CV:辻井健吾
概要
唐突に『創界山』の麓に現れ、近くに居る人間を誰彼構わず次々と黒い霧で覆い、怒りや憎しみ等の『負の感情』を誘発させる。感染と暴走を防ぐには『ラー湖の聖水』を飲むしかない。
容姿から『魔界の者』だと容易に推測出来るが、従来のラスボス達とは異なり根底にある『究極の使命』を忘れ、言葉も「ドバ…」「ズダー…」としか発せず、目的そのものが存在しない。『龍神丸』は実体の無い悪意の塊とも揶揄している。
その正体は、生粋の魔物などではなく、神々の心の隙間から発生した恐怖や負の感情、魔王が発する『魔界力』の残滓が長年蓄積させ合わさった集合体に過ぎない。『魔神』を生み出すのも悪事を働くのは決まって『魔人』が利用しているからであり、その被害を被った記憶から引き出された影響である。
影に近い為に物理攻撃が殆ど通用せず、黒い霧から以前に『救世主ワタル』一行に倒された『魔神』を発生させるが、ポテンシャルが戦った当時よりも異様に高い(但し、ボディ全体が黒く染める)。初戦の邂逅で『ガッタイダー』や、『邪戦角』を生み出したのは嘗て対峙した『ワタル』や『龍神丸』の記憶から抽出されたものと推測。
『龍神丸』を体内へと取り込もうとするも、捨て身の自爆を受けるがダメージを与えられず、象徴する六つの勾玉を奪おうと手を出す直前、駆けつけた『翔龍子』が手にした『王者の剣』の一撃で姿を消す。
だが、『無想界山』最後の世界で、『龍神池』に佇む『龍神丸』に憑依したのか、暗黒に染め上げた『龍神丸-黒闇-』へと変貌。更なる力と護るべき『ワタル』を渇望させ暴走状態にし、止めに入った『戦神丸』らを一蹴するも、『神部七龍神』と旅仲間の思いを宿した『龍魔神』達と『ワタル』の一撃で戻される。それでも『龍神丸』を求め続け再び『闇の魔神軍団』を無数に呼び出すが、『煌龍丸』のチートスペックによる攻撃で蹂躙された挙げ句、『七龍剣』で魔神軍団ごと一掃され、消滅する。ある意味、『ゴクアクダー』とドッコイドッコイな最期を迎えたと云える。