解説
CV:玉井勇輝(リベンジオブザセブン)
南にある極寒の大地「ナゼール地方」で狩猟生活をしている民族。
独特の鳴き声を発する四足動物「ムー」を飼育し、その動きに合わせて移住しながら生活している「移住型」と、それを捨て比較的気候の温暖な北部の集落で農耕を営む「農耕定住型」に分類される。
仲間にできるのは前者の部族の長である。
寒冷地に住んでいるはずだが何故か上半身裸である。
経緯
周辺のダンジョンに沸いたモンスターを討伐してムーの移動ルートを回復すると、その心意気を見て仲間となる。黙って討伐に向かった場合でも、不言実行ぶりに感心するシーンがあり、本作では珍しい。
棍棒が得意な重戦士であり、棍棒スキルは斧スキルと共用になっているため、技が揃えば斧に転向することで斧の高い攻撃力と使いやすさを披露することもできる。
HPも高く、序盤から進行ルートを南に採れば、すぐ仲間にできるのも嬉しい所。
各々閃き適正も良く、棍棒技の『地裂撃』や『かめごうら割り』を習得しやすいのも長所。
ただしこのナゼールに入るには北方のルドン地方を征圧した後に、モンスターの巣窟となった難所『ルドン高原』を踏破する必要がある。
書籍『ロマンシング サ・ガ大全集』によると、背が低く脚の短い体格の一族とのこと。
リベンジオブザセブン
武器Lvが分化されたことで斧スキルを失い、クラス共通で棍棒と体術のみとなった。アビリティはHPが30%以上残っている時に戦闘不能になるダメージを受けたときにHP1で生き残る「サヴァイブ」。高難易度になれば即死級の攻撃がバンバン飛んでくるので、それを一度とはいえ耐えられるのは非常に大きい。壁役にセットしてさらに強固にするか、あるいは回復役にセットしてパーティ全体の安全性を向上させるのも手。
新たに追加された棍棒アタッカーである帝国鍛冶職人と比較すると体力以外は劣っているためアタッカーとしては見劣りする感は否めない。アビリティも含めた耐久性の高さに活路を見出したいところ。剣スキルを伸ばして「オートパリイ」を活用する手もあるが、その場合帝国重装歩兵がライバルとなる。
所有陣形「ムー・フェンス」
ムーが群れを作って身を守る事から着想を得たとされる陣形。
素早さに関係なく敵全てが行動を終えた後に味方が行動するというディレイアクション陣形だが、味方は全員「行動前は防御力がアップする」というボーナスがある。つまり「敵の攻撃全てに防御コマンドで対応した後に攻撃を始める陣形」と思ってよい。
単体攻撃がメインの力押しモンスターには有効だが、行動封じを使う敵には弱い。またデータ上は素早さが半分になっている為、体術の威力が下がるというデメリットもある。
味方の行動順は固定されている。またクイックタイムを唱えると「行動前防御」が無意味となるため、単なる「行動順固定陣形」と化す。
前述の『大全集』には「一族伝統の陣形」と記述されており、『エンペラーズサガ』のカードにも同様の台詞があるが、ゲーム中では他の陣形同様発案者の皇帝自身が名を付けている。
リベンジオブザセブンでは行動前防御ではなく、全員の物理と術法防御がアップする陣形になった。そのため防御陣形としては弱体化している。防御すると盾・ガーダーの発動率も上がることを考えると、かなり痛い変更である。一方で素早さダウンがなくなり、戦闘がタイムライン制になったことで後手の対処はしやすくなった。
農耕定住型
帝国の仲間にはならない方のサイゴ族。ゲーム中、プレイヤーは必ずこちらのサイゴ族と先に出会うことになる。
小さな村を作って住んでいるが、村の名前は立て札に「…ダ…村」と書かれており、正式名称は不明。
南ロンギット地方にあるトバの村と交易をしているが「こんな瘦せた土地ではろくな農作物ができん」とも言っており、何を交易品としているのかは不明である。
なお同じサイゴ族でも移住型の事は「いまだにムーと暮らしている連中がいるそうよ」「あんな辛い生活はまっぴら」と吐き捨てており、交流は無い模様。