概要
本作におけるレイのライバルキャラであるダイルにグランデ、第2話に登場したレイオニクス達、更には前作においてレイのゴモラと因縁のある怪獣達など、久々の再登場を果たすキャラクターがてんこ盛りのエピソード。
そして今回は初めてダイル以外のペダン星人が初登場し、レイオニクスハンター達によるレイオニクス狩りが本格的になる中、これまでレイを目の敵にしてきたダイルの心境にもついに変化が訪れる事となる。
あらすじ
グランデの一件後、レイオニクス狩りに復帰したダイル。しかし、彼の上官であるハーランは、「一度狙った獲物は逃さない」と言われたダイルが「一度ならず二度も同じ相手=レイを仕留めそこなった」事実に、半ば失望しかけていた。そんなハーランからの信頼を取り戻すため、ダイルは今一度レイの抹殺に赴く事を決意する。
一方、レイは一刻も早くレイオニクスバトルを終わらせる為、仲間達と共に戦いに明け暮れていた。惑星ハマーを離れようともせず、レイオニクスバトルを続けるそんなレイに怒りをぶつけるダイルに対し、ヒュウガ達は「レイは必ずレイブラッドを倒す。だからレイを信じてあげてほしい」と説得するが、そう簡単に信用するダイルではなく、「そこまで言うのなら証拠を見せてもらう」とレイ達に告げ、ある兵器を出現させる。それはかつて、惑星ボリスにおいて幾度となくレイ達を苦しめたあのロボット兵器・キングジョーブラックだった。
ダイル「まずはこのキングジョーブラックを倒して見せろ。寝言はその後にでも聞いてやる」
ダイルからの信用を得る為、彼が差し向けたキングジョーブラックに挑むレイ。
そしてグランデにもまた、レイオニクスハンターの魔の手が忍び寄っていた…。
登場怪獣・宇宙人
前話でレイがウルトラセブンから託されたカプセル怪獣で、今回初デビューする…のだが、これまで連戦連敗を重ね続けてきたせいで自信を無くしてしまったのか、非常に憶病な性格になっており、ケルビムを見て逃げ出してしまうなどの描写が見られた(ZAPの面々は「セブンから託されたから強い」と思っていた為、この光景を見て、流石に「エ?」と呆れてしまった)。その後はレイの励ましもあって奮起し、ケルビム戦において人生初の勝ち星を収める事ができた。
かつて惑星ボリスにおいてレイ達を何度も窮地に陥れたロボット兵器。本編ではダイルが操る個体とペダン兵士が操る個体の2体が登場。
惑星ボリスの戦闘データを元に改良されたのか、前作以上に強力になっている。しかし、レイオニックバーストのデータを取り入れていなかった事が仇となり…。
レイオニクスハンター。ダイルを除けば、映像としての明確な登場は初である(ウルトラセブンの個体はシルエットでよく見えなかった為)。
そして司令官であるハーランも本編初登場となる。
ゼットン星人が使役する怪獣。初代マン以来、43年ぶりにドラコと交戦するが、キングジョーブラックの乱入でまたしても決着はお預けに…。
「俺のテレスドンが勝ーつ。ゼーットン」
テレスドンを操るレイオニクス。「ゼットン星人なのにどうしてゼットンじゃないの?」…と突っ込んではいけない。
フック星人とのバトル中、突如として乱入したダイルに射殺された。
なお、第8話においてザラブ星人が「オキがゼットン星人を倒した」という事実に驚いていた様子から(あくまでこれはザラブ本人が勝手に勘違いしていただけで、本当にオキがゼットン星人を倒したわけではない)、以前にザラブに苦杯を舐めさせた事例があったのだろうか…?
第2話においてレイのエレキングに倒された個体が復活したものなのかは不明。怪獣データによると、「姿は変わっても、乱暴な性格と怪力は健在」とのこと。
テレスドンと43年ぶりに対決するも、キングジョーブラックによって共々倒されてしまった。
着ぐるみは前回のドラコの改造で、その後、劇場版において元のドラコに戻された。
「馬鹿め。勝つのは俺のドラコだ」
第2話においてレイに暴行された宇宙人。
ゼットン星人とのバトル中に乱入したダイルに銃を向けられ、命乞いするも隙をついてナイフを投げつけるも躱され、あっさりと射殺される。
メトロン星人や後述のガッツ星人とは違い、残念ながらレイと再戦する事はなかった。
ガッツ星人が新たに使役する怪獣。ミクラスとは『メビウス』以来の対決となるが、今回は敗北。明確な死亡描写はないが、主であるガッツ星人を圧し潰してしまった時点で恐らくケルビム自身も生きてはいないだろう。
「地球のレイオニクスよ!この前は油断したが、今度はそうはいかんぞ!」
第2話においてゴメス(S)を操っていたレイオニクス。今回はケルビムでリベンジを果たそうとするも、ミクラスに体当たりされたケルビムに圧し潰されて死亡。流石にこの状況では、例えケルビムとのリンクを切っても助からないだろう。
「普通はな。けど俺は、普通じゃない」
第7話以来、久々の登場。
今回は新たにレッドキングを相棒としており、自分に喧嘩を売ってきたペダン兵士が差し向けたキングジョーブラックを返り討ちにした。
グランデの新たな相棒。
データ分析したペダン兵士から「レベル3、キングジョーブラックの敵じゃないな」と判断されるが、バトルが始まると一変、キングジョーブラックを圧勝するという実力を見せつけた(何処かの戦闘民族の様に「戦闘力のコントロール」ができるのだろうか…?)。