よっち
よっち
ヒロイン柚原このみや山田ミチル(以下ちゃると表記)とは同い年の友人で、主人公より一つ年下になる。このみとは同じ中学に通っていたが、高校はちゃると同じ西音寺女学院に通うことになる。
当初は巨乳以外は特に設定等が無かったが、『Toheart2AD』でメインキャラに昇格、彼女の攻略シナリオも入れられた。TH2のこのみシナリオでは、巨乳には自信があった様子だが、タマ姉の前に撃沈というくだりも見られた。
性格は明るく活発で、語尾には「ッス」とつけて喋る。タヌキっぽいイメージがあるため、主人公は心の中でタヌキっ子と呼んでいる。髪の毛の色から緑のたぬきとも。主人公とこのみの仲をからかう事が多い。
しかし、このみやちゃるが傷ついたり困ったりしている時は率先して解決しようとする等、友情には厚い。また、ちゃると共にこのみにエッチ方面での知識を吹き込んだりしている。
ADの方では、主人公をやたらとヘタレ呼ばわりする。…が、よっち編の主人公が連呼されるほどヘタレていたかと言うと、大してヘタレていたわけではなかったり。
終盤、ちゃるが一番のヘタレが誰であるかについて貴明に指摘しているが、それが正解に近いだろう。
シナリオについて
上記のように主人公がやたらとヘタレ扱いされ、脱ヘタレを目指す流れとなる。雑誌に掲載されていたライター(誰かは不明)コメントによれば、「主人公の成長も一つのテーマ」と書かれていたことから、脱ヘタレのようなコンセプトになったと考えられる。
しかし、「ヘタレ」という単語やその派生語「ヘッキー(ヘタレキング)」「ヘッカー(ヘタレカイザー)」等が連呼されるだけで、シリアス方面・ギャグ方面ともにヘタレな描写が少ない。
そのため、元々そうでないものを脱しようなどというチグハグなシナリオになってしまっている。
某掲示板では、よっちシナリオは「このみの成長物語」などと言われていた。
余談だが、よっちのシナリオを進めていくと、選択肢によってはよっち以外の美味しいCGにめぐり合うことができる。
彼女以外のシナリオでのよっち
積極的なキャラ故か、出番は割と多いのだが、特に相方と呼べるちゃるシナリオでは当初偽装恋人を装った貴明とちゃるの関係に気づかず、完全な恋人状態(最終的にはそうなったのだが)だと勘違いしており、出番量に比して、役割の重要度はよっちシナリオのちゃるほどには高くない。
それ以外でも随所でちょくちょくと登場しているが、前述のように話の盛り上げ役として登場しても、ストーリー進行の役割的にはあまり高いとも言えない。意外な所では菜々子シナリオ終盤でもよっち・ちゃるシナリオで見られた見合いイベントが存在し、映画館で代理デートとなるが、これはよっち(ちゃる)シナリオをやってないと唐突感がある。
本編では主人公河野貴明からは「吉岡さん」(Toheart2等)「よっちゃん」(よっちシナリオ中盤)「チエ」(よっちシナリオ終盤以降)と呼ばれるが、いずれもファンの間では定着せず『よっち』と呼ばれることが大半である(実は「よっち」と本編内で呼んでいるのは、本人の自称、及びこのみとちゃると春夏だけである)。
2次作品(主に18禁系同人誌)ではAD発売前も以降も貴明に「よっち」と呼ばせることが多い。相方のちゃるについては貴明はちゃるシナリオでは「ちゃる」と呼んでおり、貴明が「よっち」と呼ばないことに関しては不満が多い。終盤呼び方がチエとなったのは「河野チエになるから、どこにも「よ」が入ってないからチエ」という理由である。
作中の台詞の表記も一貫して
よっち
「(台詞)」
となっている
活動的なキャラであるにもかかわらず、貴明やこのみやちゃる以外の人物との絡みは意外に少なく、「よっち」と呼ばれる以外では、河野はるみから「チエ」、向坂環から「吉岡さん」と呼ばれるくらいである。