概要
西部劇や時代劇の印象が強く、現在ではあまり使用しない言葉である。
西部劇スタイルの場合、「Dead or Alive」で生死問わず(殺しても生け捕りでも可)、「Dead Only」(殺した場合のみ)、「Alive Only」(生け捕りのみ)といった褒賞条件が記載されていることがある。
現代においては広域指名手配者に対して懸賞金がかけられたり、保釈保証業者により建て替えた保釈金を踏み倒して逃亡したものに対して懸賞金がかけられる。
国際法違反などの重犯罪者に対し、FBIや欧州刑事警察機構といった法執行機関のブラックリストで懸賞金がかけられており、国際刑事警察機構(ICPO)の国際手配書でも同様。
基本的に生かして捕まえる事が前提となっている。
近年おいては珍しく、生死問わずの懸賞金がプーチン大統領に対し掛けられた事がある。ロシアの資産家アレックス・コナニキン氏によりFaceBook上で100万ドルの懸賞金がかけられたが、後に削除され、法の裁きを受ける必要があると逮捕に変えられている。
このような賞金首を逮捕もしくは始末することで得た賞金で生計を立てている者を、賞金稼ぎと呼ぶ。
創作における賞金首
必ずしも凶悪犯とは限らず、武名高い軍人や武将や豪傑のキャラクターが敵陣営から賞金をかけられることがある。特に目の飛び出すような莫大な賞金が掛けられている場合も多い。
この場合は犯罪を犯したというより、その脅威度の高さ故に早期の抹殺または捕獲を狙ったり、その武名に将兵が恐れをなすのを防ぐためで、そのキャラクターの強さを印象付けたり箔付けしたり、賞金をかけた側の執念を物語る演出として使われる。
また、ONEPIECEのように懸賞金の額がそのキャラクターの戦闘力や権力・発言力を表す一種のステータスとして扱われる場合もある。
スロット「賞金首」
SBJやモグモグ風林火山で知られるNETのスロット。2005年稼働の4号機。
西部開拓時代を舞台に貧乏バウンティハンタージョニー・スターの活躍をコメディタッチで描く。
ヒロイン「クリス・キャンベル」のコスチュームは後に「リオパラダイス」ウエスタンステージのRioの衣装に流用される(アニメ「RioRainbowgate!」の第4話でも登場)。
賞金首が登場する作品(五十音順)
- 海賊戦隊ゴーカイジャー
- カウボーイビバップ
- サイバーBLUE
- 星方武侠アウトロースター/星方天使エンジェルリンクス
- ゾンビパウダー
- ドカポン
- TRIGUN
- NARUTO(忍の闇換金)
- BlackCat
- 北斗の拳
- 魔神英雄伝ワタル(ドアクダーに懸賞金をかけられた)
- 魔動王グランゾート
- メタルマックス・メタルサーガシリーズ(メタルマックス、メタルサーガの賞金首)
- ヨルムンガンド
- ONEPIECE
(ありましたら追加してください)
関連項目
ハンス・ウルリッヒ・ルーデル:WW2でソ連より10万ルーブルの賞金を懸けられたという出処も真偽も不明な話がある。一応戦意高揚策として打ち取った際の褒美の用意はしていた模様。
カルロス・ノーマン・ハスコックII世:ベトナム戦争中に北ベトナム軍から3万USドルの賞金を懸けられた。