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来週のこの時間は、新番組『ウルトラマン80』が、迫力ある実写特撮作品として登場します。

M78星雲からやって来た、新しいヒーロー『ウルトラマン80』。

どうぞ、お楽しみに。


概要編集

1980年4月2日放送。


脚本:阿井文瓶、監督:湯浅憲明、特技監督:高野宏一


あらすじ編集

怪獣が地上から姿を消して数年がたったのどかな春の日。人間の悲しみや憎しみといったマイナスエネルギーが日本各地で秘かに異常現象を頻発させていたが、人々は気付いていなかった。

新学期が始まるある日。桜ヶ丘中学校に二人の新任教師が赴任してきた。一人は体育教師の相原京子。そしてもう一人は遅刻してやってきた男性教師、矢的猛。彼は1年E組の担任教師となり、クラスの子供たちに今いる所で今やっていることに最大の力を尽くす「一所懸命」という自分のモットーを伝える。

その時、地震が発生した。揺れはすぐに収まったが、猛の目には怪獣の姿が映っていた。そこで猛は理科の授業と称して子供たちを外に連れ出し、それぞれ異変の調査を行わせた。


一方、地球防衛軍UNDA内で新たに設立された地球防衛組織UGMでも地震は感知していた。しかしここ数年怪獣の出現がないことから隊員たちはすっかり平和ボケしてしまっており、士気が全くない。異変に唯一気付いていた隊長のオオヤマは単身調査を開始する。

変色した奇妙な石を発見した猛は、そこが怪獣の通ったあとだと気づく。そこにオオヤマが現れ、彼も同じ石を調べていることを知った。猛はマイナスエネルギーの存在が怪獣を呼び寄せており、怪獣出現の根本をなくすために教師となったのだという。


そして猛の予測通り、突如町中に月の輪怪獣クレッセントが出現する。久しぶりの怪獣出現に町はパニックになり、UGMはシルバーガルスカイハイヤーで立ち向かうが、実戦経験がないため苦戦を強いられる。


一方、子どもたちを安全な場所に避難させた猛はクレッセントが暴れる街へ向かう。そして周囲に一目がないことを確認し、懐からブライトスティックを取り出し


「エイティ!」


の掛け声とともに点火。猛の正体はM78星雲からやってきた新たなウルトラマン、ウルトラマン80だったのだ。


クレッセントと戦い始めるウルトラマン80。クレッセントの光線に苦戦しつつも素早いキックやチョップを繰り出していき、必殺のサクシウム光線でクレッセントを倒すのだった。


戦後、学校に戻った猛は校長室に呼び出される。クビを言い渡されるのではないかと思われたがそこにはオオヤマがいた。オオヤマは猛をUGMにスカウトしに来たのだという。

かくして、学校教師、UGM隊員、そしてウルトラマンという二足ならぬ三足の草鞋な猛の長い戦いが始まるのだった。

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