概要
東の国「ヤウダ地方」の剣豪。王族には先代から信頼ある部下として仕えており、主君に問題があれば思い切った忠言もする人物。ヤウダのために人生を捧げた人物だったが、現在の王であるアト王がワグナスの巧妙な計略に引っかかったため、アト王の事を先代王から託されていた事も相まって皇帝と敵対を余儀なくされる。
経緯
ワグナスの計略が表に出ていない段階では丁寧な挨拶をしていた彼だったが、計略がわかり敵対が確定すると、丁寧な態度ながらも「二君に仕えることはできない」とし、あくまでもヤウダ王家のために戦うことを告げる。
この際、皇帝の行動によっては彼とタイマンで戦うことになり、彼にしか扱えない剣のカウンター技「無刀取り」を仕掛けてくる。あるいは場合によっては、モンスターに討ち取られる展開にもなり、一部始終は彼を倒したモンスターによって告げられることになる。
セキシュウサイと戦った後、彼に勝利した場合アト王を見逃す事となり、彼に敗北した場合はアト王を逃がした後に皇帝の目の前で自害。
年代ジャンプする前に遺言をリャンシャンに住む孫のジュウベイに伝えると、ジュウベイをはじめとするイーストガードを加えることができる。
リベンジオブザセブン
大まかな流れは同じだが、最初は刀を構えており、HP0になっても素手状態で復活してこの時に無刀取りの構えを取る。また決着後にジュウベイが駆け付けてきて遺言に従う形になり、自動的にイーストガードが加入するようになった。
注意したいのが、このイベントと並行して忍者(ロマサガ2)を加入させることが可能なのだが、これだけを達成して途中で引き返して年代ジャンプしてしまうとセキシュウサイは魔物に討たれ、イーストガードが加入不可になってしまう。(年代ジャンプしなければセーフではあるが、結局は再度城に入る二度手間を強いられる)
さらにセキシュウサイとの決闘自体は負けてもイベントが進むが、見事勝った場合には「カウンター強化」のアビリティが入手できる。しかし忍者目当てにあまりに早く来すぎるとセキシュウサイに力負けしてアビリティを入手し損なう事態に陥ってしまう。
これらを踏まえた上で、できるだけ入念に準備した上でイベントに臨むことを薦める。
なお、セキシュウサイを撃破後にアト王に「お前だけは許さない!」を選んだ場合、アト王が覚悟を決めるがジュウベイが駆け付けて助命を請う。皇帝も矛を収めるためアト王を罰することはできない。
誠実な人柄と忠誠心からプレイヤーからもその死を惜しまれるキャラクター。「アト王がもう少し柔軟な思考の持ち主ならば…」と思わずにはいられないだろう。
インペリアルサガ
孫のジュウベイらと共にヤウダ地方を守護するイーストガードを率いる首領。
ヤウダ地方を襲うモンスターの裏にワグナスがいると睨んでおり、城に捕らえられている民間人を逃がしつつ、ジュウベイと共に城へ乗り込むと、イーリスのウィンディと出会う。
原作ではイーリスとのつながりは無いが、イーリスの事を「有翼人」として認知しており、彼女たちが人間を嫌う理由を理解しつつ、「敵の敵は味方」として協力を申し出る。
そして、予見通りワグナスと対峙すると、三人で協力してワグナスに挑むも、仕留めることはかなわず、城の浮遊に巻き込まれ退路を断たれる。
もはやこれまでとジュウベイと共に討ち死にを覚悟するものの、ウィンディにつかまれて脱出する。
ウィンディからは「死にたがりのお爺ちゃん」と言われている。
余談
名前の由来は柳生石舟斎と思われる。
どのルートでもセキシュウサイが死亡してしまう。どうしても彼を生かしたい場合は、ヤウダのイベントを完全放置し、ワグナスを倒さず最後まで残してラストダンジョンに向かわせるしかない。
ただしセキシュウサイが死亡するイベントまでは進行可能なため、本当に放置するしかなくなる(この場合はセキシュウサイ死亡後にハクロ城に行けなくなる)。
トーマ、人魚と並んで(リメイク版ではヒラガも含めて)、仲間にはならないがエンディングには姿を見せるキャラクターの1人。
リメイク版のエンドロールでは、孫のジュウベイの特訓を見守っている姿が描かれている。更に次のシーンでは襖の影に隠れ、盗みを働いている最中のアザミを見張っている。配下がロープを手にしているのでこれから捕まえる気なのだろう。
エンディングに登場した際には孫のジュウベイと並んでアバロン宮殿内で幻影として姿を見せ、最終皇帝にお辞儀をしている。