概要
1990年9月21日生まれ、東京都出身。
4歳から井上バレエ団にてクラシックバレエを習い始め、6歳で初舞台に立ち、小学5年生の時に憧れの『くるみ割り人形』の主役・クララを演じた頃から本格的にバレリーナを目指すようになる。バレエ一色の生活を送り、都内のインターナショナルスクールに3ヶ月間在籍後、オーディションに合格して15歳の時に高校にあがるタイミングで本場・イギリスのバレエ学校へバレエ留学するものの、アキレス腱断裂に足首の剥離骨折と度重なる怪我に遭遇し、医師から「前みたいには踊れない」と告げられ治療のため帰国。高等学校卒業程度認定試験大学入学の資格を得て大学に進学し、リハビリを続けつつ練習に打ち込むものの以前のように踊れることはなく、バレリーナへの夢を断念する。
失意の中でアルバイトや就職活動など将来を模索する日々を送り、表現したい気持ちがどうしても消えないことから、軽い気持ちで参加した塩谷俊主宰の演技学校「アクターズクリニック」のレッスンで演技の面白さに目覚める。幼いころから両親のドラマや歌番組を見て演技に興味を抱いていた一方で、両親と同じ道に進むのであれば「二世」となることから生半可な覚悟ではできないという重圧も感じていた中で、「でもお前は大丈夫だから頑張れ。女優を続けていけ」との塩屋の強い後押しによって女優を目指すことになる。
その後、エイベックス・マネジメントに所属し、『3年B組金八先生ファイナル~最後の「贈る言葉」4時間SP』にて女優デビュー、実年齢より5歳下で、坂本金八に恋する中学生の役を演じた。この時、武田鉄矢は「金八のライバルだった小学校教師の娘」と表現している。大学在学中にデビューし、大学は4年で中退して女優の道へと進む。デビュー後も「アクターズクリニック」やアメリカの演技学校「ステラ・アドラースタジオ・オブ・アクティング(英語版)」の短期ワークショップにて演技のレッスンを重ね、「自分のことはすべて自分で決めなさい」という両親の教育方針もあり、自ら進んで多くの舞台や映画、テレビドラマに出演して地道に経験を重ねる。2014年に劇団オーストラ・マコンドーに加入。舞プロモーション、フリーを経て、2015年4月よりトップコートに所属。
2016年のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演したことを皮切りにブレイクし、ドラマ『私の家政夫ナギサさん』や映画『生きてるだけで、愛』など数多くのドラマ・映画に出演している。
2022年10月、2023年放送予定の連続テレビ小説『ブギウギ』で2471人が応募したオーディションで選出され、ヒロイン・花田鈴子(芸名:福来スズ子)役を演じることが発表された。
人物
趣味はフィギュアスケートと映画鑑賞。特技はクラシックバレエ、英語、ギター。自宅にかき氷機を購入するほどのアイス好き。
家でひとりで過ごすのが好きである。プライベートでは根っからのインドア派で、稽古場か仕事の現場にいるか、自宅で台詞を覚えたり、ネット配信のドラマを見たりしている。休みの日はマッサージに行くぐらいで、ジムなどには行かずにトレーニングも自宅で行う。
性格は、あまり行動的ではなく、宅配ボックス内の荷物を取り出し忘れたり、PASMOをたびたび紛失するなどのおっちょこちょい。母は、「気質は水谷似。努力家で、お芝居に対する思いがすごく強い」としている。