※リメイク版しか読んでいない人には軽くネタバレ記事となっていますので、閲覧にはご注意ください。
概要
ヒーロー協会に代わる新たなヒーロー活動団体。
総勢2000人を超える人材を有しており、ネオヒーローズに所属するヒーローは「ネオヒーロー」と呼ばれている。
さらには自警団“ハンターズ”リーダー・アクセルや、700連勝中の超相撲横綱・ライデン等の社会に埋もれている実力者達に加え、ヒーロー協会の優秀なプロヒーローやヒーロー協会職員へのヘッドハンティングを行い、内何名かが移籍している。
また、ヒーロー協会のノウハウを流用し怪人たちに対する対策システムや所属しているヒーローの待遇も協会よりもはるかに優れ、協会が犯したミスを反省材料とした腐敗の是正なども行われている。
そして何よりも特徴的なのが、ネオヒーロー全員に「バトルスーツ」が支給される。これにより怪人との戦闘の安定性は勿論、人材の安全も確立されている。
が、このスーツは単純な補助装甲ではなく、スーツの装着者の神経と同期して電気信号を拾い、人工筋肉が反応し装着者を強化するというものであり、裏を返せば肉体を操られているともとれる。
所属する人物
指導者
- ファジー
ネオヒーローズの実質的トップ。大予言者シババワの孫であり、彼女の予知能力と全遺産を受けつぎネオヒーローズを設立。
冷静沈着で謎の多い人物であり、部下から「新世界のリーダーになる御方」と評されてる。
ネオリーダー
現場の指揮に当たり、ネオヒーロー達を牽引する役職。各個人がかなりの実力、影響力を持っている。
ネオヒーローズ筆頭であり16歳の青年。S級1位ヒーローブラストを父に持つ。
父を超える目標と実直な正義感の持ち主。
- アクセル
自警団「ハンターズ」のリーダー。ヒーロー協会からもスカウトを受けていたが、信用できずに断っていた。
元は無免ライダーに触発されて自警団を発足したらしく、協会に不信感を抱きつつも彼個人には今も尊敬と感謝を抱いている。
ネオヒーローズの暗部を認識しつつも怪人殲滅に積極的である事は認めており、いずれは一般人にもバトルスーツを供与する事で怪人に怯える事なく人々が暮らせる世界を目指している。
- ライデン
超相撲横綱。ヒーロー協会からもスカウトを受けていた。S級ヒーロー以上の戦闘力を持つとされ、バトルスーツを身に着けずに戦う。
しかし囚人を連れて怪人駆除の奉仕活動を行うぷりぷりプリズナーをネオヒーローズからの命令で襲撃した際に彼が囚人を庇いながら、実質的に戦ってさえいない事を察し、S級ヒーローとの実力差を感じてバトルスーツを着用する。
無敗の武術家。高収入に釣られて参加。リメイク版では試着したバトルスーツがスイリュー自身のパワーに耐え切れず全壊してしまい、賠償のため泣く泣く参加。
- リュウモン
暴力団「リュウモン組」組長。過去の悪行を知るアクセルからは危険視されているが、本人は心を入れ替えたと称している。しかしA級ヒーローをだしにして噛ませ犬のように扱う等、その本性は非常に狡猾な悪党。
- ゼイダッツ
ネオヒーローズにも出資する資産家。大金を掛けた特注装備を纏って戦闘に参加。私財の全てをネオの口座に振り込みバックアップを行っている。
人気アイドル歌手。アマイマスクを超える事を目標に危険を顧みない改造手術を受けて強化人間となった。
- インフェルシネイヴ
「異世界転生教」の教祖。90万人の信奉者を持ち、世論工作を期待されている。ネオヒーローズ参加後は今まで死後の転生について教義していたのに反しサイボーク化を促すよう方針転換している。
- エー
賞金首にして注文以上に殺しすぎてるという悪評を持つ殺し屋。実質的にネオヒーローズが警察から匿っている。
元S級ヒーロー。問題改善が図られないヒーロー協会を見限って移籍。活動のなかでバトルスーツがボフォイ博士の技術によるものではないかと疑念を持つ。更にはネオヒーローズが討伐した怪人への異変もあり、彼や組織への疑念を抱いている。
元S級ヒーロー。不在時の自宅警護や猫の世話を条件に移籍。しかし持ち前の洞察力でネオヒーローズの闇に気付き、組織とはお互いに警戒しあっている。
元S級ヒーロー。人間怪人ガロウとの戦いで挫折しヒーローを引退。育成施設を備えるネオヒーローズで後進の指導に当たる。
ネオヒーロー
総員約2000人。装備するバトルスーツにより、それぞれがA級ヒーローを凌ぐ戦闘力を持つ。
- マースレイオ
デスボクシング暫定王者。ネオリーダーの候補だった。
- ココウ
サイボーグファイト元機闘士。マースレイオ同様ネオリーダーの候補だった。
- ネオ微炭酸BOYS
7人組男性アイドルグループ。アマイマスクと同じ事務所の後輩。元はメンバーにC級ヒーローチェリオン、ファンタスを含む「微炭酸BOYS」だったが、全員がネオヒーローになった。
これらの他にもアクセルやリュウモンが組織する人材に加え、ヒーロー協会から移籍した元プロヒーロー達も在籍している。
職員
- マッコイ
ネオヒーローズ幹部にして、元ヒーロー協会第2オペレーション室長。自らの保身のために移籍していたが徐々にネオヒーローズの負の面に気づき始める。
ネオヒーローズ本部警備担当。
2人しか存在しない警備兵だけあり、かなりの実力者のようで、その戦闘力は身体改造にある模様。
かつては傭兵だったらしいが……。
- デストロ
エリミン同様警備担当。同じく元傭兵で、ウェビギャザ以上の身体改造を行っており、S級ヒーローにも匹敵し得る戦闘能力を持つ。
活動内容
ヒーロー協会同様、怪人災害の対応が主であり、ネオリーダーが数十名のネオヒーロー達を牽引し怪人駆除を行う。
怪人勃発からの対処が非常に迅速かつ的確で、プロヒーローやヒーロー協会も目を見張る程。
また、所属ヒーローの安全が第一優先で、決して無理な対処は求めない他、賃金がヒーロー協会以上等、福利厚生も充実している。
活躍
活動開始後レベル鬼や竜の怪人の被害を最小限に収めつつ倒す活躍を見せ、リーダーであるブルーは救世主扱いされるほどの称賛を集める。旗揚げ直後であるにもかかわらず世論もネオヒーローを頼りはじめ、ヒーロー協会に所属するプロヒーローもネオヒーローズに感謝と尊敬を念を持つ者が出るほどの信用を得ることとなった。
…が、話が進むにつれ
「サイボーグ手術で治療した人物が野心や覇気を無くすほど変貌し、それに不信感を抱いた金属バットを従順なサイボーグに改造することを目論む」、「賞金首や囚人、ヒーロー狩りを襲撃し、サイボーグ人形の素体として回収しようとする」、
など、腐敗したヒーロー協会以上に黒い…というより悪の組織の所業に等しい行動を起こし始める。
また交戦したソニックの「ネオヒーローが装備するバトルスーツと似た奴と相手にしたことがある」というセリフや機械的技術に長けてることから、度々物語に登場した機神を率いる組織やジェノスの因縁の相手である狂サイボーグと何か関係があるのでは?という疑惑も出始めてる。
そして遂に……。
ONE版ネタバレ
141話にて機神シリーズがクセーノ博士の自宅を襲撃、博士を殺害してしまう。
ちょうど博士の元を訪れ、強化改造を受けていたジェノスによって機神らは殲滅されたのだが、
その直後である142話にて、所属不明のロボット軍団がA市を突如襲撃、侵攻する大事件が発生した。
ロボット軍団の性能は凄まじく、サイタマや強化ジェノス、音速のソニック、怪人アマイマスクといった規格外を除けば在野のプロヒーローたちに勝ち目はなかった。
S級ヒーローのタンクトップマスターやぷりぷりプリズナーですら苦戦を強いられる絶望的な状況の中でも、市民のため、守るべき人々のために戦う協会のヒーローたち。
やがてそこにネオヒーロー達が駆けつけると、主に彼らの活躍によって戦況は呆気ないほどに好転し、ロボット軍団は瞬く間に撃破されていくのであった。
そうして、凡そのロボットが倒され、事態の収束が見えて来た頃、突如として異変が起きた。
なんと突然ネオヒーロー各員がバトルスーツに乗っ取られ、周囲のヒーローや味方を襲い始めたのだ。
突如として発生したこの異変に、誰もが事態を把握できないまま戦場は混沌を極めていく……