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スイリュー

すいりゅー

「ワンパンマン」に登場するキャラクター、もしくは風のクロノアの登場人物。
目次 [非表示]

CV:松風雅也

概要

褐色黒髪の青年。身長はサイタマと比較するに185cm〜190cmの間。過去に格闘大会「スーパーファイト」に出場し、4連覇を果たした若きレジェンド。その後3年間遊び歩き、「強い奴と遊ぶ」ことと賞金を目的として第22回スーパーファイトに再び姿を現す。その経歴から、同じく連覇経験を持つバクザンに狙われているが、スイリュー自身はウルフマスクに成りすまして出場した前大会の優勝者と戦いたがっていた。


負傷したチャランコに代わり、大会に替え玉出場していたサイタマが実力者であることを見抜き、関心を寄せる。


性格

なんとなく楽しく生きるをモットーにし、事あるごとにかわいい女の子に声をかけ、修行時代から女の子と遊び歩いていたと語る、ポジティブ遊び人。しかしその根底には自分の強さに対する絶対的自信と、武術家としてのプライドを持つ。裏返せば才ある者故の傲慢さが目立つ人物であり、他者を見下す態度が鼻につく男である。


またヒーローに対しては嘲笑にも似た冷めた意見を持ち、「生き残る人間は勝手に生き残るし、弱い生き物は淘汰されていくのが自然の摂理」「その場しのぎで平和を演出したところで世界は大して変わらない」等、自分より弱いにもかかわらず命がけの戦いを繰り返すヒーローを尊敬するどころか馬鹿にしている。


しかし、身勝手ながらも悪い人間というわけでもなく、怪人の襲来に際しては(実質的敗北の憂さ晴らしとはいえ)率先して怪人化した格闘家と戦い、ブサイクになりたくないという理由で怪人細胞を突っ返し、観客が全員逃げるまでバクザンに命乞いもせず抵抗を止めなかった。軽薄ではあるが根性無しではない男と言える。


戦闘能力

スイリュー

「冥躰拳」の使い手。自分の強さを才能だと語り、ここ数年は何の訓練もしていない様子。

A級19位ヒーローのマックス(イナズマックス)と37位のスネックを一撃で破り、ジェノスから「かなりやるようだな」と評されている。決勝戦や怪人との戦いで見せた本気の身体能力と破壊規模から推測するに、S級ヒーローに匹敵する実力者である。空に大穴を開けるエネルギーを蹴りで弾き飛ばし、本気の戦闘を行えば複数人に分身してるかのように見えるほどの速さで殴り合う。


冥躰空龍拳

宙に舞い相手に打撃を加え、その勢いで回転しさらなる連撃を浴びせかける。そのあまりの回転力は空中浮遊を可能とし、サイタマにはカッコいいと評された。


冥躰震虎拳

地に足を打ち込み、重さの増した拳で相手のボディにアッパーを加える。大型トラックも粉砕する威力。


冥躰鳳昇拳

拳に強力な螺旋回転を加えた正拳突き。


活躍

サイタマがチャランコのフリをして出場した第22回大会において、3年ぶりに出場。一撃でザッコスを倒した事からサイタマの実力を見抜き、決勝の相手と見定め、それまでの試合を全て一撃で終わらせ、決勝でサイタマと激突する。


序盤は寸止めで様子を窺い、自分の「賞金目当てと強いやつといい試合をして楽しみたい」という理由とサイタマの「武術を体験したい」という理由をすり合わせ、「武術を体験させてやる代わりに頑張って俺を楽しませてくれ」と、足技のみだが本格的に攻め立てる。


しかし、途中でアドバイスと称し「現実にヒーローなんか存在しない」「立派な志崇高な思想高尚な倫理観ヒーロー的な正義感、俺の求めてる楽しい人生にはどれも必要ない。むしろ退屈のもとになる不純物」と語ったことでサイタマを怒らせ「楽しむのが目的だったら、それ以上強くならないほうがいいぜ」というセリフと共に放たれた普通のパンチに『』を予期し、寸止めの余波で上半身の服をふっとばされた。


サイタマがカツラの着用がバレて失格、優勝が決定してもなお本番と称して本気で襲いかかり、舞台をボロボロにする程の猛攻を加えるも、自身の奥義を喰らいまくったサイタマが出した結論は「武術とはなんか動きがかっこいいもの」という浅すぎるものだった。激昂したスイリューはサイタマに飛び掛かるが、寸前のスイリューの動きを真似たサイタマがくるくると回った際に偶然尻が当たってしまい、吹き飛ばされて場外の壁へ激突。

サイタマは失格していたため優勝はしたものの、実質的な敗北を認めてしまう。



その後、閉会式に現れたゴウケツの手で怪人化した出場選手と憂さ晴らしの目的もあり交戦。彼らを倒したことでゴウケツから目をかけられるが「あんたみたいなブサイクになるのはゴメン」として拒絶し攻撃を仕掛ける。しかし、災害レベル「竜」の中でも屈指の実力を持つゴウケツにはまるで及ばず、散々に痛めつけられ、怪人化したゴウケツの弟子である三羽ガラスの餌にされそうになる。

そこに、最初にゴウケツに吹っ飛ばされたにもかかわらずヒーローのコスチュームに着替えたイナズマックスとスネックが駆けつける。三人の連携で三羽ガラスを倒し、急いで逃げようとするが、実力では自分に劣るイナズマックスとスネックが自分を逃がすために少しでも時間を稼ごうとするのを見て「怖くないのか!?」と驚きつつも、ゴウケツに対する恐怖には抗えず全力で逃げ出す。しかし、スタジアムを飛び越えようとした所で多量の怪人細胞に適合したバクザンが現れ、徹底的に叩きのめされてしまう。


ゴウケツが去った後もバクザンに手足を折られる等、執拗に痛めつけられ、絶体絶命の状況に陥ったスイリューはプライドをかなぐり捨てて必死の叫びで助けを求める。

あれだけ馬鹿にしていたヒーローに縋る程追い詰められたことで「その場しのぎでもいいから立ち上がってほしい。どんなにか細くても希望が欲しい」と乞い願った所、異変を感じ取ったサイタマがヒーローの姿で舞い戻り、バクザンを一撃で葬り去ったことで命を救われる。

その後、サイタマにこの場を去ったゴウケツの危険性を警告するが、サイタマが話を聞くなり即行で後を追おうとしたため「恩人を見殺しにできない」と引き留めようとする。それでもサイタマが去ってしまったことで「本物のヒーローの姿を見たのに」と悔いていたところ、激しい戦闘音に続く一発の轟音の後に眼の前に吹っ飛ばされてきたゴウケツの頭と、何事もなかったように無傷で口止めに戻ってきたサイタマの姿を見て、ようやくサイタマの青天井な強さを理解し思わず笑い出す。


ヒーローという存在の大きさを知ったスイリューは「俺もヒーローになれるかな」とサイタマに尋ね、「俺がなれたんだから誰でもなれんじゃねーの?」と返した彼に最後に「弟子にしてくれないか?」と頼むものの、「絶対に断る」とフッと笑ってはねられたのだった。


その後は重傷を負っていたため、病院にて再登場する。怪我を押して戦場に向かうヒーロー達に続こうとするニガムシら武道家たちに、ヒーロー達の真の強さは「心の強さ」であり、自分たちにはそれが足りていないことを教え、彼らを諌めるというかつては見下していたヒーロー達を評価する姿勢を見せた。そして、「身体も心もヒーローになりたい」という新たな目標ができたことを話すのだった。


原作版

リメイク版で追加されたエピソードで登場した人物で原作版には未登場だったが、第124話で初登場した。

新たに立ち上げられたヒーロー団体「ネオヒーローズ」に参加し、元S級ヒーロー達と並んで指揮権の与えられるネオリーダーに任命されている。


132撃目ではサイボーグ手術によりネオヒーローズの戦力とするため犯罪者を収容することに加担しており、部下を率いてヒーロー狩りを襲撃する。彼の祖父であるスイチョーはバングの旧友であり、その縁でガロウの事も知っていた。

ネオヒーローズから支給されたバトルスーツの性能も込みでガロウの防御を突破する攻撃力を見せた(やはりS級ヒーローに匹敵する実力はあると思われる)ものの、スーツが暴走して動けなくなった上にガロウを倒すには至らず、彼に見逃されて命拾いする。


ヒーローは楽に稼げる仕事と考えていたが、一般市民を守ることに対しては真摯に取り組んでいる。ただし、戦いの余波で市民の財産に被害も与えており、かつてのガロウには嫌われそうなヒーロー像とも言える。

ヒーロー狩りの実力を思い知ったことでヒーローも楽な仕事ではないかも知れないと思い直し、ヒーロー名簿に登録された誰か(恐らくは妹のスイコ)の身を案じることになる。


余談

21歳のマックスに対して「君付け」、37歳のスネックに対して「さん付け」で話しかけていることや外見から、スイリューの年齢は20代半ばであると推測できる。


関連タグ

社会に埋もれている実力者達 ワンパンマン スイコ(ワンパンマン)


風のクロノアのスイリュー

「風のクロノアG2」の登場人物、大会の優勝候補として登場する。実は警察で主催者のガーレンを捕まえるために潜入捜査していた。

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