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「サイタマ! 次に会った時がお前の最期だ!」

「究極の忍術で確実に仕留める!」

「この音速のソニックがな!」

「おのれサイタマァァァァ!!!!」(自爆)

あばッふッ

プロフィール

職業
戦闘スタイル
  • 忍術
  • 暗殺術
  • 高速戦闘術
得物
  • 刀やクナイや煙幕などの伝統的な忍者の武器
  • ハイテク機器を搭載した手裏剣などの武器
CV

概要

25歳。暗殺から用心棒まで何でも請け負う、自称最強の忍者。S級賞金首。

自らのスピードに誇りと自信を持っている。

ハンマーヘッドと交戦した際、桃源団と勘違いしサイタマを襲撃するも速さに対応され、股間を殴られて屈辱的な敗北を喫した。

サイタマに復讐するために執拗に付け狙うが、すべて返り討ちにあっている(そもそも本人も気づかないうちに(或いは記憶に止めないほどあっさりと)撃退していることの方が多いらしく、サイタマの認識では3、4回。ジェノスの記憶では6回とされているが、ソニック本人の記憶では16回敗れている)。

サイタマに「関節のパニック」と名前を間違えられたことがある。

またジェノスには「”頭痛が痛い”みたいな名前」・「音速のソニック(笑)」・「執念深い厄介なストーカー」・「音速の残念忍者」等と言われている。

ちなみに『音速』と『ソニック』で名前と二つ名が完全に被っているが(だからこそ『頭痛が痛い』みたいな名前」と言われるのだが)。他にも「疾風のウィンド」・「業火のフレイム」・「閃光のフラッシュ」といった具合に似たような感じの人物が結構存在する。詳しくはこちら

人物

原作者ONE氏のイメージでは「速いニート」であり、リメイク版の村田雄介氏のイメージは「猫」だとされる。

裏社会に生きる忍者らしく冷徹な性格をしており、パワードスーツを装着しているとはいえ普通の人間の1団である桃源団をなんの躊躇もなく頭や首を跳ね飛ばして惨殺したり、市街地で戦闘を行い大勢の一般人を巻き込むような行為も平然と行う。

また強者に対して自分の技を試すことに悦びを感じる生粋の戦闘狂であり、しばしば戦いの中で歪んだ笑みを浮かべる。とある一件でサイタマと交戦、アクシデントによる金的で敗北・撤退した。

以降は彼を付け狙うようになり、何かとあらば勝負を挑むようになった。そのためジェノスとの関係は最悪であり、一度サイタマの家の前で大ゲンカした。

もちろんサイタマも鬱陶しがっているが、リベンジを誓うソニックに向かって「頑張れ」と言ってしまっているため、一概にソニックのみを責めることはできない。

幼いころから戦闘に生きていたためか、ONE氏原案のOVAでは「マタギ」の単語の意味を知らなかったりと、一般常識に疎い一面が垣間見える。

その一方で、「得体の知れない生肉をそのまま食える訳が無い」と変な所で常識はあり怪人細胞を調理して食べていた(その後、腹を壊して2キロ痩せた)。どうやら料理は慣れている模様で、一見するとかなりの腕前を持つと思われる。

また、ヒーロー協会が「地球がヤバい予言」対策に犯罪者を集めた際には、配られてもいない資料を既に入手。話の内容を進行役そっちのけで要約するなど、忍者らしく隠密活動・情報収集も得意であるらしい。

「正義ごっこなどしてる連中では本物の強敵には勝てない」「何も守ることはできない」 など、ヒーローや正義に対し何かしら思うところがある模様。またサイタマがヒーローをやっていることに対しても「くだらない」と発言している。

戦闘能力

非常に高速な動きを持ち味とし、S級ヒーローにも匹敵する実力を持つ。その高速移動は名前の通り音速に迫り、衝撃波をも発することができるらしい。

しかもその動きは直線的ではなく、卓越した技術と特殊な歩法により非常に変則的。多彩な暗器を絡めたバリエーション豊かな攻撃も油断ならず、総じて並のヒーローや怪人では苦戦は必至。

そのスピード故に強力な敵の攻撃も避けることができるが、相手が並外れた耐久力を持っていた場合、お互い攻めあぐねて勝負がつかない。また、多くの技が武器を用いたものであるため、生身の状態では攻め手に欠ける。

  • 風刃脚

体を縦回転させて放つ蹴り。加速してから踵落としの要領で繰り出したり、連続で蹴撃を叩き込んだりと、いくらかパターンがある(因みにフラッシュもこの技を使う) 。

  • 爆裂手裏剣

爆発を起こす手裏剣を放つ。

  • 爆裂手裏剣 殺戮乱陣

爆裂手裏剣を周囲に散らし広範囲を爆撃する。

  • 煙幕手裏剣

ヒーロー大全収録の番外編「キャッチ&スマッシュ」にて使用。煙幕を噴射する手裏剣を放ち、相手の視界を奪う。

  • ホーミング爆裂手裏剣

高速追尾する手裏剣を放つ。逃げ切るのは不可能。

  • 四影葬

特殊な歩行技術と超高速な身のこなしによって4つの残像を発生させる。 所謂分身の術。捕捉機能などが搭載されているはずのジェノスが反応できないなど、完成度は高い。

  • 十影葬

10つの残像を発生させる。サイタマを殺すために編み出した究極奥義。

  • 散閃斬

四影葬の中で使われかけた。サイタマが妨害したためどのような技か不明。

  • 爆裂手裏剣 猛襲陣

爆裂手裏剣を自身の周囲に散らし、それを楔形手裏剣で弾き飛ばし相手に打ち込む。

  • 二影葬

2つの残像を発生させる。

  • 音速重連拳

二人に分身した後に、拳による変則的な連撃を叩き込む。

  • 音速放雷拳

電気を纏った打撃。本人の超高速移動も併せて29人の敵を軽く触れた程度で一掃した。

どうやら"あの御方"の秘伝書によって習得した特技の模様。

なお、技名は無いようだがサイタマのマジ反復横跳びを模倣した芸当も披露している。

容姿

原作版(左)とリメイク版(右)

細身の肉体に黒基調の忍装束を纏い、黒い髪と色素の薄い瞳を持つ青年。目の下には紫のラインが引かれ、よく忍者刀を携えている。

原作とリメイク版で服装がやや異なっており、リメイク版は髪を結い、紫のマフラーを着用している。ONE氏はこの変更について「いいデザインになった」と述べている。

リメイク版にて(原作版の四十九撃目にあたる)ジェノスと交戦した際、ジェノスにマフラーと結った髪を裂かれ、原作の服装に近づいた。

この展開はリメイクにあたってかねてから構想されていたものだった。

因みに目の下の模様はファンブック・ヒーロー大全にて外出の際に毎回書いているものであることが明かされた。ONE氏曰く、『アイシールド21』を参考にした個性付けとのことである。

性別は、股間を殴られて苦しむ描写の通りである(ギャグ抜きなら女でも大変だが)。

しかし、リメイク版では長髪を結い上げた髪型になっており、また筋肉質ながら女性的な曲線が多い体型のため、初見では女性と思い込む読者が続出した。

ニンニン」と書かれた私服を持っている。

リメイク版では凝ったデザインになっており、ブラックレターフォントの文字の形が「ニンニン」になっている。アニメの方ではさらにデザインが変わっており、こちらはブロック模様のような「ニンニン」となっている。

人物関係

S級ヒーロー閃光のフラッシュとは名前が似ており、また同名の技を使う。超スピードを活かした戦法、自身の技量に対する自信のある言動など、色々と共通点は多い。

現時点でその関係は不明だが、ONE氏は「ソニックとフラッシュにはつながりがある

と発言している。また前述したセリフのように、プロヒーローにこだわりのあるフラッシュの思想を否定しているともとれる言葉を発している(因みにこの発言が出たのはフラッシュとは関係のない場面である)。

後にリメイク版95話にて、閃光のフラッシュとは同郷の同期であることが判明した。通称「終わりの44期」。

フラッシュが過去に「終わりの44期事件」なるものを引き起こし、ソニックが唯一の生き残りとなったことから、2人の間には浅からぬ因縁があるものと思われる。

過去

リメイク版にて何度かその過去が示唆されてきたが、原作115話にて遂に過去が語られた。閃光のフラッシュの口から

彼ら二人の出身は忍者の里。孤児を集めて収容し、過酷すぎる訓練の末に暗殺者として出荷する工場だった。その一員だったフラッシュはいつしか落ちこぼれの演技を始め、より厳しい訓練に自ら身を投じていた。

そんな中フラッシュに話しかけてきたのが、同じく落ちこぼれとして評価されていたソニックだった。フラッシュは外部から拾われてきた子供であったため、外の世界の記憶が自我を保たせていた。そしてソニックは里で生まれた身だったが、生まれながらの強い心により支配を免れていた。

ソニックは自分にはメリットもないのにフラッシュに助言を続け、またフラッシュの方も、訓練で鈍った感覚を取り戻すために彼と会話を続けた。彼らは日々課せられる過酷な訓練の合間に、周囲の目を盗んで独自に訓練に励んでいた。

そんな中、ソニックはフラッシュに自身の思惑を伝えた。それは里を乗っ取り、最悪の支配体制を撤廃すること。更に、

「俺達と同じ境遇の孤児達をもっと自由に伸び伸びと育てるんだ」

「暗殺術なんて人殺し以外じゃ役に立たない」

「俺が思うに本当に価値のあるものは…」

「自分の人生を自由に生きる力だ」

と、現在の彼からは想像もつかない夢を語った。彼がフラッシュに協力的だったのは、自分と同じような目をしていたこと、そして夢の実現のための力を得るためだった。

しかしフラッシュは内に秘めた激しい正義感により、卒業試験時に施設の関係者や同期生を惨殺。里は壊滅し、これがリメイク版で語られた「終わりの44期事件」だった。ソニックが語るところでは更にフラッシュが去った後、戦力がガタ落ちした里へ検定の日を狙ったブラストが現れ、後輩たちにも容赦なく戦ったという。

その後フラッシュはヒーローとして活動を始めたが、自らの夢を実現することができなくなったソニックは、外の世界で暗殺を生業とする他なくなっていた。そしてソニックは「ヒーローなんてそもそも人間の身の丈にあっていない」「名乗るに足る器を持っている者などいない」と語り、正義に失望するに至った。

因みにフラッシュはソニックのことも殺そうと考えていた。しかし他の関係者のような殺害方法とは違い、毒殺によって楽に死なせようとしたらしい。しかし過酷な環境下で耐性のついたソニックは、生死の境を彷徨いながらも結局生き永らえてしまったという。

以上の経緯から二人には中々の因縁があり、114話で偶然再会した際も互いに驚いた顔をしていた。

その後紆余曲折あって二人は一騎打ちをすることになる。戦闘の中でもフラッシュは余裕を崩さなかったが、ソニックは彼に一撃を喰らわせたり、絶技・閃光脚を防ぎ切るなどの活躍を見せる。その成長ぶりにはフラッシュも素直に称賛していた。

余談

・ONE氏原作版では49撃目から長い間出番が途絶えていたが、リメイク版の番外編「キャッチ&スマッシュ」(ヒーロー大全収録)にて健在である姿が描かれた。

第2回原作版人気投票(ネタバレ注意)でONE氏が「もう出ません」と書いたことにより出番を心配されたこともあったが、ONE氏は「『もう出ません』はネタ」とニコニコ生放送にて言及している。

そしてその言葉通り原作版百四撃目にて3~4年ぶりに再登場を果たした。

・ONE氏曰く、ジェノスとの実力は互角(決着がつかない)。理由はソニックの攻撃ではジェノスにダメージが与えられず、ジェノスの攻撃は素早いソニックに当たらないため。

TVアニメ『ワンパンマン』第2期 PV第1弾により、

だと判明した。

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