帝国重装歩兵
ていこくじゅうそうほへい
CV:松田健一郎(リベンジオブザセブン)
初期から仲間にできるクラスの1つ。バレンヌ帝国諸兵団に属する兵卒の1区分。
全身鎧を身に付けた重装備戦士で、HP・LP・体力は高いが素早さ・器用さは低い。
男性のみで、名前の由来は動物(大型、もしくは足が遅い動物)。
全員剣の技能を持ってはいるが、技に関してはスネイル以外は中途半端なものしか閃けない。
序盤こそ壁役として活躍してくれるものの、ロマサガ2は基本的に速攻で片付けるか全体を固めるかなゲームバランスのため、ベアがジェラールを護りきった後は重装歩兵という存在自体がお役御免になるケースが多い。
重装備だが力持ちでないらしく、マイルズでいい仕事を引き受けられないし人力風起こしで空を飛べない。
全体的に不遇な扱いを受けがちなクラスだが、コアなファンも存在する(主にベアに)。
キャラクター | 腕力 | 器用 | 魔力 | 素早 | 体力 | LP | 剣以外の技能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ベア | 16 | 12 | 15 | 11 | 23 | 14※ | |
バイソン | 17 | 12 | 16 | 11 | 21 | 15 | 殴・体 |
ウォーラス | 16 | 14 | 14 | 10 | 23 | 13 | 殴 |
スネイル | 15 | 12 | 16 | 13 | 21 | 12 | |
ヘッジホッグ | 18 | 12 | 16 | 11 | 22 | 11 | 突・射 |
トータス | 15 | 13 | 15 | 12 | 22 | 12 | |
ライノ | 16 | 14 | 15 | 13 | 21 | 13 | |
フェルディナント | 15 | 13 | 16 | 10 | 23 | 10 |
※リベンジオブザセブンでは16に増加している
リメイク版ではアビリティというシステムが各クラスごとに追加されており、このクラスは剣装備時に40%の確率で自動でパリイを発動させる「オートパリイ」と公式でもネタにされるのだった。
…が、40%という狂った数字を見れば分かる通り、高確率で物理攻撃をシャットアウトするという極めて強力な効果であり、ネタ抜きで非常に有用なアビリティとなっている。
しかも発動条件が緩く、剣を持ってさえいれば別の武器を使っていても発動する。片手武器や術なら盾とも併用できるのでより守りが強固になるし、両手武器を使っていても盾を持てない弱点をある程度補ってくれる。ただしあくまでも「剣」でなければならず、「剣技が使える大剣や小剣」あるいは「風神剣(術で作った剣)」では発動しない点は注意。
ちなみにオートパリイにお株を奪われないようにするためか、今作の本家パリイの発動率は80%となっている。
本作は原作以上に被弾する機会が多く、耐久性がかなり重要なゲームバランスとなっている。その為、完全なネタ枠だった原作とは打って変わって、非常に強力なクラスとなった。
ステータスの体力が物理防御に影響するようになったため高い体力も戦闘で有利に働き、高いLPもあってかなり頼りがいがある。また、意外にも魔力も低くないので術防御もそれなりにあるのがうれしい。
最早「死ななきゃ安い」レベルの攻撃が飛び交うオリジナルやロマンシングなどの高難易度でも活躍の機会は失われない。
高難易度においては、特定キャラに「狙われやすくなるアビリティをつけ、狙われやすい位置に配置し、オートパリイを付け、パリイやマタドールで耐える」という戦術が定石であり、更には他のキャラが即死する程の攻撃でさえ持ち前の耐久で耐え抜いてみせる事がある彼らはまさにその役目にうってつけなのである。
要は「原作ファンがニヤリとする要素を組み込みつつ、当時に求められた盾という役割を正しくそして存分に果たせるようになった」ということである。
総じて、壁役性能が極めて高く、最終皇帝を除けば全クラス中最強とも言える。序盤はおろか、最終盤になっても彼らを超える壁は現れないため、物語の最初から最後まで守護神を勤められる力がある。
特に5番目に登場するヘッジホッグは、腕力18、魔力16、体力22と壁役として極めて高いステータスを持っている。最終メンバーとして選ばれるのに、十分過ぎるステータスである。
反面、火力は低めなので防御担当と気づけないと二軍落ちさせられる事も。(公式のプレイ動画でネタにされていたが、苦戦したためベアを一軍入りさせた)。
本作ではクラス内で技能レベルの継承ができるので世代交代を進めていけば大剣と斧を除く6種の武器技能レベルをマスターレベルまで引き上げられ、壁役にしては中々器用。
とはいえ大剣・槍・弓・体術を使用した手番は盾を構えられなくなるので注意が必要。
余談だが、意外にも彼らは平均以上の魔力を持っており、術による補助火力担当や回復担当にもなれる。本作は術を使っても盾が発動するため、案外悪くない選択肢である。壁役が回復を担当できる事の戦術的価値は極めて高い。
所持陣形は前3人で攻撃を引き受ける「インペリアルシールド」。
ホーリーウォールとモロに被っており、しかもあちらと違い貫通攻撃に弱いという弱点まで抱えている。