概要
STAGE1「鋼鉄の宇宙」(2011年11月25日リリース)、STAGE2「流星の誓い」(同年12月22日リリース)の2部構成。
若きウルトラ戦士、ウルトラマンゼロの活躍を描くオリジナルビデオ作品である。ゼロがナビゲーターを務める『ウルトラマン列伝』及び『ウルトラマンゼロTHE_CHRONICLE』でも放送された。
時系列的には映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』の1年後であり、『ウルトラマンサーガ』の前日譚である『てれびくん』付録DVD『ゼロ&ウルトラ兄弟 飛び出す!ハイパーバトル!!』の直前に当たる。
本作ではウルティメイトフォースゼロの新しい仲間、ジャンナインが登場する。
当初は荒木憲一を脚本とした前作と同じ座組みの、10周年を迎えたウルトラマンコスモスをメインとした作品の『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンゼロ』、もしくは『大怪獣バトルシリーズ』の総決算となる作品などが検討されていたが、2011年1月10日に企画が止まり、監督が『ベリアル銀河帝国』を担当したアベユーイチであることに加え、コスモスは『サーガ』へ登場することになったため、『大怪獣バトル』のキャラクターも引き続き共演させつつ、新作映画と連動したウルティメイトフォースゼロをメインとした作品に変更された。また、企画時に直面した東日本大震災を受け、「バトルそのものよりも、仲間が増えること、手を取り合うことの素晴らしさという方向へ、テーマをシフトしたい」という渋谷プロデューサーの意見にアベ監督が賛同したため、『ベリアル銀河帝国』からエメラナ姫が登場してジャンナインが誕生する物語の製作へ至った。
大きなセットが組めず、合成も限られているため、煙を焚いてライティングすることで、ホリゾントのバックだけにしないようにしている。
本作に先駆けて「ウルトラヒーローバトル劇場!第16弾!」にてジャンキラーが登場し、本作での展開を仄めかすセリフを発しているが、本作とは繋がらないパラレルストーリーとなっていた。
あらすじ
ベリアル銀河帝国が滅んでから1年が経過した。久しぶりにエメラナ姫に会いに行こうと考えたウルティメイトフォースゼロの一行だったが、エメラナ姫とジャンボットが突然現れた人工天球に捕らえられ、別宇宙に飛ばされてしまう。
救い出そうと並行世界へ向かう一行は、天球の中でかつてウルトラ戦士を苦しめたロボット怪獣達に襲撃される。ZAPと協力して何とか難を逃れる一行だったが、そこに謎の巨大ロボ「ジャンキラー」が現れ…。
登場ヒーロー
登場怪獣
- 古代怪獣ゴモラ
- 原始怪鳥リトラ(S)
- 天球ガーディアンビートスター
- 天球ロボットキングジョー(BS)
- 天球機兵レギオノイド(BS)
- 天球鉄神インペライザー(BS)
- 天球超人エースキラー(BS)
- ???(回想シーンで登場)
主題歌
- すすめ!ウルトラマンゼロ(キラー ザ ビートスター バージョン)
作詩は田靡秀樹&山口智大、作曲と編曲は小西貴雄、歌唱はボイジャーが担当。
『ウルトラマンゼロTHE_CHRONICLE』(マレーシア版)のOPはこの曲となっている。