概要
アクアプラスのゲーム「ToHeart2」のメインキャラクターの1人。本名は長瀬由真(ながせ ゆま)。
8月31日生まれ。
主人公の同級生で隣のクラスに在籍。小牧愛佳とは中学時代からの付き合い。
愛車のMTBで通学しており、主人公とは途中から通学路が被っている様子。序盤に貴明と出会った際にトラブルとなり、主人公には母方の名字を名乗ってしまう。
ToHeart2世界における「長瀬」は、名家「来栖川」に仕える一族とされ、一族の何人かは執事として働いている(他は画家をやってたり技術者をやっていたり 長瀬の中で執事をやってる割合は不明)。
性格
活発で負けず嫌いな女の子。ひょんなことから主人公に対して逆恨みを抱き、事あるごとに主人公に対決を挑むが敗れてしまう(或いは勝手に負けたと思い込んでしまう)。その時の去り際のキメ台詞(?)は冒頭にもある「これで勝ったと思うなよ〜〜〜!」
主人公に攻撃的な態度をとる一方、アニメ版では落ち込んでいる主人公を、「さっさと復活しなさいよ」と不器用ながらも励まそうとするといったシーンも見られた。また、愛佳シナリオ終盤で愛佳の誕生日を貴明に教えるシーンがあり、疑う貴明に「愛佳が傷つくような嘘は言わない」と言ってることから、2人の関係を認める節が見られた(逆に愛佳からは、由真シナリオの終盤冷戦状態であった時、仲直りさせようとしたのかお節介を焼かれるシーンがあった)。
主人公からぬいぐるみをプレゼントされた時は、主人公に見えない(と由真が思っている)ところで大切そうに抱きしめたりといった少女らしい一面も。やたらと勝負を挑んで来るのも、実は別の意図があることが、最終日に分かる。この辺の性格を、担当声優の生天目仁美は「ばかわいい」と評していた。
将来の夢
将来の夢は「可愛いお嫁さん」。具体的な職業としては、祖父のダニエル(長瀬源蔵)から家業の執事を継ぐよう薦められており、本人も悪くは思っていない。幼少期は「ダニエルになる~~」と積極的。また、TVアニメや御形屋はるかによる漫画版では、執事になる為の習い事をしている描写もあった。しかし、将来については「ダニエル以外に道があるのではないか」と漠然とした不安を感じており、「ダニエルにはならない」と言いだしてしまう。
PS2版とXRATEDの差異
(以下ネタバレ要素を含みます)
終盤の展開が大きく異なっている。
まず仲直りの仕方。PS2版では、赤の他人と接するように振る舞う由真に対し、主人公は「家業継ぐの?」と語りかけ、将来の不安解消や仲直りの糸口を地道に探していく。一方XRATEDでは転んだあとに、無理やりブルマをずり下ろす、とかやっていた。由真の将来とかについてはほとんど話題にしていない。
将来の不安についても、PS2版では「これからも一緒に考えていこう」となるのに対し、XRATEDでは降って湧いたように「歌手になりたい」と言い出して何の抵抗もなくエンディング。祖父が「思いつきのような夢を一生追い求められるのか」と話していた中盤の話は無い。
「十波」と「長瀬」どちらが本当の由真かという問いに対する主人公の答えも、PS2版では「どっちも」と答えてるのに対し、XRATEDでは「十波」だけが本当と答えている。
また、XRATEDでは上品に微笑むシーンが存在しない。
AnotherDaysにおいて
無印、XRATEDでのサブキャラがメインな展開が多く、貴明と愛佳以外の他のキャラと接点の少ない由真の出番は少ない。
「十波」と呼ぶことも呼ばれることも一度もなく、貴明からは「由真」、他「長瀬さん(ささら)」「長瀬先輩(郁乃)」と呼ばれている。ADの設定ではすべてのキャラが貴明と知り合っていて、誰ともEDをむかえていないという状態で、この時の由真の進路がどうかは描かれておらず、貴明との関係についても描写は少ないが、「これで勝ったと思うなよ」が由真の決め台詞であることは貴明も知っており、かつ周囲にも認識されてた模様(向坂雄二とまーりゃん先輩がこの台詞を使用、雄二の時由真が「それ私の台詞ー」と泣き叫ぶシーンがある)。
ちゃるシナリオではうってかわって、前作のように激しく貴明に敵意を燃やす場面があるが、貴明にはことごとく無視されるやはり不遇ネタ扱いであった。ミルファシナリオにおいて、大事にしていたMTBを破壊された上に「そういう運命だった」と言われ、本人いわく「納得がいかない」展開。
後は本編とは別展開の小牧郁乃シナリオに出番があるが、ロクに経験もないのに郁乃に対し男女間の性知識について披露し、郁乃にそれを突っ込まれている。