特記しない限り、この項目の表記は「ミルファ」で統一する
概要
ゲーム『ToHeart2』の登場キャラクター。 姫百合珊瑚によってソフトウェア設計された最新鋭のメイドロボ。メイドロボ三姉妹の次女である。12月3日ロールアウト。
容姿については、『XRATED』(初回版)の設定資料において公開された。
以下ネタバレ
ToHeart2において
姫百合姉妹シナリオで登場。実は登場順ではイルファより早いのだが、絵としてはクマのぬいぐるみとして登場(後にロボサッカー大会において相手選手を蹴り倒したことによるボディの故障が原因と判明)、貴明は女の子扱いせず「クマ吉」呼ばわりして、股の間を覗いたりしている。なんだかんだで貴明を気にいって仲良くなるが、来栖川の研究室に戻り、途中で登場しなくなる。人間体に戻る際は、貴明の為に胸を3センチ大きくしたことが判明している。
AnotherDays
テーマはロボットの心で、彼女は「自分の心は本物だ」と考えている。
登校途中の貴明とぶつかり再会、いきなり公衆の面前でキスをしてアタックをしかける。貴明のクラスに転校してきて、最初は「はるみ」、後に「河野はるみ」と名乗るが、自分からはかつての「クマ吉」「ミルファ」である事を明かさず、貴明はイルファと出会うことで、はるみがイルファの関係者であることに気付く(「クマ吉」でしか会っていないので「イルファの妹ミルファ」であることは当初分からなかった)。貴明のことは「ダーリン」と呼ぶ
紆余曲折はあったが、仲は進展し、自宅でエッチまでするようになるが、あくまでミルファは人間「河野はるみ」で自分がメイドロボであることは明かさなかったが、前述のように貴明は既に知っていた。彼女の故障が起きて(それまでにも何度か起きている)、貴明は設計者の姫百合珊瑚のところへ連れていき、そこで気付いたため、貴明がメイドロボであることを知っていて隠していたことにショックを受け、階段から落ちたことでさらに重傷となる。
なんとか治ったものの、今度は貴明と出会った以降の河野はるみとしての記憶がなくなり、貴明に対しても「人間の女にもてないからメイドロボしか愛せない可哀想な男」扱いで拒絶する。貴明はそれでも何度か会って、再び仲は進展したかに見えたが、ミルファは貴明が見てたのは「河野はるみ」であると思いこみ、再び拒絶するが、ついには記憶を完全に消してもらおうとする・・・
他のキャラとの関係
ミルファシナリオのような「河野はるみ」の存在が消えることは無く、ミルファであることを自ら明かしたり、明言はしないが自分がミルファであることをほのめかしたりする場面がある。
シルファ
ロールアウトが1日違いのため双子の妹にあたる。実妹ではあるが基本的にお互いの仲は悪い。細かい事情は異なるが二人は同じ学校に通いながらも接点は薄く当初は他人行儀に振る舞い最終的に和解するまで時間を要した『Fate/staynight』の分岐ルートの一つである『Heaven's Feel』の遠坂凛と間桐桜に関係が似ている。また妹が姉に対して嫉妬をしておりそれが原因でトラブルの引き金になっている点でも似通ってる。呼び方はシルファ→ミルファが「ミルミル」、逆はシルファシナリオで「ひっきー妹S」、ミルファシナリオでは「シルファちゃん」(ただし嫌味で)。
ミルファシナリオではミルファはメイドロボであることを隠していたので、(しかし貴明は彼女がロボットである事実を知っていたそのため女扱いをせず苦手意識もなかった)表だっては赤の他人の関係だったが、お互いに刺々しくやりあう(シルファいわく「イジワルじゃなくてイジメ」)。ミルファが訪れた際はシルファがやり込められる結果となるが、シルファは「もう手は打ってる」として、ミルファに仕返しで「この世の地獄」を見せた。
シルファシナリオでは自らメイドロボ「ミルファ」で、かつての「クマ吉」であることを公言して積極的に貴明をめぐる争いに参加することになる。シルファはミルファを主に「ミルミル」、「エロエロセクサロイド」」とも呼ぶ。ミルファが姉であることについてはシルファは「製造日が違うだけで姉じゃない」と姉呼ばわりについては拒否している。貴明からはADで唯一「河野はるみ」での記憶がありながら「ミルファ」と呼ばれることになる。
シルファとの料理勝負となった際は貴明の好みの味を踏まえて料理を作り、勝利しているなど、ミルファシナリオでのオポンチぶりとは違う面も見せつけている。
いがみあってはいたが、なんだかんだでシルファと貴明がうまくいくように取り持ち、ED近くでは貴明に「もうダーリンじゃないよね」「シルファのこと、よろしくね」と寂しげに言う場面もある。「河野はるみ」の記憶が残ってる状況で唯一貴明を諦める展開になっている。
イルファ
長女でありミルファにとっては珊瑚以上に苦手な存在で、頭が上がらない。呼び方はイルファは「ミルファちゃん」「はるみちゃん」、ミルファは「お姉ちゃん」。
「Toheart2」では直接二人で登場する場面は無く(クマ吉退場後にイルファ登場)、イルファの口からその後のミルファ(クマ吉)について語られる程度である。
「AnotherDays」では、二人のお目付け役として登場。ミルファに関しては「オポンチ」扱いだが、ミルファもイルファを「色ボケ」と言ってしまい、ミルファはこの世の地獄を見ることになる。「夜な夜なエッチな妄想している」のは間違ってもないのだが(イルファの言動を見る限り)。
あくまでイルファの見解だが、ミルファがメイドロボでなく人間であることにこだわったのは、クマ吉時代は貴明は彼女を見た目でくまのぬいぐるみ扱いしかせず、女の子として扱わなかったことに対する反動ではないか、としている。
ちなみに3人が姉妹であることが公言されて、3人一緒に絵として登場するのはシルファシナリオだけである(まーりゃんシナリオでも3人で行動しているが、メイドロボとは明かされていない)。前作では姫百合姉妹+イルファで4Pという展開もあったが、今回3姉妹との4Pは存在しない。
姫百合姉妹
設計者珊瑚とは「Toheart2」では珊瑚のオプションのように登場していたが、「AnotherDays」での絡みがあまりない。ミルファが問題行動をしても、面白がって見ているだけで、注意するのはイルファの役目であった。作内では校内で故障した際に初めて登場。姉妹との仲は悪くはないが、瑠璃からは「3人揃ってやる事が極端」と評される。ちゃるやまーりゃんシナリオでも一緒に登場しているが、特段絡みは無い。
向坂雄二
女が苦手な貴明の為に仲をセッティングしたのは雄二で、当初から雄二はミルファがメイドロボと知っている(イルファの言葉ではミルファは雄二から貴明の情報を仕入れてたらしい)。交換日記イベントで、ミルファは雄二と付き合う宣言までするものの、結局元サヤに収まっている。
その他のキャラ
- 菜々子シナリオ
子供の菜々子と(製造日で言えばミルファがはるかに年下だが)本気で口論する場面がある。菜々子メインシナリオなので、最終的に菜々子が勝利ということになる。
このシナリオでは自分がメイドロボであることは明かさなかったが、貴明に対し「ダーリンの家にいる愚妹にもそう言っておいてね」という台詞があり、愚妹とはもちろんシルファについてであり、暗に自分がメイドロボのミルファであることを明かし、貴明がそれに気付いてながらミルファに対して言わなかったことも、実はミルファも分かっていたことも明らかとなっている。
- よっち(吉岡チエ)シナリオ
よっちと修羅場る場面があり、よっちは貴明のヘタレを直そうとして(あくまでこのみと貴明がくっつくためにだが)、いろいろと画策するが、ミルファは「じゃあ私がダーリン(貴明)の恋人になれば問題ない」と乱入してくる。ミルファとのデートでよっちの妨害もあり、ミルファは貴明を巡るライバルと認定。よっちは否定するが、結果としてはよっちと貴明は結ばれるので正しいことが証明されている。よっちシナリオでメイドロボであると明言される場面は無いが、EDで貴明の家にメイドロボが3人いることが、よっちの口から述べられていて、それがミルファであるとは明言もないが、ほかの二人はシルファと監督役のイルファであるので、残る一人がミルファであることは間違いはないだろう。
- まーりゃん先輩シナリオ
メイドロボとはミルファからは明言されていないが、終盤イルファ、シルファとトリオを組んで行動して、メイドロボであることはほぼバレバレとなっている。また制服を切り裂かれ、素裸になる場面があり、この立ち絵については評価が高い。
- ちゃるシナリオ
フットサル勝負で、雄二チームの一員として参戦。イルファの口からクマ吉になった過去の経緯が暴かれている。
- 春夏シナリオ
終盤で登場、春夏に対し負けを認める場面も見られる。ミルファシナリオでの春夏は彼女に貴明の家の合鍵を渡すなど、かなり肩入れ(ミルファだけに限った話でもないが、娘のこのみに有利になるようにはしていない)する場面がある。
- ルーシー・マリア・ミソラ(るーこきれいなそら)シナリオ
両者はまったく絡みは無いが、EDに出てくるキャラの人格や名前が違うという点では、共通しており、このシリーズではるーこは元祖である。
ゲームでは全く絡みはなく、OVA版adnexetで「河野」姓をめぐってはげしくぶつかることになる。この中で、はるみは「河野」については「自称」であることを明言している。
FINAL DRAGON CHRONICLE
アミューズメントソフト「愛佳でいくの」収録のダンジョンRPG。河野はるみ名義で参戦しているが、メイドロボであることやイルファやシルファと姉妹であることは公然と明らかになっている(ADでははるみの名前でこの状況は存在しない)。ラスボスでもあるイルファ戦でシルファと共に連れて行くと彼女と一緒になって辛辣に姉批判をする。
なおこの作品の世界観はいわゆるパラレルワールドである(AD本編の状況に郁乃やるーこが参戦しているので)ので矛盾を突っ込むのは野暮であると言える。なお職業はメイドでなく戦士系である(他の2姉妹はメイド系)。
OVA版において
adplus、adnextなどで登場。「河野はるみ」名義で登場。メイドロボであることを貴明に隠してるかは不明。
adnext第1話のおまけでイルファやシルファと一緒になって登場している。第2話では「河野」姓をめぐってとあるキャラと激しくぶつかることになる。
人気について
発売前は1位。発売後の人気投票ではADヒロインの中では7人中4位。TH2全体の投票では、09年で12位、10年で13位。
ゲーム以外
きたうみつなによる漫画版では、クマ吉として登場。シナリオ上、珊瑚や瑠璃よりも早く貴明と出会うことになる。珊瑚を馬鹿にした雄二をドロップキックで蹴り飛ばしたりと、おてんばな一面も見せた。
ミルファ本体は登場しないが、イメージの中には登場する。原作には少ないイルファとの(一枚絵での)ツーショットも見られた。
関連タグ
属性とか