CV:菅原正志
概要
新たな『魔界の王』。シルエット自体は並行世界の魔王と同一。『天上界』の神であった『ドナルカミ大王』を唆し謀反を起こさせ一家丸ごと『魔界の者』の尖兵へと仕立て上げ、平定し続けていた『創界山 第七界層』を制圧。希望の象徴たる七色の虹ごと消失させ、10数年前に『神部界』へと立ち寄った『心星界』の宇宙船を鹵獲。捕えた者の中に『スズメ』の実父である『心星人』の科学者『ホシオ』を洗脳。『良き心』を内包した鎧を制作を依頼し、『神部界』中の『良き心』を村単位で搾取し続けた。それは悪心で作られた物は良き力には弱いのを逆手に取り、同物質同士の衝突ではダメージを負わない理屈によるもの。
制圧はしたものの、『聖龍妃』の神力で肉体を封じられ身動きが取れず支配権は『ドナルカミファミリー』に委任していたが、悪心部分は『魔界イサリビ』と同じ魔界の将校服に身を包むオールバックの青年に化身していた。
『救世主ワタル』と対峙した際は自ら暗黒魔神『魔導剣王』を召喚した上、巨大砂時計に捕えた『ヒミコ』らと『良き心』を賭けた一騎打ちを仕掛けるも、その真骨頂は他の魔王と異なり力押し一辺倒ではなく相手を奸計で誑かし長時間惨ぶり弱みに付け込んだ心理戦にある。4つの『聖神』の心を宿す『超力変身』の勾玉を用いた攻撃で魔神は大破するも砂は尽き果て時間切れを待ち続け勝利し、肉体も『聖龍妃』の疲労から取り戻し復活。頭部の死角無き目からの光線で『第七界層』を蹂躙し始める。その目的は『神聖』の末裔抹殺ではなく、自身の欲望の儘にその身を任せ、周囲をかき乱し、略奪させ破壊する単純極まりない理不尽な行為に過ぎなかった。
しかし、『聖樹』や『スズメ』の活躍で鎧が開放され剥き出しの状態でも魔人の姿で攻撃を継続させるが、救世主の良き心に接触し、その強烈な精神により吹き飛ばされた。
但し、ASKA版では『ワタル』の心を奪うのみならず『現生界』へ帰還しても『時の女神』の恩恵を受けられず100倍の速度で老化させる二段構えの罠を施すも、信奉者だった筈の『ドラン』の計略で『良き心の鎧』を剥ぎ取られ、復活した『武神将 龍神丸』に斬られるも、『時の女神の宮殿』で悪心部分のみの姿で現れ、『時の石』無き砂時計で2周目を行うも、石と眠りに着き続ける女神の意思により『ワタル』のみ時間逆行が許され、最後の『秤の刻』の石を取り戻され宮殿を訪れたが企みを見透かされた上、全ての石も結集されたのに驚愕。彼の『登龍剣』で両断され果てる末路を辿る。