データ
別名 | 月の輪(月ノ輪)怪獣 |
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身長 | 56m |
体重 | 4万t |
出身地 | 地底 |
概要
第1話『ウルトラマン先生』に登場。
ウルトラマン80が地球上で初めて対決した、マイナスエネルギーが実体化することで誕生した凶暴な性格の地底怪獣の一種。ナレーションから察するにレオがブラックスターからの侵略を退けてから実に5年ぶりに出現した怪獣でもある。
月の輪怪獣の別名通り、首元に三日月のような模様が有るという特徴を持ち、地底を70kmものスピードで掘り進むことが可能な上、地上でも素早く移動し、赤く爛々と輝く目から放射熱線「クレスト・エンド」を放つことが出来る。
また移動の際、マグニチュード8の大地震を引き起こす為、日本各地で地震や陥没が相次いでいた元凶であり、熱線を操る為、この怪獣の移動した後には何かが焼け焦げたような後が見受けられた。
そのほかマグマを常食としており、全身を60cmもの厚さを持つヒレで覆っているとされる。
当初は完全に実体化しておらず、その存在を示す状況証拠を残すのみに止めていた為、矢的猛=ウルトラマン80やUGMのオオヤマキャップが警鐘を鳴らしていたのにも拘らずその存在が疑われていたが、着実に力を少しずつ蓄えていき、遂に矢的が教鞭を執っていた桜ヶ岡中学校付近で実体化し暴れ回った。実戦経験が乏しいばかりか平和ボケしたUGMや防衛軍を容赦なく痛めつけ、遂にはウルトラマン80と対決するに至った。
持ち前の怪力を活かして80を苦しめたが、最後はサクシウム光線を喰らいバッタリと倒れ込んで絶命した。
設定によるとマイナスエネルギーが地底3万mの地点で結集して誕生した存在とされ、皮膚はマグマでできているらしい(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)。つまり、ツキノワグマにそっくりなのは恐らく偶然だと思われる。
その後の作品での登場
ウルトラマンZ
第22話に登場したナカシマ・ヨウコの履歴書に名前のみ登場。
ヨウコの乗ったセブンガーの活躍で捕獲されたと記載されている。
第24話では、地球防衛軍が監視している休眠怪獣として画面上ではあるが登場(恐らく、第22話で言及された捕獲された個体と推測される)。北海道・室別の第36怪獣管理区域に厳重に封印されていたがウルトロイドゼロに吸収されてしまう。
なお、デストルドスの胴体はこのクレッセントの物が元になっており、よく見ると胸部には三日月模様がある。
ウルトラマンブレーザー
かつて出現した個体がGGFと交戦した記録があり、第2話ではヒルマ・ゲント及びナグラ・テルアキが撃滅作戦に参加したことが地球防衛隊勤務記録書に記載されていた。
余談
「クレッセント」という名前は、かつて円谷皐氏がよく通っていたバーの名前が由来となっている。
また、皮膚が溶岩で出来ているという設定から察するに、マイナスエネルギーから直接実体化した怪獣というよりも、マイナスエネルギーがマグマを依代にすることで誕生した怪獣だと推測される。