリジナル版とリメイク版で異なっている。

オリジナル版では目の前にマッドが現れ、馬を止めてマッドと対峙する場面で終わっているが、リメイク版では馬で追いかけてくるマッドからの決闘を受けようとせず、そのまま馬を止めずに逃げ続けているのである。マッドに狙われる経緯が「自分が偽りの賞金首になったこと」であるため、そういう人生との決別ということか。


関連タグ編集

ライブアライブ 西部編

マッド・ドッグ O・ディオ

スーパーファミコン

メタルギアシリーズ:大塚氏のゲームにおける代表作であり、真っ先にを連想した人も多かった模様。なお、容姿がビックリする程似ているが時代を考えても偶然である(違和感が無いという意見はこれもあるだろう)。実際には早撃ちやマカロニ・ウェスタンという特性上山猫のコードネームを持つ男の方がやっている事は近いが。ちなみにこちらの作品も西部編同様スタート音は銃声である。

また、古川氏も若き日のロイ・キャンベルを演じていたことがあり、酒場のマスターは杉田智和氏だったりと、ビッグボス絡みの人選が多い。

サンダンス・キッド:名前の由来となった人物。


次元大介:上記の通り中の人が同じ(ただし二代目としてであり、初代は違う人である)な帽子を被った凄腕ガンマン。

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