「地球人を愛してしまいました…」
データ
概要
第12話「美しい転校生」に登場。
全宇宙の征服を目論むビブロス星人たちが、地球に全衛基地建設の為に、最も障害となる矢的猛=ウルトラマン80を亡き者にするために送り込んだ工作員の少女。
地球上ではオランダから来た「青山ミリー」と名乗り桜ヶ丘中学校に転校してきた。
作中での動向
当初の予定通り、母星から対ウルトラマン80用の戦闘兵士・ゴラが送り込まれて来たのと同時に行動を開始し、80の地球上での姿である矢的を暗殺する為に、彼の担当するクラスに編入する形で彼へと近づく。
しかし、初めて地球での活動の際に出会った彼のクラスメイトである博士と親しくなるにつれ好意を抱くようになっていき、自身の使命と自分の好意の間で苦しむようになっていき、母星の上層部に計画の中止を進言するが拒否されてしまう。
その直後、彼女の正体を悟り基地にやってきた矢的に説得されるが、使命には逆らうことが出来ず、ゴラを80に差し向けるが失敗。その後の彼女の消息は不明であるが、博士に別れのメッセージを残している(矢的は博士に「ミリーはオランダへと旅立ったと説明しているが、真偽のほどは不明。一部の書籍では母星へと帰ったとされているらしいが…?)。
博士君。
とてもつらいのですが、あなたにさよならをしなければならなくなりました。
ほんの短い時間でしたけど…
博士君のおかげで、私は楽しいひとときを過ごすことができました。
私は博士君のことは、永遠に忘れません。
中学という素晴らしい時代を…博士君、思いっきり生きてください。
ではさようなら。
〜青山ミリー〜
余談
このエピソードでは、矢的が帰宅しようとする所を狙い、学校に置かれていた彼の自転車が爆破されるという事件が起きているが、一部ファンからは「矢的が教師を辞めたのはこれがきっかけで生徒達が危険に巻き込まれる事を懸念したからではないか?」という考察もある。
そしてそれを証明するかのように、この話を最後に矢的の教師設定はどっかへ行ってしまった(メタ的な話をすると番組のテコ入れらしいが)。
ラストシーンのロケ地は『ウルトラマン』第32話、『帰ってきたウルトラマン』第14話と最終回、『ウルトラマンA』第18話、『ウルトラマンタロウ』最終回、『ウルトラマンレオ』第4話、『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティスTHE FINAL BATTLE』、『ウルトラマンマックス』のDASHの基地、『ウルトラマンオーブ』 最終回などで多く使用されたお台場晴海埠頭である。