上手に焼けました~!
概要
主に草食系モンスターから剥ぎ取れる『生肉』を肉焼きセットで焼くことで得られるアイテム。
食べることによりスタミナ上限を増加させることが出来る。
こう事務的に書くとただのアイテムだが……
食事の演出による生活感アピール
そんじょそこらのアクションゲームとは違い、こんがり肉を使用すると実際にキャラが食べはじめ、食べた後はちゃんと「あ~お腹いっぱい」と腹をさするモーションまで存在する。
MHP2G以前にあった上位アイテム『こんがり肉G』ではちゃんと湯気まで発生するので、プレイヤーが食べなくとも「とても美味しそうな肉」として実感できてしまう。
とにかく、本能に訴えるのである。
調理操作による生活感アピール
肉焼きの時間を誤るとこんがり肉は完成せず、生焼けになったり焦げたりするため、
初心者演習の項目にわざわざ「肉焼き」が存在している。
広大な自然の広がるフィールドで狩りを行い→肉を現地調達し→うまく焼いて→食べるという
擬似的な原始生活を体験することにより、プレイヤーはモンハン世界に生活レベルで没入できる。
上位クエストへ行かずとも、これの繰り返しだけで十分モンハンは楽しめるように出来ている。
この生活感こそがモンハンをモンハン足らしめる要素と考えると、
これこそが『ファンタシースターオンライン』や『ゴッドイーター』、『ロードオブアルカナ』と一線を画す要素であり、
初期作品はCMのオチが肉焼きだったくらいなので、モンハンの立ち役者とは、強大なモンスターでもかわいらしいマスコットでもなく、まさにこのこんがり肉と考えられるのではないだろうか。
MHWildsでは、よりジューシーそうに見えるだけでなく、一定時間体力の上限まで上がるといういにしえの秘薬のような効果が付与された。
しかも肉焼き1回で最大12個入手なので、入手性も恐ろしいことになっている。
その他の用法
『モンスターハンター4G』では、セルレギオスの刃鱗に被弾した際に発症する状態異常(裂傷状態)の解除にも使える。
ただし、凄まじいスピードで攻撃してくるセルレギオスの前でのんびり肉を食っている余裕などない。
ここは無難に、モスジャーキーか万能湯けむり玉を使うのが良いだろう。
余談
柳田理科雄氏曰く、肉のサイズとセットの形状ではどう頑張っても中まで火が通らず生焼けになり、逆に中まで火を通そうとすれば今度は表面が焦げてしまうジレンマが発生するとのこと。
また、この「こんがり肉」を実際に作ってみた者も存在するので、気になった諸氏は検索すると良いだろう(但し、肉焼きセットで上手に焼いたのではなく、作成時には何らかの手間が掛かっているので、その辺りを考慮した上で検索・閲覧することを推奨する)。
まあ、アタリハンテイ力学が存在するMH世界なので野暮な話ではあるが。