概要
小牧愛佳の妹。主人公の1つ年下。当初は立ち絵が存在せず、ベッドの上にいるCGのみであったが、ADでは立ち絵が描かれている。
幼い頃から病弱(ADで膠原病由来の1型糖尿病と判明)で病院に入退院する生活を続けている。病院にいない時も、常時薬を携帯している模様。そのせいで世の中を冷めた視点で見るようになり、皮肉や意地悪が口をついて出るようになってしまう。姉には憎まれ口をたたくがそのお人好しを心配しており、その姉に近しい河野貴明には厳しい目を向ける。
AnotherDaysでは
郁乃ルートは彼女の視点から描かれており、その為河野貴明にも声がついている。退院して姉や主人公と同じ学校に車椅子で通学する事となり、本編のエピソードに由来して周囲から「桜っ子」と呼ばれている(本人はあまり気に入っていない様子)。年の割に老成しているとも言われる。
主人公、姉の愛佳、そして自分の関係について悩むことになるが、完全に自己完結してしまう為、愛佳と貴明以外のキャラとの絡みは少ない。前作では一部貴明と憎憎しくやりあう場面(貴明も面と向かって「おまえ」呼ばわりしていた)が、月日が経たせいか郁乃が時折悪態つく以外は、貴明は「恋人の妹」として普通に接している。
また、貴明達以外にも、チャット仲間が登場し、一応そのうちの一人とのエンディングらしきものも存在する。が、それまでのつながりがチャットだけで、そのイベントも全体の尺に比べて少ない。
さらに、アダルトゲームである為、エッチシーンが当然あるわけだが、郁乃シナリオの場合、「寝取られ」とか言われるほど無理やりシーンが入ってくる。そのせいもあって、家庭用機移植ではエッチシーンを抜いてもシナリオ展開に不都合なくなるわけだが。
ちなみに、彼女のシナリオをゲームのスタート画面で選ぶと、名前入力を求められる。シナリオ内で重要になるかと言えばそうでもなく、とあるキャラの名前として使われる。余談だが、「河野貴明」と設定することはできない。「藤田浩之」は大丈夫だった。
なお貴明は、郁乃から好意以上の感情を持たれていたことには気づかなかった模様。余談ながら、郁乃シナリオでの貴明は愛佳と恋人同士として付き合ってる前提なので、他のシナリオで見られるような女性が苦手という描写はあまり見られず、愛佳に対してかなり積極的でもある。
愛佳でいくの
Leaf恒例のアミューズメントソフト。姉と共にメインを貼っている。OPでゲーム名について愛佳は如何わしい想像をしてしまう。
ダンジョンRPG「FINAL DRAGON CHRONICLE」での貴明からの呼び名は「郁乃ちゃん」だが、姉の愛佳には貴明はつきあってないので「小牧さん」。AD本編の状況(貴明が誰とも付き合っていない)で郁乃が登場しているパラレルワールドなのでこうなったが、名前(+ちゃん付け)で呼ばれることには抗議している。序盤、このたま以外で最初に仲間になるので、大抵は一度はパーティーに入れられることになる(その後も使われるかどうかはプレーヤーの愛情次第)。
OVAでは
主人公に対する立ち位置がかなり異なり、「郁乃ちゃん」と呼ばれていたり姉と貴明との仲を取り持とうとしたりしている。また車椅子は使用しておらず、水着姿が無いのも病気だからではなく単に持ってきて泳ぐ気が無かったからとされていた。
AQUAPAZZAでは
とあるフィールドの背景でバトルを見ている。