プロフィール
概要
S級4位のヒーロー。
「ハードボイルドの人情派」を自称しており、ヒーローネームの通り、侍のような風貌にマントを羽織っている。
37歳だが「おっさん」と呼ばれると否定する。
人物
同業者はシルバーファングをはじめ強者しか認めない主義で、B級のサイタマが握手を求めた際は拒否し、「S級まで上がってきたときに改めて挨拶する」と発言している。
また、実際に相手の実力に触れていない限りは名声や評判などを信用しない性格で、アマイマスクの実力を内心見くびっていたり、キングの「据え物斬り」を見るまでは本当に強いのか疑問を抱いていた。
実力
剣聖会の出身であり、音速を遙かに超える剣戟を扱うハラギリのさらに上を行く、神速の剣戟の使い手の超一流の剣士であり、作中ではレーザーや弾丸よりも速く動ける事が示唆される場面が何度か見られた。また、怪人協会との決戦では、(3日間以上寝ていないとされる童帝にも言えるが)三剣士と共に怪人の討伐のためにかなりの戦闘を行っていたとされ、その状態からほとんど休息もとらずにZ市での作戦に参加していた。
剣の技術も当然ながら凄まじく、大抵の相手には斬る動作を気付かせない程の剣速であり、作中で斬ることのできなかった描写が殆ど無く、また口に咥えている楊枝で雑兵の怪人程度であれば易々とバラバラにしてしまう。
しかし戦闘手段は剣術のみのため、バングと同じく物理攻撃の効きづらい再生能力・分裂能力を持つ怪人とは相性が悪く、凄まじい身体能力を有するのだが、万が一でも刀を紛失すれば戦闘手段を失ってしまう。閃光のフラッシュとは異なり、これまで身体能力を活かした徒手格闘を披露した場面はない。
とは言え、原作ではエビル天然水の攻撃を全弾回避しており、身体能力はかなり高い模様。
リメイク版では、剣聖会がその行方を捜索している伝説の精神感応剣「日輪」に認められた事により、ホームレス帝の光弾を捌いたり、黄金精子の12兆体分の強度を誇る右腕を切断する等、一時的とはいえ凄まじい実力を見せた。
怪人協会との決戦の後には、日輪の対となる「月輪」の探索をすることになる。
技
- アトミック斬
無数の斬撃を浴びせて敵を細切れにする。『ヒーロー大全』によると、一秒間に100発を超える斬撃を放ち、その一撃は原子をも寸断し、破壊力は戦術核にも匹敵するとのこと。
- アトミック一文字斬
リメイク版で使用。アトミック斬で放つ無数の斬撃をただ一刀に束ねて放つ。
剣士が苦手とする分裂タイプの怪人を倒すために生み出された技で、斬撃の範囲が極端に狭くなる弱点があるがその代わりミクロサイズまで切り刻むことができ、分裂できなくなるほどまで切り刻むことが出来る。
- アトミック集中斬
リメイク版で使用。
斬撃を一点にフォーカスすることで、黒い精子の分裂能力に対抗した技。
ただし、腕への負担が大きいらしく乱発はできないのがデメリットである。
※後の修正では登場しなかった。
- 飛空剣
リメイク版にて使用。
大規模な鎌鼬を斬撃として飛ばす遠距離攻撃である。オカマイタチの得意技であり、ブシドリルですら「神業」と称するほどの習得の難易度を持つ。
弟子
弟子に「三剣士」と呼ばれるイアイアン(A級2位)、オカマイタチ(A級3位)、ブシドリル(A級4位)の三人がいる。ちなみに、ブシドリルは同い年。三人とも実力はかなり高く、S級ヒーローに匹敵する程とされる。
弟子想いであり、シルバーファングがS級のジェノスの他にもB級のサイタマをS級の会議に連れて来た折には彼が二人に武術を教えようとしていると見て、自分の弟子達の良きライバルになる事を期待していた。
またメルザルガルドと交戦した折には、自分に構わず退く様にとの弟子イアイアンの言葉を無視して、弟子を隻腕にしたメルザルガルドを激昂しながら細断してその元に駆けつけたばかりか、剣士生命が危ぶまれる負傷を負ったイアイアンの剣の道をまだ終わらせないと述べている。
活躍
「地球の危機」を伝える緊急集会や、怪人協会への討伐隊に参加している。
推定災害レベル「竜」はあるであろうメルザルガルドと交戦。
バング、金属バット、ぷりぷりプリズナー達との共闘であったが、斬撃が効かない相手でも一切動じる事なく渡り合っていた。
しかし、怪人協会では黒い精子、リメイク版ではエビル天然水、Gブサイク大総統など斬撃に耐性がある敵と鉢合わせてばかりであり、今一つ実力を発揮出来ないのが惜しまれる。