ちゃるとはゲーム『Toheart2』に登場するキャラクター山田ミチルの作中での呼び名である。
本編では「山田さん」「ミチル」と呼ばれる事は少ないので、以下ちゃると記す
概要
ヒロイン柚原このみとは同い年の友人で、主人公より一つ年下になる。このみとは同じ中学に通っていたが、高校は西音寺女学院に通うことになる。無口・無表情でつかみ所の無い性格。
当初はサブキャラクター扱いで、出番は少なく語られる設定も僅かであったが、『Toheart2AD』でメインキャラに昇格、彼女の攻略シナリオも入れられた。
テキ屋の跡取り娘で、家の人間にはお嬢と呼ばれている。ちゃる本人も、家の行く末を案じていたようだ。彼女の祖父はすごい人らしい。
主人公との関係は悪くはなかったが、主人公は女が苦手という設定(苦手な度合いはルートによってまちまち)であり、ちゃるは親友吉岡チエ(通称よっち)と共に悪戯(体を密着させる等)をしかけては反応を楽しんでいた。主人公などからは、相方よっちがたぬきに対し、きつね扱いされていた。赤いきつねとも
現役同人作家であり即売会(こみパ)でもコスプレして本を出すほどだが、その内容はイカやタコ、首無しゾンビのメイドが登場するという作風である。BL関係にも知識は詳しく、このみにカップリングを勧めたり、このみにメイドコスプレをさせてよっちと取り合い(大岡裁き)をしている。なおちゃるいわく、貴明は総受け。
ToHeart2無印、XRATEDにおいて
あまり出番が多いわけでもなく、このみシナリオで若干絡む程度。家がテキ屋であること、同人作家なのは判明している。なおデフォルトでは唯一の眼鏡っ娘(由真はシナリオでは途中から眼鏡をかけている)。
XRATEDではよっちと共にこのみにエッチ方面の知識を吹き込んでいるが、もちろんよっちともども処女である。
ADにおいて
主人公の学園と寺女が合同開催した文化祭では演劇を企画。脚本を書いたり、衣装を作ったり、その衣装も素材にまで拘ったりと主人公やタマ姉達を巻き込み、熱心に取り組んでいた。
ある騒動がきっかけで急接近することになるが、当初はちゃるの見合いを壊すため、偽装の恋人関係を演じていた。しかし時間がたつにつれ・・・。
よっちとの関係
幼馴染で、現在の性格はまるで正反対に見られているが、実は・・・。
ADにおける二人のシナリオは、ちゃるの見合いイベントにお互い代役を立てたことから始まっており、向坂雄二に頼まれた貴明と、ちゃるは頼んでないが、見合いをぶち壊さそうと自ら名乗り出たよっちが映画館で鉢合わせたことに始まる。
よっちのシナリオにおけるちゃるは、よっちが貴明の事が好きであることには早い段階で気づいており、過去よっちが体験したつらいことなどを主人公に説明し。ラストの貴明による告白にも協力しているなど重要な存在となっている。
ちゃるシナリオのよっちは、雄二との二度目の見合いイベントでは貴明に頼むなど重要な存在だったが、その後の偽装恋人状態の二人が恋人同士だと完全に勘違いしており、出番は少なくなかったが、二人が最終的にくっつくことには(偽装が分かっていた節のある)環などより関与していない。
その他のシナリオでは大体が若干出番がある程度でXRATEDなどと同様。
公式での待遇
雑誌に掲載されていたメーカーコメントで、ライター(誰が書いたかは公表されていない)から
「地味な子」扱いされていた。
絵師であるみつみ美里は、私服、巫女服、チアガール、水着、ドレスと、いずれもデザイン・作画ともに気合を入れて描いていた模様。
呼び方について
作中では登場人物の大半が「ちゃる」もしくはそれをもじった呼び方をしている。貴明は当初「山田さん」で「ちゃる」と呼ぶのは抵抗があったが、最終的にちゃるに押し切られる形で「ちゃる」と呼ぶようになる。「家」の人間には「お嬢」「嬢ちゃん」と呼ばれる。
(機会は少ないが)シルファからの呼ばれ方は「ちるちる」。