曖昧さ回避
概要
リゾート地である「グレートアーチ」に佇む白髪の老人。左足は義足である。一人称は「わし」。
海賊ブラックが隠した財宝の在り処を知っており、情報を買うよう持ちかけてくる。
パーティが魔海侯フォルネウスと戦う為にイルカ像を探す際に話しかけると、在り処を無料で教える代わりに同行を申し出、仲間に加わる。
一方で一度仲間に加えるとフォルネウスを倒すまでは絶対に仲間から外れようとしないため、彼をパーティから外すにはフォルネウスを倒すか、LPを0にして死亡させるかしかない。
正体
その正体は悪名をとどろかせていた海賊ブラックその人。9年前、フォルネウスの幻影に船を沈められ、同時に左足を食い千切られたことで生気を失い、老人の姿になっていた。
かつては海賊ジャッカルとやり合い喉を斬り付けたことがあるという。
ハーマンを仲間に加えた状態でフォルネウスの幻影を倒すことでその体内の左足を取り戻し、本来の姿に戻るのである(釈然としないがファンブック『練磨の書』にそう書いてあるのだ)。
この姿に戻ると能力値は他の戦士タイプの仲間と同格までアップし、更に酒場でパーティからも外せるようになる。閃きに関しては相変わらずだが。
なお一人称は「オレ」になる。
能力
HP | LP | 腕力 | 器用さ | 素早さ | 所持陣形 |
---|---|---|---|---|---|
210 | 4 | 14 | 20 | 10 | 龍陣 |
体力 | 魔力 | 意志力 | 魅力 | 初期術 | 閃きタイプ |
11 | 16 | 24 | 10 | 蒼龍 | 3(斧中心) |
長所
・増幅レベルの成長補正が高く控え向き
・本来の得手とは異なるが器用さは高い
短所
・増幅レベル以外の成長補正が全て最低レベル
・体力も低いためHPの成長に苦労する
・術を覚えている割には魔力が低い
・本来の得手である斧に向かない低い腕力
・LPが4しかなく死亡しやすい
・とある条件を満たすまでは死亡以外外す方法がない
能力値は見た目通りに低いが、意志力の高さには目を見張るのもがある。器用さも20と高い。
LPは全キャラクター中最低の4。
また斧技閃きに適性を持つが、蒼龍術を習得しているため実際の閃きは良くはない。
仲間から外すには上述の通りLPを0にする、ブラックに戻すかのどちらか。
戦力的に言うと、実はブラックに戻ってもイメージほど強くない。
本来の力を取り戻すと腕力、素早さ、体力が上がるのだが、それほど高くなるわけではない。
高くも低くもない魔力はブラックに戻っても上昇せず据え置き。
唯一、貴重な斧技の適性もちな事と初期JPをそこそこ保有しているおかげで、シャドウサーバントの回数を稼げるために火力補強が出来る点は評価できる(後者には怪傑ロビンもいるが)。
シャールが銀の手装備で劇的に成長を遂げるのとは対照的である。
固有イベント
ピドナでマクシムスの正体を暴くには、ハーマンかブラックを仲間に加える必要がある。どちらの姿で暴いたかによりマクシムスのセリフが変化する。
なおハーマンを仲間にせずにイルカ象を先に入手するか、ブラックに変身させずに殺害して外した場合、フォルネウスを倒した上でこのイベントを起こせばハーマンとして改めてパーティに加える事ができる。
しかしこの場合は、もうブラックに変身させることはできなくなる。
この場合以外でもバグによりフォルネウスを倒したのにハーマンのまま、という場合があるので注意。
ロアーヌが燃える日
メインキャラクターとして登場。過去に女子供を拉致するジャッカル(マクシムス)を見過ごせず喉を切って倒していた。しかし冒頭でフォルネウスの先兵として復活したマクシムスに捕えられ、仲間たちを皆殺しにされる。そしてブラックはフォルネウスに片足を喰われ、呪いによって老人の姿になってしまった(この時、必死で命乞いをするブラックという珍しい姿が拝める)。
マクシムスはブラックの末路を見届けずさっさと退散してしまったため、幸いにも老化後も命を奪われることはなかった(マクシムスは「魔物の餌にしてやった」と口にしているのでブラックが死んだと思っていたようだ)。
その後はツケで酒に溺れる日々を過ごし、周囲からロクデナシ扱いされていた。しかしユリアンたちと共にフォルネウスを打倒したことでブラックの姿に戻る。こうなってはもう用はないとしてパーティーから離脱を企てるが、最後まで協力するようにエレンとサラに詰め寄られる。最初は突っぱねたがサラから弓矢を向けられたことで渋々従った。
中盤では主要メンバーたちがミカエルの下へ集い、三つの部隊に編成されることに。ブラックはリーダーシップを取るミカエルが気に入らずどちらが強いか勝負を口にするが、ハリードが名乗りを上げると「おっと、あんたとやり合うつもりはないぜ」と大人しく引き下がった。
実はこういった挑発的な振る舞いは己の本心を隠すための演技に過ぎず、ミカエルには見抜かれていた。そのことをミカエルから指摘された時は決まりが悪そうにしていた。
ブラックはユリアン、モニカ、ゆきだるまと共にグゥエインを仲間にするパーティーに加えられる。直情型のユリアンとは相性が悪く、怒らせてしまったことで一触即発となるが、ゴドウィン男爵がモニカを拉致したことで協力して戦うことに。ブラックはゴドウィンの配下たちを蹴散らし、モニカはゆきだるまに保護された。恐れをなしたゴドウィンは脇目も振らずに逃走していった。
ユリアンだけ特に活躍しなかったので「ゆきだるまに見せ場を取られたな」とからかっていた。
ブラックは「ドラゴンとやり合うつもりはない」とグゥエインに会う直前にパーティーを離脱。ブラックの標的は最初からただ一人。仲間たちの仇であるマクシムスであった。
マクシムス討伐隊であるエレン、サラ、吟遊詩人、シャールと合流し、神王の塔へと乗り込む。最上階で命乞いするマクシムスの喉を掻っ切るが、刺青がないことから影武者と見破る。
本物のマクシムスはハリードが持つ銀の手を狙って諸王の都に誘き出していた(実際は既にハリードからシャールの手に渡っていた)。
ブラックたちも諸王の都を訪れ、マクシムス率いる神王教団と戦いとなる。
戦闘では神王教団たちに放ったサラのでたらめ矢が一発も当たらず、ブラックの側頭部は正確に撃ち抜くというギャグ展開が描かれた。謝るサラに怒ることなく矢を抜いて平気な顔していた。
最後はシャールとマクシムスの一騎討ちとなり、シャールが配下から奪った七星剣の力で勝利する。シャールによって斬り捨てられた直後、ブラックによってマクシムスは喉を斬られ絶命した。
舞台版ではシャールとブラックの2人でマクシムスと戦い、最後のトドメもシャールが刺している。
その後はビューネイに追い詰められていたミカエル、カタリナ、トーマスたちに合流して共に立ち向かう。