概要
『魔界の者』が崇拝する邪悪な龍。数万年前の大戦で、当時の『魔界の王』が『創界山』を蹂躙させ、七つの界層へと分断する遠因を作った。『神部七龍神』が東洋龍であるのに対し、こちらは西洋竜(悪魔の化身である「ドラゴン」)の外見を持つ。口から吐く炎はあらゆるモノを焼き尽くし、その羽ばたきは周囲に有るモノ全てを吹き飛ばす。無論『魔神』が束になって罹って来ても強固な皮膚は武器や必殺技を通さない。本来ならば初めて目にする魔界の者か、力を有する実力者に従う性質を持つ。魔界の尖兵として派遣された『ドアクダー』は『第七界層 魔神殿』の謁見の間に飾られた亡骸を『魔界呪術』で蘇生させ切り札にした。
だが、『伝説の救世主わたる』によって6番目の骨に傷が付けられた時点のまま復活させた為に、そこが急所のひとつになって、真の力を取り戻した『龍王の剣』の神力によって両断され、封じられていた『聖龍妃』は体内から脱出し、瀕死の重傷を負った『虎王』を『翔龍子』へと戻した。
しかし、その鱗は『魔界の者』へと変貌させる『暗黒の矢』の原材料のひとつで、『シバラク』を『魔界の者』へと堕とし、肋骨は秘密裏に『星界山』へと持ち込まれ、『魔界シバラク』によって一部を切り落とされ、そこから『邪虎丸』のボディの欠片を採取し、妖術を用いて機体を蘇生させた。
『星界山 第六星界』では『聖地アソウカ』を汚し、『魔界イサリビ』の愛機『真・夏鬼丸』が背負う『激輪』を利用して地上絵から出現させたが、こちらは別個体で、舌で相手を拘束する技がある。星界山最終決戦に於いては『龍神三聖剣』に呼応した『創界山』の虹と、『星界山』の光を浴び、守護神『星龍』の姿を取り戻して『ドアクダー』の邪悪な魂を封じた。
そのルーツは不明だったが、『七龍神』達と同様に遥か彼方の聖域『龍神界』に住まう『龍神』の幼生態『風色の龍』が『魔界の瘴気』や、『魔界の海』に塗れ暗黒面に堕ちた姿である事実が判明。
コミカライズ『七魂』では『ドバズダー』によって『魔神』以外で具現化され、『救世主ワタル』一行にぶつける超展開になる(原作による『闇魔神軍団』の膨大な物量作戦では無数の敵を細かく描ききれないメタ的部分が大きい)。
外部出演
スーパーロボット大戦Xに登場。
ワタルの物語のラスボスだけあって能力は高く、生半可な攻撃は通用しない。通常攻撃はドアクダーの魔王の剣のみで、暗黒龍自身の攻撃はMAP兵器の火炎放射しかない。
オールキャンセラーを持つため直撃を使っても能力を下げられず、さらにHP・EN回復があるため長期戦になればじり貧にしかならない。魔王の剣の追加効果で能力を半減させられる上にドアクダーが2回行動を持つため、攻撃は絶対に食らってはいけない。厄介なことにドアクダーのエースボーナスでSPを下げてくるというオマケ付き。
ひらめきや先見で確実に避け、その上で高火力ユニットを使って短期決戦を挑みたいが、同一ターンに倒さなければならない闇の帝王にも対応する必要がある。出撃ユニットの選定は慎重に。
幸い出現ステージでは龍王丸に龍王の剣、マジンカイザーにカイザーノヴァ、マジンエンペラーGにオレオールブースターG(と、条件を満たしていない場合は魔神双皇撃)が追加され武装の威力が向上する。これらの必殺技を活用して攻めたいところ。