概要
『ウルトラマン80』の第1クール(通称「学園編」)の主な舞台となる、東京都世田谷区にある中学校。劇中では区立中と表記されているが「ウルトラマン大辞典」など一部の資料では都立中と記載されている。
ウルトラマン80こと矢的猛はこの学校に新任教師として赴任してきた。在席は1年E組で担当は理科。
矢的はこの学校の教師とUGM隊員の二足の草鞋で活動していたが、怪獣の出現が活発になってきたことで第13話を最後にこの学校も登場しなくなった。
ただし第4クールの通称「少年ドラマ編」の一部エピソードで名前のみ登場することがある。
それから『ウルトラマンメビウス』の時代までは存在していたものの、少子化により生徒数が激減し隣町の中学校との統廃合により廃校が決まっている。
関連人物
教師
- 林憲之介
- 演:坊屋三郎
- 校長先生。ひょうきんでマイペースな性格で、教頭からも呆れられている。しかし人を見る目はあり教師や生徒に常に目を配る優秀な教育者。UGMのオオヤマキャップとも面識がある。
- 野崎クミ
- 演:和田幾子
- 教頭。少々口うるさくヒステリー気味な性格でいつも矢的に嫌味を言っている。内心では矢的の教育方針には共感しているという裏設定があったが劇中では特に描写されなかった。
- 相原京子
- 演:浅野真弓
- 矢的と共に赴任してきた新任教師。体育担当。体操や鉄棒のみならずピアノの演奏もこなす文武両道だが、料理は苦手。矢的に思いを寄せている節があった。
- ノンちゃん
- 演:白坂紀子
- 事務員。名字は山口。UGMに小坂ユリ子というそっくりさんがいる。
生徒
ゲスト生徒も同じ1年E組の生徒であることから他のエピソードに端役として登場している。『ウルトラマンメビウス』では、流石に当時演じていた元子役たちを集めるのは困難だったようで、別の俳優が演じている。
- ハカセ
- 落語
- 演:鍛代順一、金と銀(「メビウス」)
- 鍛代順一。O型。ニックネームの通り落語が得意で普段の語り口も落語調。理科は苦手。「ウルトラマンメビウス」では、地元の銀行に勤めている。
- スーパー
- ファッション
- 塚本幸夫
- 中野真一
- 大島明男
- 岡島アキラ
- 演:新敷浄
- 第7話ゲスト。ロックバンドに熱中していた。
- マリ
余談
撮影が行われたのは保谷市(現:西東京市)の市立青嵐中学校。当然現役の中学校であることから日曜日しか借りられず制作スケジュールの制限となり、学園編が短期間に終わった一因に挙げられている。
「メビウス」時には校舎が建て替えられてしまったため、埼玉県新座市の旧新座小学校で撮影されている。
生徒役の俳優の何名かは同時期に放送された『3年B組金八先生』第2シリーズにも出演している。
「メビウス」第41話の脚本を担当した川上英幸によると、当初は当時の生徒役の俳優の出演も検討されたが、渋谷浩康プロデューサーから「集まりそうにない」との回答を得たため別の俳優が起用されたという。
電光超人グリッドマンの桜が丘中学校
主人公の翔直人、井上ゆか、馬場一平、藤堂武史が通っている学校。こちらは「桜が丘中学校」とひらがな表記。学校の描写は第1話しかない。
見る限りでは私服通学、マウンテンバイクでの通学OKとかなり緩い学校のようである。