概要
怪人協会が自陣の戦力確保に用いている物体であり、外見は赤紫の脈打つ肉塊という不気味な代物。若干ながら意思があるらしく、ソニックに調理された細胞は調理器具を持ったソニックに対し「焼かないで」とジェスチャーで訴えている。
ギョロギョロが作り出したらしく、ファンの間では怪人協会のボスの体の一部とも言われていたが、後にオロチの細胞を培養して作られたものだと判明した
効果
怪人細胞を食べると、人間が怪人になり、人間だった頃に比べて災害レベルが一段階上がる程のパワーアップを果たす。ただし、自分の意志で摂取しないと意味がない上に意志の弱いものが怪人化すると自我を失う恐れもあり、更に複数の怪人細胞を取り込むと怪人化できず死ぬ危険性がある。その場合、もし適合できれば細胞一つの場合よりパワーアップできるらしい。
怪人細胞は、強い人間が食べたほうが強い怪人になる(ギョロギョロいわく「食べた個体に見合った成長しか望めない」)ため、ゴウケツは武道会場を狙った。
しかし、その効果を発揮させるには「生で」「一息に」摂取する必要があり、「得体の知れない生肉をそのまま食える訳が無い」と薄切りにしたうえフランベにして優雅に食した音速のソニックはビックリする程腹を壊してしまい、怪人化はしなかった(本人は「腐っていたから」と判断し、その事に文句を言われたウィンドとフレイムは「は?新鮮だったが」と反論していた)。
ただ、無理矢理な怪人化であるためか、元々素質があった者はともかく、精神のタガが外れにくい者がいるようで、怪人化直後の興奮状態を脱した後は平常の精神に戻るものもおり、怪人細胞を食べ今もまだ生きている者は、ヒーロー協会に捕獲され秘密裏に分離実験を行われている。
怪人に堕ちきってしまっている者はバイタルが不安定になり施術が中断されるほどに酷く衰弱し失神するにもかかわらず、ハム吉は失神せず、「子供達が見ているのに自分から怪人になった。子供達にあわせる顔がない」と自分から拘束台に乗って再施術を懇願し、分離自体は失敗したものの、バイタルが安定しており他の者より長く施術を受けることができていた。
- そもそも、ハム吉や他の何人かの格闘家は、ゴウケツに脅迫されなければそもそも怪人化することを選んでいなかったと思われる。
これを見ていたブラストは「(怪人と人間の境目の)カギは精神性」と予測していた(似た事例としてバングも怪人協会本部で弩Sに洗脳されていた者達が、正気に戻った途端怪人化しかけていた状態から多少名残が残っているとはいえ一気に人間に戻ったのを目撃していた)
怪人細胞を食べた人物
- ゴウケツ:サイタマにワンパンされた。
- バクザン:サイタマにワンパンされた。
- チョゼ:スイリューに倒された。
- ハラギリ:アトミック侍に細切れにされた。
- 音速のソニック:上記の通り腹を壊した。あまりにも出しすぎたせいか早くなったのを実感するほど軽くなったらしい
- 疾風のウィンド:閃光のフラッシュに倒された(ただし後に転生フェニックス男の能力の影響で蘇生)。
- 業火のフレイム:閃光のフラッシュに倒された(ただし後に転生フェニックス男の能力の影響で蘇生)。
主人公が一種の舞台装置であるため、ヴィランと化した面子のほとんどが最終的に撃破されるなど、一種の死亡フラグとも言える。
関連タグ
ガイアメモリ ゾディアーツスイッチ ロストフルボトル・・・・・これを連想した方も多いと思われる。