概要
唐突に『神部界 創界山』に現れ制圧した『隠れも無き支配者』 『悪の帝王』の異名を持つ。『魔界呪術』を駆使し、『ドン・ゴロ』を筆頭とする神々の武官達を悪の心に染め上げ、『クラマ』をはじめとする『ワタリベ村』の住人や、『幻龍斎』を獣人に化へ、女王『聖龍妃』を封印し、『創界山』の七色の虹を灰色に染め上げた。
声を発したのは『創界山 第六界層』序盤から。『創界山』周辺に錨を大量に落とす茶目っ気ぶりを発揮するが、役に立たなければ『ドアクダー四天王』や息子の『虎王』すら抹殺する、名前に恥じぬ極悪非道の性格。『魔神殿 謁見の間』に到達されるまで魔龍の亡骸の奥深くに潜み、姿を全く現さなかった。
『魔神』と同じサイズの巨体を誇り、『魔王の剣』で『龍王丸』と互角以上に立ち回る。それどころか、『ワタル』の持つ『王者の剣』ですら歯が立たず粉砕された。
『暗黒龍』を復活させ、『創界山』を破壊せんとする。その目的は七色の虹を逆流させ、より強力な邪悪な力を手にし、眼下に封じられた『魔界の扉』を開き『神聖なる者』に近しき存在を抹殺する事だが、『七龍神 白龍』の言葉伝で『更なる魔界の王』から派遣された『ダー一族』の尖兵に過ぎなかった。一応は家族も存在し、父『ダイアクダー』、母『サイアクダー』、兄『ゴクアクダー』、弟『ドワルダー』、祖父『アクザエモン』の6人家族。
彼にとって最大の不運だったのは、自分を倒せる唯一の武器『龍王の剣』を破壊できる魔力が無かった事実にある。結果、『龍王の剣』を手にした『救世主ワタル』に一刀両断された。
初期企画書案では彼は一切登場しない。その代わり主人公の悪しき魂が異次元世界へ行った際に分裂した半身がラスボスとして君臨すると云う構図だった。…が、どう見繕っても某SD外伝の二番煎じ感が強く色々と吟味した結果誕生したのが彼である(魔神英雄伝ワタル 創世伝記 参照)。
外部出演
スーパーロボット大戦Xにて登場。本作は原作の根幹をなす世界観(第1話からいきなり再現レベル)で、悪の親玉として悪の限りを尽くす。今作では様々な世界から機動兵器やスーパーロボットが異世界に召喚される物語で、元の世界に帰還する術がドアクダーの創界山征服によって行えなくなる事実からエクスクロス(自軍部隊)一同の討伐対象ともなる。…実際は彼の仕業ではなく、別に黒幕がいたのだが。
ドアクダー軍団が原作以上の脅威となっており、オーラバトラー乗りやマイトガイン世界の悪党達を自軍に引き込み、闇の帝王と盟約を結び同盟を築く等、エンブリヲがリアル系の黒幕とすれば、「スーパーロボット陣営における巨悪」とも差し支えないレベル。
しかしスパロボX世界には、さらにヤバイ奴がいた。最後のあがきでソイツを呼び寄せたはいいが、プレイヤー部隊の面々はソイツとも本気で一戦交えてぶちのめす気満々で、理解できないと困惑しながら消滅。
能力は防御面を強化するスキルこそ底力以外に無いが2回行動に極といった攻撃的なスキルが揃い、さらにエースボーナスでSPを削る厄介なスキルがてんこ盛り。さらに格闘が恐ろしく高い上に暗黒龍の武装の追加効果でこちらの能力を半減させられてしまうため被弾は厳禁。ひらめきや先見で確実に回避したい(強制出撃のシグナスの倉光や龍神丸が持っている)。精神耐性も有効。
闇の帝王と同一ターンに倒す必要があり、必然的に戦力を分割しなければならないのもツラい。追加される龍王の剣で斬り捨ててやろう(闇の帝王には魔神皇帝で格の違いを見せてやると良い)。
関連タグ
凄まじい極秘事項
『龍王の剣』で『ワタル』に一刀両断にされた筈だったが、『星界山 第七星界』、『ドワルダー神殿』の奥深くにある安置室で復活を果たす。その正体は永遠に実体を作り続ける魂のみの存在で、架空の弟『ドワルダー』を生み出し、『星界山』を支配した。
『第六星界 聖地アソウカ』で復活した『暗黒龍』を操り、『ワタル』達に雪辱戦を挑むが、既に『龍神三聖剣』を手にする『ワタル』達に敗北。『星界山』の守護龍『星龍』に永久封印された。
総監督は最後の最後まで、『ドワルダー』の正体が何者なのかを思案していたらしく、無印よりも物語が早急すぎて最高潮に欠けたと嘆くファンも多い。