概要
3度目の死食で生き残るのが神王であり、それはかつての魔王や聖王をも超える存在になると教えを広めている新興宗教団体。現在は砂漠地方にある神王の塔を本拠地に置き、ピドナに支部を出している。
信者には寛大だが刃向かうものには容赦しないという過激な面を持つ(後述)。
信者たちはフード付きのローブで全身を隠している。各地に信者の姿が見られ、彼らは死も恐れず神王の塔を目指すと語られている。
主なメンバー
ただし作中で登場するのは、ティベリウスとマクシムスのみ。他の幹部はミカエルを主人公にした場合のマスコンバットで指揮官として登場する(後述の大演習イベント時)。
歴史
15年前にティベリウスによって立ち上げられた。この時点では活動の拠点は不明。
10年前に砂漠地方にあるゲッシア朝ナジュ王国(ハリードの祖国)を滅ぼしており、軍事力は相当なものと思われる。
結果的に侵略者となってしまったが、戦争の理由はナジュ王国から弾圧(布教活動の禁止)を受けたためである。教団側の不文律で言えば「売られた喧嘩を買った」側となる。相当怒ったらしくティベリウス自ら剣を取って戦ったほど。
なお、本拠地である神王の塔はナジュ王国の首都があった場所に建てられている。塔の秘密を守るために建造に関わった者たちを暗殺している。
5年前に王国近衛軍団長クレメンス(ミューズの父親)からメッサーナ王国での活動を禁じられたため、やはり暗殺している(ことが示唆されている)。
軍事力
一国を滅ぼしたことからかなりものであることが窺える。
実際にミカエル施政の外交では、各地の戦力は、ツヴァイクが1000万、ピドナが2000万、神王教団が3000万となっている。
わずか15年前に立ち上げられた宗教団体がこれだけの力を持っているのは、何気に恐ろしいことである。
物語の関り
ミカエルを主人公にすると神王教団とのマスコンバットが展開される。
大演習中にリブロフ軍からいきなり攻め込まれ、報復としてリブロフの出城を占拠。そこへガリバルディー、アクート、シャルル率いる神王教団が攻め込んで来る。
ロアーヌ軍はこれを打ち破り、撤退する教団を追撃して殲滅。その後、教団から和解金として50万オーラムが支払われ手打ちとなった(最後の戦いに勝利した場合)。
リブロフ軍と神王教団が手を組んでロアーヌを襲ったのか、それとも神王教団が漁夫の利を得ようとして疲弊したロアーヌに手を出したのかは定かではない。
そもそもリブロフ軍がロアーヌ軍にケンカを売った理由も不明である(ピドナを統治するルートヴィッヒはリブロフの元軍団長だが、彼の差し金ではないとのこと)。
ティベリウスは飽くまでも売られた喧嘩を買うというスタンスのため最後の幹部の独断の可能性もある。
ロアーヌが燃える日
メインの敵組織としてストーリーに深く関わって来る。マクシムスが教団を牛耳っているため教団そのものが悪の組織のように見える。
冒頭ではナジュ王国を攻め落とす様が描かれた。ガリバルディー率いる部隊が逃げたハリード、ルートヴィッヒ、ファティーマらを追撃。しんがりとして残ったハリードとガリバウディーが激突を繰り広げる。ガリバルディーは片足を失って敗れたが見逃された。ここまではティベリウスの意向で動く組織であったのだが……。
その後はマクシムスが幹部として就任し、教団をいい様に使われることに。
ピドナの先王アルバートには弾圧されていたが、これは「いずれ狂った啓示を受けた邪教になる」と見られていたため。
詳しくはこちらを参照。