概要
呼称した人物は定かではないが、以前から彼の様々なオタクエピソード(後述)が新世代ヒーローズで共演した先輩俳優らに「プロ」と称されイジられており、やがてそれが特撮ファンの間にも浸透していったのではないかと言われている。
現在もスタッフや共演者からこの名で呼ばれることもあるが、濱田自身まんざらでもない様子を見せていることから、事実上本人公認のニックネームとなっている。
2020年12月には円谷プロダクション公式からもこのあだ名で呼ばれてしまい、ついには事実上の公認を受ける形となった。その後、カプコンもこの流れに便乗し、もはやウルトラシリーズの枠組みを超えたニックネームとなりつつある。
なぜ“プロ”と呼ばれるのか?
この愛称がつけられた理由は、彼の自重することを知らないガチオタムーブにある。
理由その①
最大の理由は、推しキャラに対する熱烈な愛であろう。
濱田は幼少期から大のウルトラシリーズファンであった。中でも幼い頃によく車の中で観ていたという『ウルトラマンコスモス』に登場するウルトラマンジャスティスが最推しであると公言している。
その熱量たるやすさまじく、ウルトラマン系のイベント出演時、(たとえイベントの内容が『コスモス』に関連しないものであっても)ジャスティスに対する思いの丈をこれでもかとぶちまけているほど。また、とあるインタビューにてジャスティスについて語った際「(以下、早口で一気に)」「……ふぅー(と息を切らす)。」という一文まで添えられていたこともあった。
『ジード』で共演した小澤雄太は「いつもジャスティスジャスティス言ってるもんね」と明かし、潘めぐみは(さすがに直接名前は出さなかったものの)「ジャスティスを愛して止まない存在を存じ上げているので」とコメントするなど、その熱狂ぶりは出演者や製作スタッフら関係者の間でも広く知られている。
ウルフェスで開催されたヒーローと自由な時間を過ごせる「ミート・ザ・ヒーロー」においても、ジャスティスとともに満面の笑みで写真に納まる様子が公式Twitterに投稿されている。
ちなみに、本人曰くポーズをとってもらう際に「僕をテックライガー2号だと思って下さい…………」というマニアックな注文をしたという(『コスモスVSジャスティス』作中で「墜落するフブキ隊員のテックライガーを救出したジャスティスがコックピットをのぞき込む」という印象的な場面を再現するためのオーダーだと思われる)。
平時ですらこの感じなのだから、ジャスティスの関連グッズが発売されようものならそれはもう大変なことになる。
ジャスティスのウルトラメダルの発売が決定した際、同時期に自身が演じたウルトラマンのメダルもラインナップに入っていたのだが、そちらは二の次で真っ先にジャスティスのメダルに食いついていた。(なお、当該メダルだが、バンダイ公式ツイッターにおいてジードのソフビにジャスティスのメダルを持たせるというあからさまに狙った写真が掲載されている。その後のプロの反応はお察しください。)
また、濱田はS.H.Figuartsシリーズの熱心なコレクターとしても知られているが、とあるインタビューにて「今後ラインナップに追加してほしいウルトラマンは?」と問われた際、大方の予想通り「ジャスティスです」と即答していた。
ジャスティスが『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』への登場が決定した際には、17年ぶりの本編登場ならびに新録というサプライズで心拍数と体温が上昇するなど、体に変調をきたしたうえに、Twitterでは開設以降かつてない規模で暴走しまくっていた。
そして、潘めぐみがジャスティスの声を担当する事も同時に発表され(潘は濱田が主演した『ジード』にて主人公の親友であるペガの声を務めている)、Twitter上では両者の間で微笑ましいやり取りが交わされた。
Twitterでも同日に“龍臣プロ”がトレンド入りしたのは言うまでもない(本人は恐縮していたが)。
なお、後日ジャスティスのサンプルボイス公開時には、感極まって言葉が出なくなっていた(その一部始終)。
その後、本編配信でのジャスティス登場シーンでは、言葉はなく相手を拝む絵文字1つのみが記載されたツイートを残し、感極まってすっかり語彙力が消失してしまった様子をうかがわせた。
ちなみに、正式な配信開始の前に濱田はすでに第1章を観賞済みで、観るのはこれが2度目だったようだ。
これを踏まえてか、2023年の誕生日の際には、ニュースサイトの紹介文で『ウルトラマンジャスティスのことになると変調をきたす』という一文が記載され、ファンの腹筋を崩壊させた。
近年のヒーローショーではジャスティスとジードの共演時に、ジャスティスに対してジードが興奮してはしゃぐ光景が頻繁に見られるようになったという。この現象は龍臣プロの影響であることは言うまでもないだろう。
以上のことから、現在では濱田龍臣といえばジャスティス推しという認識は、公式・非公式問わずすっかり定着している。濱田曰く、幼い頃はウルトラマン全般を好んでいたが、実際にウルトラマンに関わる仕事をした高校時代を境にジャスティスに傾倒していったという(2021年12月のゲーム実況者のカニカマ氏との対談より)。
きっかけは、ヒーローショーで「好きなウルトラマンは何か?」と子どもに問われた際、受け狙いもかねて「ジャスティス」と返答したことだったのだが、その後「だんだん歯車が回り出して」自分の中での推しキャラになっていったとのこと(最初こそ受け狙いもあったが、自身の成長後に改めて見返したところかっこよさに気づいたことも理由として挙げているので、その点はご理解いただきたい)。
理由その②
濱田といえば、前述のように『ウルトラマンジード』で主演を務めたことでも知られている。しかし、意外にも自分の演じたウルトラマンとジャスティスの共演を望むような発言は一切していない。
これについては、尊すぎて逆に恐縮してしまうからといった趣旨の発言をたびたびしている。
『ジード』のとあるイベントにてサプライズとしてウルトラマンジャスティスが登壇したこともあったが、その際には(事前に知らされておらず、心の準備ができていなかったこともあってか)明らかに動揺して語彙力が消失してしまっていた。
また、ジャスティスに関してはウルトラシリーズの関係者としてではなく、あくまで1人のファンとして接し続けたいという思いもあるのだという。
どのような事情があるにせよ、ファンとしての立場を貫徹しているところもまた、彼が“プロ”と呼ばれる所以なのだろう。
ちなみに、濱田はジャスティスの人間態:ジュリを演じた吹石一恵の旦那とは子役時代に共演経験がある。
理由その③
2020年8月27日、成人を機に個人のTwitterアカウントを開設。以前は所属事務所のアカウントを通して間接的な発信を散発的に行うのみだった。
開設初日から初心者とは思えないほど完璧にTwitterを使いこなしていたことから、ファンの間では「さすがプロ。順応するのが早い」と称賛された。
Twitter開設前からインタビューや各種イベントで公言していたように非常にエゴサ力が高く、時にはファンですら「どうやって見つけたんだ…?」と困惑するような発掘力を見せつけている。
なお、アカウント開設直後に真っ先にフォローしたのがウルトラシリーズ(新世代ヒーローズ)関係者のアカウントであったこともファンの間では話題になった。
2021年11月26日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』に出演した際、公式アカウント取得以前にすでに所有していたジャスティス推しの裏アカウントの存在を自ら明かした。Twitterの扱いに慣れていたのはこれが原因だったようだ(もっとも、一部では以前から疑惑を持たれてはいたのだが)。
ちなみに、当該トークでは推しであるジャスティスの名前を出し、推しキャラの布教もしっかり行うという抜け目のなさも見せている。
その熱量の高さから、2023年にはTSUBURAYAIMAGINATIONにて、ウルトラマンデッカーから主人公アスミ・カナタ役の松本大輝、ウルトラマンディナスに変身した中村加弥乃両名にギャラファイの魅力をティーチングする特別配信番組が誕生した。
その時のプロの反応は、言わずもがなである。
理由その④
Twitter開設後、投稿内容から彼が重度のゲーマーであることが発覚。
特に『モンスターハンター』に熱中しているらしく、カプコン公式アカウントは自身のアカウント開設と同時にフォローしている。また、小嶋慎太郎氏(MHXシリーズのプロデューサー)や小見山優子氏(モンハンシリーズの楽曲を手掛けている作曲家)といったスタッフもフォローして積極的に交流している。
また、交流は実況者にまで及び、配信動画に関するリツイートを頻繁に行っている(なお、これら実況者の中には、有名俳優から突然フォローされたことで非常に驚いたという者もいたとか)。
本人のプレイヤースキルも非常に高い。激昂ラージャン歴戦個体のような生半可な腕前では戦うことすら難しいモンスターを相手の周回プレイや、黄金武器を求めてマム・タロトのクエストを周回。2020年9月には、マスターランク(他シリーズでいうハンターランクのようなもの)をカンストさせたことを報告するなどのガチ勢ぶりを見せつけ、ファンを驚愕させた。なお、そのときのモンスター名にちなみ、名前がよく似た某トゲトゲ星人の中の人が僅か8分後に反応している(肩にモンスターのフィギュアを乗せた何処かシュールな写真付き。ちなみに写真自体は2018年のもの)。
そして、ミラボレアス実装時には、わずか2日でソロ討伐できるようになった…だけでなく、数日後にはわずか11分で討伐を成し遂げるまでに上達していた。
最早プロならぬ“プロハンター”である。なんなんだアンタ…。
ちなみに、ツイート内容などから、愛用武器はチャージアックスの模様で、モンスターはアオアシラに結構思い入れがある様子(シリーズ初プレイがMHP3だからというのがあるのかもしれない)。
彼の腕前に関しては、上記の小嶋氏からも絶賛されており、開発陣からもお墨付きをもらった形になっている(本人は「まだまだです」と謙遜しているが)。
いつの日か、モンハンラジオやモンハンフェスタなどからオファーされる日が来るのではないかと思われていたが(ちなみに、モンハンの配信番組にて一度だけこっそりコメントを残して視聴者や出演者を驚かせたことならあった)、2021年1月、最新作(当時)だった『モンスターハンターライズ』の体験版の先行プレイ動画へ出演を果たし、ファンの予想が的中することとなった。
すでにMHWシリーズは相当な時間プレイしていたこともあってか、動画内では非常に高いレベルのプレイヤースキルを見せており、ファンを驚かせている。
余談だが、かつて『ジード』のニコニコ生放送特番への出演時、モンハンのこんがり肉とそっくりなマンガ肉のイラストを描いたことがあり、その時点でモンハンプレイヤーなのではという憶測が飛び交っていた。
ほとんどの人は、さすがにここまでガチであるとは予想だにしなかったが……。
ちなみに、モンハン以外のゲームもやりこんでおり、『パズドラ』や『ウマ娘』に関するツイートが多い。後者では特にライスシャワーが最推しであるらしく、ファンの間では自身が演じた朝倉リクとの共通点が多い事から親近感を抱いたのでは?とも言われている。
龍臣語録
上記のようなオタ活の過程で龍臣氏が生み出した名言(迷言)。
以下その一例(Twitterより抜粋)。
- #エゴサは加速する
- (お騒がせしました。このアカウントは公式です。すみません。)
- たまにはまともな事も呟くんですよ!!!ただのツイ廃じゃないんです!!
- 11月発売!(素振り) 11月発売!(素振り) 11月発売!!(素振り) 11月発売!!!(素振り) (※1)
- アオアシラ!!!アオアシラー!!!
- ウルトラマンジャスティス…………………新録……………… (※2)
- 赤飯……赤飯を炊かねば………… (※2)(※3)
- さっきから 心拍数が 上がっていて 体温が 上がっています たすけて (※2)
- 心がジャスジャスしてしまうジャス………(???) (※2)(※4)
- いつの間にか1000ツイート超えてました(RTも含めてだけど) あれ………??まだ2ヶ月経ってませんよね…………どうして………?? → ツイ廃だからでは?(その通りです)
- ……………… → ッッッハァッッ……………ハッ………………!? → アァ……………………… → (サラサラ………………) (※5)
- アイエエエエ!ジャスティス!?ジャスティスナンデ!?(※6)
- 動いてた……………動いてたなあ………動いてたよ……………(※7)
- フラグは!!!折るためにある!!!!よっしゃああああああ!!!!(※8)
※1 ジャスティスのウルトラメダルの発売が決まったことを受けて。
※2 ジャスティスのUGF参戦決定を受けて。
※3 以前に潘めぐみが『ULTRAMAN』で北斗星司を演じる事が発表された際にも同様のコメントを残している。
※4 『仮面ライダージオウ』公式Twitterアカウントの語尾「ジオ」や、「ジオジオするジオ!」などの改変と思われる。ちなみに、ネタの大元はこれ。
※5 ジャスティスの新録されたボイスサンプルが公開された際の反応
※6 バンダイの玩具宣伝公式TwitterでのウルトラメダルウルトラレジェンドセットEX03~EX04発売の告知ツイートにて、EX04収録のジャスティスのウルトラメダルを持つジードのソフビ人形の画像を見て。ジャスティスリアリティショック。ちなみにニンジャスレイヤー公式からいいねがもらえたらしい。
※7 UGF第2話でのジャスティスの登場&戦闘シーンを見て。直前には絵文字で拝み倒すような内容をツイートしていた他、この直後に「もう1回見てこよ……………」とツイートしていた(この日、主演を務める舞台「オレステスとピュラデス」の本番を控えていたのにもかかわらず…である)。
※8 イベントで復刻されたSSRサポートキャラキタサンブラックを引き当てるというどう考えても爆死フラグとしか思えないツイートを直前にしていたが、見事に引き当ててみせた。その際の喜びの一言。オリコンニュースでもなぜか取り上げられた。
最後に…
冒頭でも述べたように、“龍臣プロ”というのはあくまで特撮ファンからの愛称である。したがって、特撮以外の作品を通して彼を知ったファンには意味が通じない可能性が高い(特撮以外のファンからは“龍臣くん”という呼称が広く使われている)。
実際、特撮に馴染みのないファンからは、トレンド入りの際に彼がなぜ“プロ”と呼ばれているのかわからず困惑する者も一定数存在していた。
本人公認とはいえ、不快感を示すファンが今後出てこないとも限らないため、特撮以外の出演作に関連する話題でこの呼称を用いるのは念のため避けた方が良いだろう。
………ただし、特撮関係者以外の人物がこの呼び名を使うことも近年頻繁に確認できる。舞台『オレステスとピュラディス』で共演した女優の趣里が舞台終了後のポストトークにて「龍臣プロ」と、上記のモンハンのプレイ動画でもゴー☆ジャスとザ・たっちの3人が「龍臣プロ」とそれぞれ呼んでいた(ただ、前者は「演技への向き合い方がプロ」、後者は「プロハンター」といった主旨で述べているので、意味合いはそれぞれで若干異なっている)。
また、濱田と同世代の子役出身俳優である鈴木福も彼のことをTwitter上で「龍臣プロ」と呼んでいた。
もしかすると、ジャンルを問わずファンからこのあだ名で呼ばれるようになるのも、もはや時間の問題なのかもしれない。
ちなみに、この記事も彼に見られているとか…
関連項目
#龍臣プロ全50話
ウルトラシリーズでは礼堂ヒカル役でおなじみの根岸拓哉氏が生み出した謎のハッシュタグ。
話の流れからウルトラマンZ全50話が元ネタのようだが、もれなく全員が困惑していた。