※以下、村田氏(リメイク)版最新話およびONE氏原作版におけるネタバレが含まれます。ご注意下さい。
概容
村田版ワンパンマン第95話にて、A級ヒーローのイナズマックスを一撃で倒したスイリューに対してジェノスが抱いた感想である。物語の時系列ではこれよりも後になるが、ONE版108撃目でも「これまで世に出ず目立つことのなかった実力者」たちがネオヒーローズに所属する旨をジェノスがサイタマに語っている。
この世界では、格闘家は概してヒーローに転向することを良しとしない風潮があるらしく、シルバーファングがその垣根を取り除くためにヒーローに転向して尽力してきた。
音速のソニックなど、裏社会にもヒーロー並の戦力を持つ人間は多く、ヒーロー協会は彼らとの共闘を模索していた。ネオヒーローズでは、実際に犯罪者や賞金首をメンバーに迎え入れている。村田版では、怪人協会も犯罪者や武闘家を仲間に引き入れるべく活動している。
なお、ヒーロー協会におけるS級ヒーローも、強力な戦力を持ちながらも順位に無頓着でランキング下位に埋もれていた実力者を活躍させる目的で設立された経緯がある。
人物
ボンブ
S級3位のバングの兄で、「旋風鉄斬拳」の達人。ガロウの台頭以前は弟よりも大きな道場を持っていた模様。ガロウおよび怪人協会の討伐に参戦し、ムカデ長老や育ち過ぎたポチに対して兄弟で強烈な連携攻撃を繰り出した。
スイリュー
村田版では、格闘大会「スーパーファイト」四連覇の記録を持つ天才挌闘家。戦闘描写から、S級ヒーロー並みの実力者であると推測できる。ONE版ではネオヒーローズの上位グループ「ネオリーダー」の一員として登場。バトルスーツの補助を使わずに災害レベル「鬼」の怪人を簡単に倒している事から、やはりヒーロー協会でのS級に相当する実力を備えている事になる。
剣聖会
超人的な強さを持つ伝説の剣の達人たちの寄合である。
ニチリン、アマハレ、ザンバイ、カミカゼ(アトミック侍)、ハラギリの5名が所属していた。
アクセル
戦闘に長けた民間の有志48名による私設兵団「ハンターズ」のリーダー。
災害レベル「鬼」を撃退した功績を持つハンターズに注目したヒーロー協会は、アクセルにS級ヒーローの地位を確約し全団員をヒーローとして雇う事を提示する。しかし彼はヒーロー協会を、人材と資金の浪費どころか民衆のために動いてすらいないと非難し、拒否。
そして新たなヒーロー組織「ネオヒーローズ」の存在と、ハンターズがその組織に所属することになる旨を明らかにした。
戦闘スタイルは、雷光ゲンジと同じくローラースケートを用いた高速戦と、指揮系統を活かした集団戦など。ネオヒーローズに加盟した後は、強化スーツを着用して一騎当千の戦闘力を発揮し、毒を仕込んだハンドアックスを得物にする。
- 他のメンバーは、毒を仕込んだ槍を武器にする。
ライデン
常人離れした体躯をもつ力士のみが参加できる「超相撲」において700連勝中を誇る無敵の横綱。「人知を超えた強さ」を持つと豪語され、以前からヒーロー協会が幾度かオファーするほどの実力と知名度を持つ。
所属する部屋は「ライトニング部屋」。体型はソップ型に近い。
アクセル同様にS級ヒーローの地位を提示されるも、既にネオヒーローズと契約済みであることを明らかにした。
パワータイプとしての名声は超合金クロビカリに比肩するらしく、実際に強者の怪人をプライベートでも何度か撃破したことがある模様である。また、強化スーツに頼ることに抵抗感を見せるなど、実力とそれに見合った努力を重んじる模様。
特筆すべきは彼の人格面であり、穏やかで冷静であるだけでなく、適切に人材を評価したり作戦を展開し、ぷりぷりプリズナーがトレーニングしていた囚人強化プログラムのメンバーを、捕縛対象でありながら、ぷりぷりプリズナーのヒーローとしての矜持を把握し、「現場の判断に勝るものはない」と上層部の指示を無視してぷりぷりプリズナーと囚人たちにチャンスを与えている。そのリーダーシップと男気には荒くれ者だったり強化スーツの影響で傲慢になっている者が目立つネオヒーローズの所属者たちも素直に従い、囚人たちもライデンに惚れ込みついていこうとした程である。
クロビカリとの力比べを望んだが、クロビカリが精神的に摩耗してピークを過ぎただろうことを認識し、残念がっている。それと同時に、クロビカリと同じ轍を踏まない様に心掛けている。
その他
上記よりは少数意見ながらも、S級レベルの実力や、イケメン仮面アマイマスクの審査がなければS級に昇格できるだろう実力があるのではないかと推測されることがあるキャラクターである。
バクザン
スーパーファイトを連覇した記録を持つ格闘家で、いささか不穏な言動が目に付く。スイリューを狙い、強い殺気を向ける。
ナリンキ私設部隊
彼らの素の実力を示す描写は少ないが、三剣士が認める程の実力と経験を持つことがうかがえる。